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3】私のナカに挿れて欲しい③
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3】私のナカに挿れて欲しい③
自分でも、はしたないことを言っているという自覚はあった。だが、もう我慢が出来ない。指で解され、クチクチとナカを弄られている身体は、指以上のものを欲している。ペニスだ。レオ殿のペニスが欲しい。改まってレオ殿にそう言えば、少々呆れられつつも、私の願いが通じたらしい。
「分かりました。じゃあ、今度する時に挿れます」
「え」
気付けばレオ殿の指先が、一直線に線を引くように私の下腹部に触れた。
「このお腹のナカ。何度も解してきたアナルに俺のペニスを挿れて、ナカに俺の出しますね」
「ぁ……あ……♡」
最後にトンッ♡と軽く突かれ。思わず甘い声が漏れてしまった。
(今度♡今度こそ、レオ殿のペニスが挿れて貰える……!♡)
想像しただけで、突かれた箇所がキュン♡した。入っていないのに、ゾクゾクとする。期待するようにヒクリとレオ殿から見えないアナルが収縮し、トロリとペニスの先からは薄い白濁が漏れた。
「アラン様。涎を垂らすのは、まだ早いですよ?」
そう言って、下腹部からレオ殿の手が私のペニスへ。漏れた白濁を救い、ネチャリとワザと見せつけて笑う。
「すみません……♡」
私はうっとりとしながら、指摘に対して謝ることしか出来ず。また意識がぼんやりとしながら、次はいつだろうと期待を胸に眠ったのだった……────。
「次ねぇ……?」
私を介抱しながら、ペニスを挿れて貰える「次」について考えるレオ殿の思惑を
この時の私は知らない。
*******
(おかしい)
あれから、暫く経った。
レオ殿の家に来て早々、互いに身体を求めあったのにピタリとレオ殿の手が止まってしまった。対応は普段通りなのに、急に子作りをしようとしてこなくなった。
口づけや軽度な接触はある。だが、その先が無い。抱き締められた身体は、何もないまま静かに一夜を過ごし。私ばかりが、次の子作りはいつだろう? と期待してしまっている。
(私がはしたな過ぎたから、レオ殿は引いてしまったのだろうか)
いつもの椅子に座りながら、食事の後片付けをしているレオ殿の背中を見つめた。穏やかな空気、穏やかな時間。ここ数日の間が、きっと欲にまみれ過ぎていたのだ。それに、レオ殿は優しいから私の身体を気遣っているのかもしれないし、事に及ぶ度に汚してしまうシーツなんかの対応だって大変だ。レオ殿を見つめたままぼんやりとしていると、ちゅっと頬に口づけをされた。
「アラン様。さっきまで俺に熱視線を送っていたのに、ぼんやりしてどうしたんですか?」
「……気づいていましたか」
「アラン様の視線なら、俺は背中越しでも分かりますよ。それより、あんまり熱視線を送られたら、アラン様が欲しくなってしまうじゃないですか」
「欲しがってはくれないんですか?」
欲しがってくれてもいいのに。いつもは欲しがるのに。つい口を滑った言葉に、またレオ殿が私の頬に口づけた。
「あんなに連続だと、身体がきついでしょう? 休んで下さい」
ね? と頭を撫でられ。
レオ殿の優しさのせいで、私の下腹部はまたキュンと切なくなりながら、「分かりました」と答えるのが精一杯だった。
(休みも少なくなってきたのに……!)
*******
更新しました!
お気に入り・エール・イイネほか有難うございます(^^)
ちょっと次どっちにしようか迷っています
自分でも、はしたないことを言っているという自覚はあった。だが、もう我慢が出来ない。指で解され、クチクチとナカを弄られている身体は、指以上のものを欲している。ペニスだ。レオ殿のペニスが欲しい。改まってレオ殿にそう言えば、少々呆れられつつも、私の願いが通じたらしい。
「分かりました。じゃあ、今度する時に挿れます」
「え」
気付けばレオ殿の指先が、一直線に線を引くように私の下腹部に触れた。
「このお腹のナカ。何度も解してきたアナルに俺のペニスを挿れて、ナカに俺の出しますね」
「ぁ……あ……♡」
最後にトンッ♡と軽く突かれ。思わず甘い声が漏れてしまった。
(今度♡今度こそ、レオ殿のペニスが挿れて貰える……!♡)
想像しただけで、突かれた箇所がキュン♡した。入っていないのに、ゾクゾクとする。期待するようにヒクリとレオ殿から見えないアナルが収縮し、トロリとペニスの先からは薄い白濁が漏れた。
「アラン様。涎を垂らすのは、まだ早いですよ?」
そう言って、下腹部からレオ殿の手が私のペニスへ。漏れた白濁を救い、ネチャリとワザと見せつけて笑う。
「すみません……♡」
私はうっとりとしながら、指摘に対して謝ることしか出来ず。また意識がぼんやりとしながら、次はいつだろうと期待を胸に眠ったのだった……────。
「次ねぇ……?」
私を介抱しながら、ペニスを挿れて貰える「次」について考えるレオ殿の思惑を
この時の私は知らない。
*******
(おかしい)
あれから、暫く経った。
レオ殿の家に来て早々、互いに身体を求めあったのにピタリとレオ殿の手が止まってしまった。対応は普段通りなのに、急に子作りをしようとしてこなくなった。
口づけや軽度な接触はある。だが、その先が無い。抱き締められた身体は、何もないまま静かに一夜を過ごし。私ばかりが、次の子作りはいつだろう? と期待してしまっている。
(私がはしたな過ぎたから、レオ殿は引いてしまったのだろうか)
いつもの椅子に座りながら、食事の後片付けをしているレオ殿の背中を見つめた。穏やかな空気、穏やかな時間。ここ数日の間が、きっと欲にまみれ過ぎていたのだ。それに、レオ殿は優しいから私の身体を気遣っているのかもしれないし、事に及ぶ度に汚してしまうシーツなんかの対応だって大変だ。レオ殿を見つめたままぼんやりとしていると、ちゅっと頬に口づけをされた。
「アラン様。さっきまで俺に熱視線を送っていたのに、ぼんやりしてどうしたんですか?」
「……気づいていましたか」
「アラン様の視線なら、俺は背中越しでも分かりますよ。それより、あんまり熱視線を送られたら、アラン様が欲しくなってしまうじゃないですか」
「欲しがってはくれないんですか?」
欲しがってくれてもいいのに。いつもは欲しがるのに。つい口を滑った言葉に、またレオ殿が私の頬に口づけた。
「あんなに連続だと、身体がきついでしょう? 休んで下さい」
ね? と頭を撫でられ。
レオ殿の優しさのせいで、私の下腹部はまたキュンと切なくなりながら、「分かりました」と答えるのが精一杯だった。
(休みも少なくなってきたのに……!)
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