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6】私のナカに挿れて欲しい⑥
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6】私のナカに挿れて欲しい⑥
もう止めたければ。
そう自分に言い聞かせ。名残惜しいと締まる自身のアナルのナカから、指を抜き出し。
(寝てしまおう)
勃起して窮屈な下着と、濡れる下着は明日にしよう。早く寝た方が良い。そうしないと、歯止めが効かなくなる。レオ殿の方を振り返ることなく。フーッ……と隠れるような熱い吐息から、深呼吸するように息を吐き出す。静かに目を瞑った時だった。
「アラン様?」
「……!?」
レオ殿が私の名前を呼んだ。
(まさか、起きて……!?)
どうしようと焦ったが、まだ名前しか呼ばれていない。もしかしたら、目を覚ましただけかもしれない。落ち着けと、内心自身に言い聞かせて適当な良い返事を……と思ったが、レオ殿の次の言葉に何も言えなくなってしまった。
「アラン様、何をしてたんですか?」
(何を、だなんて……!)
その言葉に、レオ殿が私が何をしていたか薄々感づいていることを悟った。
(バレている……!)
ヒュッ……と息を飲んだ時には、静かに肩を掴まれ。耳元で囁かれる。咄嗟に強張った身体。
「ねぇ、アラン様。教えて下さいよ」
「……ぁ、そのっ……」
グイッ……!
「当ててあげましょうか? 俺の隣で、オナニーしてたでしょう?」
「……ぁ……っ」
捕まれた肩に力が入り、身体が天井を向く。だが見上げた先にあるのは、天井ではなく。ぼんやりとしか表情が見えないが、その声色から想像できる。きっとまた、意地悪そうに笑っているに違いない。
「俺が隣で寝ているのに、オナニーしてたんでしょう? しかも、後ろまで弄って。いや、後ろの方が良かったですかね?」
「ぁ、そのっ……」
何か言い訳をしなければ。だが口が上手く動かない。私を置いてレオ殿が、そっとベッドサイドの灯をつける。灯で周囲が見えるようになれば、やはり。綺麗に笑いながらも、意地悪そうな表情をしたレオ殿が見えた。
「アラン様? 何かあれば聞きますよ?」
「……全部レオ殿のせいです」
「俺?」
「そうです。オナニーしなくても良いくらいするっていったのに、全然してくれないし。身体だけは火照ったままだし。腹の奥だって切ないままだし……。そのせいで眠れなかったんですから」
「そう言われてしまえば、俺のせいですね」
「そうです! 私は悪くありません。全部レオ殿のせいです……!」
癇癪を起した子供のようだと思ったが、もう開き直るしかない。最後は顔を隠してそう言えば、レオ殿の「うーん……」という声が聞こえた。
(もうどうにでもなれっ……!)
********
更新しました!
お気に入り・エール・イイネ有難うございます
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そう自分に言い聞かせ。名残惜しいと締まる自身のアナルのナカから、指を抜き出し。
(寝てしまおう)
勃起して窮屈な下着と、濡れる下着は明日にしよう。早く寝た方が良い。そうしないと、歯止めが効かなくなる。レオ殿の方を振り返ることなく。フーッ……と隠れるような熱い吐息から、深呼吸するように息を吐き出す。静かに目を瞑った時だった。
「アラン様?」
「……!?」
レオ殿が私の名前を呼んだ。
(まさか、起きて……!?)
どうしようと焦ったが、まだ名前しか呼ばれていない。もしかしたら、目を覚ましただけかもしれない。落ち着けと、内心自身に言い聞かせて適当な良い返事を……と思ったが、レオ殿の次の言葉に何も言えなくなってしまった。
「アラン様、何をしてたんですか?」
(何を、だなんて……!)
その言葉に、レオ殿が私が何をしていたか薄々感づいていることを悟った。
(バレている……!)
ヒュッ……と息を飲んだ時には、静かに肩を掴まれ。耳元で囁かれる。咄嗟に強張った身体。
「ねぇ、アラン様。教えて下さいよ」
「……ぁ、そのっ……」
グイッ……!
「当ててあげましょうか? 俺の隣で、オナニーしてたでしょう?」
「……ぁ……っ」
捕まれた肩に力が入り、身体が天井を向く。だが見上げた先にあるのは、天井ではなく。ぼんやりとしか表情が見えないが、その声色から想像できる。きっとまた、意地悪そうに笑っているに違いない。
「俺が隣で寝ているのに、オナニーしてたんでしょう? しかも、後ろまで弄って。いや、後ろの方が良かったですかね?」
「ぁ、そのっ……」
何か言い訳をしなければ。だが口が上手く動かない。私を置いてレオ殿が、そっとベッドサイドの灯をつける。灯で周囲が見えるようになれば、やはり。綺麗に笑いながらも、意地悪そうな表情をしたレオ殿が見えた。
「アラン様? 何かあれば聞きますよ?」
「……全部レオ殿のせいです」
「俺?」
「そうです。オナニーしなくても良いくらいするっていったのに、全然してくれないし。身体だけは火照ったままだし。腹の奥だって切ないままだし……。そのせいで眠れなかったんですから」
「そう言われてしまえば、俺のせいですね」
「そうです! 私は悪くありません。全部レオ殿のせいです……!」
癇癪を起した子供のようだと思ったが、もう開き直るしかない。最後は顔を隠してそう言えば、レオ殿の「うーん……」という声が聞こえた。
(もうどうにでもなれっ……!)
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