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152】【番外編】とある賢者の見学⑩
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152】【番外編】とある賢者の見学⑩
やっとアラン様に触れることが出来る。そう喜々として喜ぶ俺の声とは反対に、アラン様が俺の名前を呼ぶ声がした。
「レオ殿ぉ……♡」
それこそ誘うような甘い声に、ブチッと。何とか賢者という建前を残していた糸が、頭の中で切れる音がした。
(やっぱりこのアラン様は淫魔だ!)
「……貴方は本当に……!」
「んっ、ぅ゛~~っ゛♡!」
ブチッと切れた糸と共に、小さく舌打ち。いや、小さくなかったと思う。アラン様に聞かれてしまったであろう舌打ちのあと、頬ではなくアラン様の唇に口づけた。アラン様の唇が、俺を招き入れるように薄く唇を開く。普段の俺であれば、すぐに舌を押し込んでいただろう。正直そうしたいが、ふとアラン様にも俺をこんなに生殺しにしたんだ。我慢することが、どんなに辛いかということを学んで欲しい。
ちゅっ……ちゅぷっ……♡
一歩前に出ようとした舌を押し込んで、開いたアラン様の唇で遊ぶことにした俺。柔らかな唇を傷つけないように注意しながら、フニフニと感触を楽しむことにした。ハムッ、と甘噛みしてみたり、他愛なく触れるだけの口づけをしたり。もったいぶるように、ちゅっ♡ちゅっ♡と何度も口づけた。言っておくが、俺の方も辛いんだぞ。
「んぅっ、ぁ、あ……♡」
ちゅっ♡ ちゅっ♡ ハムッ♡ ハムハムッ♡ ちゅっ♡
フーッ♡ フーッ♡ ハーッ……♡♡
息継ぎの合間に、どちらのものか分からない呼吸が熱を帯びているのが分かる。普段よりも温度の高い吐息が肌に触れ、熱かった。その時だ。アラン様が俺の上着を引っ張って言った。
「レオ殿……足りません……♡もっと、私の口の中にも触れて下さい……♡」
どうやら焦らすのが効いたらしい。更には、触れて欲しい場所も口にするようになったアラン様。早くと訴えるように開いた唇に、またニヤリと笑って。
(仰せのままに)
「了解です。たっぷり俺の舌で、アラン様の口の中。沢山触れてあげますね?」
「え、ぁ……♡」
最初は唇の形をゆっくりとなぞる。そのまま、ゆっくりと口内へ。
ちゅっ……ちゅぷっ……♡
「ぁ……ふ……ぅ゛……っ♡」
ちゅっ……♡ レロッ……ちゅぷぷっ……♡ レロォ~ッ……♡♡
「んぅ゛っ♡ふ、ぅう……ぁ゛……♡」
おかげで俺は簡単に、ヌロリと舌を口内へ。まずは上下グルリと歯列をなぞり、口腔壁を撫でた。それから歯列の裏に潜りこんで、上顎裏をスリスリと撫でる。この場所はアラン様が弱いことを知っている。俺がスリスリと舌で撫でれば、やはりアラン様の身体が椅子の上でビクビクと跳ねた。
アラン様の反応に気を良くした俺は、あとは我が物顔で口内を闊歩するだけ。またスリスリと上顎裏を撫でてみたり、鎮座する舌に絡んでみたり。舌を絡めてみれば、アラン様も俺の舌に合わせるようレロレロと舌を動かした。
レロッ♡ ちゅっ♡ ちゅぷぷっ♡ スリッ♡ スリスリッ♡
「ぅ、あ゛♡ぁ、ぁ゛……♡」
気持ち良さそうなアラン様の声に、混じり合う唾液。舌を絡めた際に溢れた唾液が互いの顔を濡らしても、拭うことすらせず。ただ互いに舌先を絡め合った。互いの熱を感じる口づけは気持ちが良い。フーッ♡と興奮しながら、不意にチラリと視界に映った「ソレ」に俺の手を伸びていた。
スリスリスリスリッ……♡♡ キュッ!!♡♡♡♡
「ぁ゛……♡お゛っ゛……~!?♡」
瞬間。唇を離して、下品な喘ぎ声を漏らすアラン様。どうやら乳首の位置は正解だったようだ。
*********
更新しました! もう少しで終わりそうです!
お気に入り・エール・コメント有難うございます!(∩´∀`)∩嬉しいです!
宣伝】いくつかフワッと考えていた別話開始のが決まったので、そのうち開始すると思います。多分……!(コイツ)良ければ見て頂けると嬉しいです。別のは健全BLの予定です
獣人とか、色々何にしようかな~と考えていましたが、人間です←
やっとアラン様に触れることが出来る。そう喜々として喜ぶ俺の声とは反対に、アラン様が俺の名前を呼ぶ声がした。
「レオ殿ぉ……♡」
それこそ誘うような甘い声に、ブチッと。何とか賢者という建前を残していた糸が、頭の中で切れる音がした。
(やっぱりこのアラン様は淫魔だ!)
「……貴方は本当に……!」
「んっ、ぅ゛~~っ゛♡!」
ブチッと切れた糸と共に、小さく舌打ち。いや、小さくなかったと思う。アラン様に聞かれてしまったであろう舌打ちのあと、頬ではなくアラン様の唇に口づけた。アラン様の唇が、俺を招き入れるように薄く唇を開く。普段の俺であれば、すぐに舌を押し込んでいただろう。正直そうしたいが、ふとアラン様にも俺をこんなに生殺しにしたんだ。我慢することが、どんなに辛いかということを学んで欲しい。
ちゅっ……ちゅぷっ……♡
一歩前に出ようとした舌を押し込んで、開いたアラン様の唇で遊ぶことにした俺。柔らかな唇を傷つけないように注意しながら、フニフニと感触を楽しむことにした。ハムッ、と甘噛みしてみたり、他愛なく触れるだけの口づけをしたり。もったいぶるように、ちゅっ♡ちゅっ♡と何度も口づけた。言っておくが、俺の方も辛いんだぞ。
「んぅっ、ぁ、あ……♡」
ちゅっ♡ ちゅっ♡ ハムッ♡ ハムハムッ♡ ちゅっ♡
フーッ♡ フーッ♡ ハーッ……♡♡
息継ぎの合間に、どちらのものか分からない呼吸が熱を帯びているのが分かる。普段よりも温度の高い吐息が肌に触れ、熱かった。その時だ。アラン様が俺の上着を引っ張って言った。
「レオ殿……足りません……♡もっと、私の口の中にも触れて下さい……♡」
どうやら焦らすのが効いたらしい。更には、触れて欲しい場所も口にするようになったアラン様。早くと訴えるように開いた唇に、またニヤリと笑って。
(仰せのままに)
「了解です。たっぷり俺の舌で、アラン様の口の中。沢山触れてあげますね?」
「え、ぁ……♡」
最初は唇の形をゆっくりとなぞる。そのまま、ゆっくりと口内へ。
ちゅっ……ちゅぷっ……♡
「ぁ……ふ……ぅ゛……っ♡」
ちゅっ……♡ レロッ……ちゅぷぷっ……♡ レロォ~ッ……♡♡
「んぅ゛っ♡ふ、ぅう……ぁ゛……♡」
おかげで俺は簡単に、ヌロリと舌を口内へ。まずは上下グルリと歯列をなぞり、口腔壁を撫でた。それから歯列の裏に潜りこんで、上顎裏をスリスリと撫でる。この場所はアラン様が弱いことを知っている。俺がスリスリと舌で撫でれば、やはりアラン様の身体が椅子の上でビクビクと跳ねた。
アラン様の反応に気を良くした俺は、あとは我が物顔で口内を闊歩するだけ。またスリスリと上顎裏を撫でてみたり、鎮座する舌に絡んでみたり。舌を絡めてみれば、アラン様も俺の舌に合わせるようレロレロと舌を動かした。
レロッ♡ ちゅっ♡ ちゅぷぷっ♡ スリッ♡ スリスリッ♡
「ぅ、あ゛♡ぁ、ぁ゛……♡」
気持ち良さそうなアラン様の声に、混じり合う唾液。舌を絡めた際に溢れた唾液が互いの顔を濡らしても、拭うことすらせず。ただ互いに舌先を絡め合った。互いの熱を感じる口づけは気持ちが良い。フーッ♡と興奮しながら、不意にチラリと視界に映った「ソレ」に俺の手を伸びていた。
スリスリスリスリッ……♡♡ キュッ!!♡♡♡♡
「ぁ゛……♡お゛っ゛……~!?♡」
瞬間。唇を離して、下品な喘ぎ声を漏らすアラン様。どうやら乳首の位置は正解だったようだ。
*********
更新しました! もう少しで終わりそうです!
お気に入り・エール・コメント有難うございます!(∩´∀`)∩嬉しいです!
宣伝】いくつかフワッと考えていた別話開始のが決まったので、そのうち開始すると思います。多分……!(コイツ)良ければ見て頂けると嬉しいです。別のは健全BLの予定です
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