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13】疲れて早く寝てしまったら④【完結】
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13】疲れて早く寝てしまったら④
見られてしまった。隠していた自身の下半身が、ナイトが毛布を剝ぎ取ったせいでバレてしまった。不自然に内股にし、更には閉じた脚を開かれ。
「勃起してるじゃないですか」
「これは……っ」
勃起している。改めて言われてしまうと恥ずかしい。だが、それ以外にない。性的な興奮を示すソレを指摘され、私は何も反論できず。ただ言えることと言えば一つだけ。
「だって……貴方が……ナイトが私にキスなんかするから……!」
そうだ。全部ナイトのせいなのだ。
「その通りです。俺のせいです。だから……」
「ぇ……、あ……!?」
「ここから先も、全部俺のせいです」
開かれた脚の間に、身体を入り込ませ。私が脚を閉じれないようにしたナイト。そのまま、あろうことか私の下半身に触れた。
なでっ……ギュッ……。なでっ……なでっ……♡
「んっ……!♡」
(下半身に触れるだなんて……!)
「こんなに勃起して、俺のキス。気持ちが良かったですか?」
「し……知らな……っ゛! ぁ、あ……♡そんなところ、触らないっ、で……っ♡」
「大丈夫です。今日は最後までしないので。ちょっとアラン様の厭らしい姿が見たいなってだけで」
「やっ……っ゛……♡」
なでっ♡ ギュッ♡ ギュッ……!♡
ペニスを握られ、時折撫でられ。ゆっくりと圧が陰茎全体にかかっていく。下着の中は濡れていて、これ以上握られれば下着が濡れているのがナイトにバレてしまうかもしれない。
「やだっ……っ゛♡ 離して、下さ……っ゛」
「アラン様は、一人でこういうことしないんですか? ほら、色々溜まるでしょう?」
そんなデリケートなことを、どうして淫魔相手に答えなければいけないのか。思わず下唇を噛んで、言うものかと首をイヤイヤと左右に振れば、クスリと笑われてしまった。私ばかりがナイトの。淫魔の手の平で転がされていて、悔しい。
「ふーん。俺には、教えたくないですか……」
変わらず一人穏やかな口調ながら、その手が突然強く私のペニスを握った。
ギュッ~~~~ッ!♡♡♡♡
「んぁ゛っ!? ぁ、あ゛、あ゛~~~~っ♡♡♡♡」
ビュククククッ……!♡♡♡♡
ギシッ、とベッドを軋ませて私の悲鳴にも似た声が部屋に響いた。それから、聞きたくない音。ビュクリと、衣服の中でナニかが吹き出す音が聞こえた。それから、じんわりと下半身の一部分が色を変えていくのが灯りで見えてしまった。粗相をし尿を漏らしたわけじゃない。そんなに濡れていない。濡れているのは、ごく一部の、ナイトに握られているペニス。
「アラン様、イッちゃいました?」
ねぇ? と私と視線を合わせるように、顔を近づけるナイト。
「ぇ……、ぁ……?♡」
────かぷっ……レロォッ……♡
そのまま私の半開きの唇を甘噛みして、舌先で舐めた。
「アラン様。夜は長く、俺たちには一日と言わず時間はたっぷりあります。俺は貴方の使い魔なので、ちゃんと面倒見て下さいね?♡」
そのナイトの発言に、私は淫魔に好意を向けられている不味さにようやく気付き。だが同時に、どこか期待している私がいて。
(ああ、どうしよう)
仕える神よりも、下手をしたらこの淫魔に私の心も身体も支配されてしまうかもしれない。そんな予感がしていた。
■朝起きたら、淫魔がどういうわけか神父の私の使い魔になっていた(どうして)■
これから私とナイトがどうなるのか? それはきっと、神しか知らないだろう。
*******
更新しました
むた、伸び悩みだったので早めに完結させました。
余談ですが、少しずつえっっっなことに慣れてく感じです
お気に入り・エール・イイネほか有難うございました!
見られてしまった。隠していた自身の下半身が、ナイトが毛布を剝ぎ取ったせいでバレてしまった。不自然に内股にし、更には閉じた脚を開かれ。
「勃起してるじゃないですか」
「これは……っ」
勃起している。改めて言われてしまうと恥ずかしい。だが、それ以外にない。性的な興奮を示すソレを指摘され、私は何も反論できず。ただ言えることと言えば一つだけ。
「だって……貴方が……ナイトが私にキスなんかするから……!」
そうだ。全部ナイトのせいなのだ。
「その通りです。俺のせいです。だから……」
「ぇ……、あ……!?」
「ここから先も、全部俺のせいです」
開かれた脚の間に、身体を入り込ませ。私が脚を閉じれないようにしたナイト。そのまま、あろうことか私の下半身に触れた。
なでっ……ギュッ……。なでっ……なでっ……♡
「んっ……!♡」
(下半身に触れるだなんて……!)
「こんなに勃起して、俺のキス。気持ちが良かったですか?」
「し……知らな……っ゛! ぁ、あ……♡そんなところ、触らないっ、で……っ♡」
「大丈夫です。今日は最後までしないので。ちょっとアラン様の厭らしい姿が見たいなってだけで」
「やっ……っ゛……♡」
なでっ♡ ギュッ♡ ギュッ……!♡
ペニスを握られ、時折撫でられ。ゆっくりと圧が陰茎全体にかかっていく。下着の中は濡れていて、これ以上握られれば下着が濡れているのがナイトにバレてしまうかもしれない。
「やだっ……っ゛♡ 離して、下さ……っ゛」
「アラン様は、一人でこういうことしないんですか? ほら、色々溜まるでしょう?」
そんなデリケートなことを、どうして淫魔相手に答えなければいけないのか。思わず下唇を噛んで、言うものかと首をイヤイヤと左右に振れば、クスリと笑われてしまった。私ばかりがナイトの。淫魔の手の平で転がされていて、悔しい。
「ふーん。俺には、教えたくないですか……」
変わらず一人穏やかな口調ながら、その手が突然強く私のペニスを握った。
ギュッ~~~~ッ!♡♡♡♡
「んぁ゛っ!? ぁ、あ゛、あ゛~~~~っ♡♡♡♡」
ビュククククッ……!♡♡♡♡
ギシッ、とベッドを軋ませて私の悲鳴にも似た声が部屋に響いた。それから、聞きたくない音。ビュクリと、衣服の中でナニかが吹き出す音が聞こえた。それから、じんわりと下半身の一部分が色を変えていくのが灯りで見えてしまった。粗相をし尿を漏らしたわけじゃない。そんなに濡れていない。濡れているのは、ごく一部の、ナイトに握られているペニス。
「アラン様、イッちゃいました?」
ねぇ? と私と視線を合わせるように、顔を近づけるナイト。
「ぇ……、ぁ……?♡」
────かぷっ……レロォッ……♡
そのまま私の半開きの唇を甘噛みして、舌先で舐めた。
「アラン様。夜は長く、俺たちには一日と言わず時間はたっぷりあります。俺は貴方の使い魔なので、ちゃんと面倒見て下さいね?♡」
そのナイトの発言に、私は淫魔に好意を向けられている不味さにようやく気付き。だが同時に、どこか期待している私がいて。
(ああ、どうしよう)
仕える神よりも、下手をしたらこの淫魔に私の心も身体も支配されてしまうかもしれない。そんな予感がしていた。
■朝起きたら、淫魔がどういうわけか神父の私の使い魔になっていた(どうして)■
これから私とナイトがどうなるのか? それはきっと、神しか知らないだろう。
*******
更新しました
むた、伸び悩みだったので早めに完結させました。
余談ですが、少しずつえっっっなことに慣れてく感じです
お気に入り・エール・イイネほか有難うございました!
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