【完結・BL】騎士団長様は「とある快楽」を享受したい!【賢者×騎士団長】

彩華

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2】私のナカに挿れて欲しい②

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2】私のナカに挿れて欲しい②

 私に出来た、初めての恋人。
今まで騎士団長として、国と国民のために過ごしてきたがレオ殿の前では、肩書の無い。ただのアランになれた。だがそれが、私の知らなたった側面を晒し始め。

『ぁ、あ゛♡レオ……殿ぉ゛……♡』

鼻を抜けるような、甘ったるい声が自分の喉を通って出るなんて知らなかった。
最初は相談だけであった、自慰行為を成功させたい。上手く一人で射精したいというものから、今では一人で自慰。オナニーをしなくて良いとレオ殿が言った。

理由は一つだ
レオ殿が、以前業務的に処理していた性行為の必要がないくらい私と子作りをするから。溜まるなんて暇がないほどに、身体を重ね。性を吐き出し。子作りというだけあって、私はレオ殿のペニスを腹のナカへ受け入れたくて仕方がなかった。
だが優しいレオ殿は、未だに私のアナルを解すばかりで挿れてはくれない。何度目かの子作りの今だって、レオ殿は私のアナルをクチクチと解すだけで、また閉じた脚の間からペニスを出し入れするだけたった。

(また挿れて貰えなかった……)

変わらず私の腹の奥は疼いている。疼きを解消できるのは、レオ殿しかいないのに。

「すみません、無理させてしまいましたか? 休んでいて下さい」

今だって、レオ殿は優しい。
私がどうしてもの言いたげなのか。体調が悪いんじゃない。自身の欲深さに戸惑いを隠せないが、レオ殿と二人きりの私は「騎士団長」の肩書は無い。ただのアラン。レオ殿の恋人なのだ。

「違います! 身体は大丈夫です。レオ殿……そのっ。はしたないと思われるかもしれませんが、わ……私のナカにいつレオ殿のペニスを挿れて下さるんですか?」

私は思い切って、そう問えばレオ殿が私の頬に触れる口づけを落とした。ちゅっ、と柔らかな感触に目を閉じる。だが、その柔らかな感触にすら身体を重ねた余韻の残る身体はピクリと反応をしてしまう。

「んっ……」

「アラン様。またそれですか?」

やれやれといった様子で笑うレオ殿。呆れられてしまっている。普段の私なら、恥ずかしいと思うだろうが、もう一度や二度ではないほど身体を重ね。始めての行為の時にすら「挿れて欲しい」と強請ったのだ。今更取り繕ったところで、何も変わりはしない。なら素直に欲しいと伝えるだけ。

「だって……何度も言いますが、私の身体の奥がずっと疼いているんです。全部、レオ殿のせいなんですよ」

対して私は、口を尖らせた。アナルを弄られ過ぎているせいで、ナカが変な感じがする。行為が終わったあとも、ずっと疼き続け。今か今かと空腹とは違った満たされない感じと、燻る熱がジリジリとナカに籠っている。

「それに、もうすぐ一週間経ってしまいます。ナカに絶対挿れると言ったじゃないですか」

「分かりました。じゃあ、今度する時に挿れます」

「え」

気付けばレオ殿の指先が、一直線に線を引くように私の下腹部に触れた。

「このお腹のナカ。何度も解してきたアナルに俺のペニスを挿れて、ナカに俺の出しますね」

「ぁ……あ……♡」

最後にトンッ♡と軽く突かれ。思わず甘い声が漏れてしまった。

(今度♡今度こそ、レオ殿のペニスが挿れて貰える……!♡)

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