【完結・BL】騎士団長様は「とある快楽」を享受したい!【賢者×騎士団長】

彩華

文字の大きさ
上 下
27 / 27

27】私のナカに挿れて欲しい㉗【完結】

しおりを挟む
27】私のナカに挿れて欲しい㉗

 私の身体なのに、知らない間に作り替えられていく。
私であって、私ではない。騎士団長としての私はそのままに、ただのアランとしての私が、レオ殿の手で作り替えらえていく。レオ殿のペニスを受け入れ、レオ殿としか子作りが出来ない身体へとなっていく。

「ぐっ……! アラン様こそ、ナカ締め過ぎなんですよ……っ、う……っ!」

余裕のない様子のレオ殿を見つめ、声をかけた。

「レオ殿……♡」

「アラン様?」

私の言葉に、レオ殿の動きが止まる。眉間の皴が、僅かに薄くなって私の方を見る。

キュッ……♡ キュッ……♡

見つめ合う最中すら、私の身体はナカにあるレオ殿のペニスを締めつけた。それから下腹部に手を添える。

「覚えました……♡レオ殿のおちんぽ様を……ぉ゛……♡覚えたので……♡今、この辺にあるので……っ♡ぉ゛っ……!♡レオ殿としか、子作りしないので……っ゛……♡」

「ので?」

「早く……私のナカにレオ殿の子種を下さ……♡んっ……! んむぅ……♡」

キュッ♡と最後にアナルを締めれば、言葉を言い切る前に唇が重なっていた。腹のナカだけでなく、口内もレオ殿で埋まっていく。やはり苦しいよりも気持ちが良くて、舌を絡めている間に腰を打ち付けられていた。

グググッ♡ たぽっ♡

「ふ……ぅ゛♡んんっ……♡ぁ、あ゛っ……♡」

ちゅっ♡ ズチュン!♡ レロッ♡ ズチュン!♡くちゅっ♡  ズロロ~……ッ♡ ちゅっ♡ズチュ……!♡♡ たぽっ♡

「ふ、ぐ……っ、も……出る……っ!」

くちゃぁ……♡とレオ殿の舌が出て行ったかと思えば、眉間に皴を寄せたレオ殿がまっすぐに私を見て言った。その刹那──────。

ズチュン!!!!!♡♡♡♡ ビュククククク……!!!!♡♡♡♡

「ぁ、あ゛、ぁ゛~~~~……♡♡♡♡!」

身体全体がのしかかって来たレオ殿に対し、私の身体がビクリと跳ねる。アナルも驚きながらも、キュゥゥッ♡と締まり、決してペニスを離そうとすることなく。むしろ、レオ殿のペニスに腸壁全体で吸い付いた。

ビュククククク……♡ ビュクッ……♡ キュッ……♡ キュッ……♡

(出てる♡レオ殿の子種が私のナカに全部出てる♡♡温かい♡気持ち良い♡レオ殿♡レオ殿♡♡)

「ふっ……ぅ……」

腹のナカに、勢い良く温かなモノが吐き出され続けている。奥を突いていたというのに、レオ殿の白濁がナカの壁へと白濁をかけていった。頭の中も、腹のナカも真っ白になる気がして何も考えられない。ただ分かるのは、気持ちが良いことだけ。ようやく欲しかったものが与えられ、満足感と繋がった幸福感で満たされていく。

「ぁ……あ゛……っ♡レオ殿……♡」

「アラン様。身体、大丈夫ですか?」

身体を繋げたまま。ちゅっ、と頬に口づけをしながらレオ殿が囁く。気づけば、もう朝が近いのだろう。カーテンから差し込む光が明るくなっている。レオ殿の顔が良く見えて、幸福感に包まれたまま。私の頬は自然と緩んだ。

「はい、レオ殿。大丈夫です」

「アラン様?」

獣のような強い眼差しは薄れ、普段のレオ殿の眼差しへと戻っている。少しだけ意地悪な、私の好きなレオ殿の顔。

「やっとレオ殿の子種を出して貰えて嬉しいです。レオ殿。私はもう、レオ殿としか子作り出来ないので、責任を取って下さいね……?」

「……っ本当に貴方って人は……!」

最後に「当たり前です」と囁いて、唇に口づけた。

■騎士団長様は「とある快楽」を享受したい!■

 初めて感じた快楽は、とても気持ちが良く。幸福感に包まれた。
その後。残りの日の間中、何もしなかったのが嘘のように、身体を繋げたのだった。

********
更新しました!
お気に入り・エール・イイネほか有難うございました!(⌒∇⌒)
コメントなどお気軽にコメント頂けると嬉しいです
やっと完結しました……!><
次回また別の小話開始した際は、読んで頂けると嬉しいです
宣伝】Pixivを久しぶりに更新しました!
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

モブなのに執着系ヤンデレ美形の友達にいつの間にか、なってしまっていた

マルン円
BL
執着系ヤンデレ美形×鈍感平凡主人公。全4話のサクッと読めるBL短編です(タイトルを変えました)。 主人公は妹がしていた乙女ゲームの世界に転生し、今はロニーとして地味な高校生活を送っている。内気なロニーが気軽に学校で話せる友達は同級生のエドだけで、ロニーとエドはいっしょにいることが多かった。 しかし、ロニーはある日、髪をばっさり切ってイメチェンしたエドを見て、エドがヒロインに執着しまくるメインキャラの一人だったことを思い出す。 平凡な生活を送りたいロニーは、これからヒロインのことを好きになるであろうエドとは距離を置こうと決意する。 タイトルを変えました。 前のタイトルは、「モブなのに、いつのまにかヒロインに執着しまくるキャラの友達になってしまっていた」です。 急に変えてしまい、すみません。  

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます

夏ノ宮萄玄
BL
 オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。  ――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。  懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。  義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

モフモフになった魔術師はエリート騎士の愛に困惑中

risashy
BL
魔術師団の落ちこぼれ魔術師、ローランド。 任務中にひょんなことからモフモフに変幻し、人間に戻れなくなってしまう。そんなところを騎士団の有望株アルヴィンに拾われ、命拾いしていた。 快適なペット生活を満喫する中、実はアルヴィンが自分を好きだと知る。 アルヴィンから語られる自分への愛に、ローランドは戸惑うものの——? 24000字程度の短編です。 ※BL(ボーイズラブ)作品です。 この作品は小説家になろうさんでも公開します。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は無い ・悲しい過去🐜のたまにシリアス ・話の流れが遅い

隠れヤンデレは自制しながら、鈍感幼なじみを溺愛する

知世
BL
大輝は悩んでいた。 完璧な幼なじみ―聖にとって、自分の存在は負担なんじゃないか。 自分に優しい…むしろ甘い聖は、俺のせいで、色んなことを我慢しているのでは? 自分は聖の邪魔なのでは? ネガティブな思考に陥った大輝は、ある日、決断する。 幼なじみ離れをしよう、と。 一方で、聖もまた、悩んでいた。 彼は狂おしいまでの愛情を抑え込み、大輝の隣にいる。 自制しがたい恋情を、暴走してしまいそうな心身を、理性でひたすら耐えていた。 心から愛する人を、大切にしたい、慈しみたい、その一心で。 大輝が望むなら、ずっと親友でいるよ。頼りになって、甘えられる、そんな幼なじみのままでいい。 だから、せめて、隣にいたい。一生。死ぬまで共にいよう、大輝。 それが叶わないなら、俺は…。俺は、大輝の望む、幼なじみで親友の聖、ではいられなくなるかもしれない。 小説未満、小ネタ以上、な短編です(スランプの時、思い付いたので書きました) 受けと攻め、交互に視点が変わります。 受けは現在、攻めは過去から現在の話です。 拙い文章ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。 宜しくお願い致します。

【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます

猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」 「いや、するわけないだろ!」 相川優也(25) 主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。 碧スバル(21) 指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。 「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」 「スバル、お前なにいってんの……?」 冗談? 本気? 二人の結末は? 美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。

幽閉王子は最強皇子に包まれる

皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。 表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。

処理中です...