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150】【番外編】とある賢者の見学⑧
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150】【番外編】とある賢者の見学⑧
どう見ても限界で熱が籠っているだろうに、アラン様は俺に助けを求めてくれない。葛藤する様子こそあれ、その目は確実に「触れて欲しい」という欲求も混じっている。
(アラン様。変なところで意志が強いからなぁ……。俺から動くしかないか)
流石に俺も限界だし。
「アラン様」
また小さな耳穴を震わせる。
「俺に、アラン様に触れて良い許可を下さいよ」
(さぁ、今度こそ俺に触れさせて下さいよ)
アラン様は、案外と俺が甘えることに弱い。いや、俺だってアラン様が甘えてきたら弱いが、アラン様は俺のことをそう言った意味でスキと認識していないのに、俺が甘えることに弱い。(やっぱりアラン様、俺のこと好きだろ??)
「や、だって……それは……♡」
「このままで良いんですか?」
良いわけないでしょう? と思いつつ、唇を指の腹でなぞった。
「何考えているんですか? 勝手に俺のためだとか考えてたら違いますよ? 俺としては、アラン様に触れさせて貰いたいんですけど」
そのまま何度目かの口づけを、頬に落とす。ちゅっ、ちゅっと数回触れる口づけをしてもう一度甘え、懇願した。
「俺に、アラン様に触れて良い許可を下さいよ」
「や、だって……それは……♡」
「このままで良いんですか?」
まぁ。これでも駄目なら、俺がすることは一つだけれど。
「アラン様が許可をくれないなら、俺はこのままアラン様を見ながら俺もオナニーしますけど?」
「なんっ……ぁ……♡」
「分かります? これ」
アラン様が帰ったら一人でしようと思っていた自慰を、アラン様の前でするだけ。だって、アラン様が俺に許可をくれないから。
アラン様のダランと宙にぶら下がるだけの手を取って、自身の下半身にあてた。服の色が変わっていないのが救いだが、ビキビキと変わらず下着の中では勃起をしている俺のペニス。布越しに、ムニッ……とした亀頭の感触を感じたのだろうか。驚いた声を出した後、ぼんやりとしていた表情が覚醒したように、目を見開いた。
「ぇ、あ……!?♡」
何で!? という顔だが、その何での意味はどちらなんだろう。俺はアラン様が好きだと、何回も言っているのに。好きな人の痴態に興奮しないわけが無いのに。
「俺、この前アラン様をオカズにしてオナニーしましたよ」
この前、一人でしましたよ。そりゃあ、もう。思い切り。俺も男なんで。無意識だろうか。またヘコッ♡とアラン様の腰が椅子の上で揺れた。
「レオ殿が……?」
「ええ。俺もオナニーくらいしますよ。アラン様に触れたいと思いながら厭らしくてスケベなアラン様の姿を想像してオナニーしました。俺は、ちゃんと射精できるんで、思いっきりザーメンを射精してね」
アラン様の手を取り、自身の下半身に押し当てたまま、そんなことを話す。グイグイと強く押しあてながら、アラン様の開いた手の平の感触を楽しむ俺。アラン様が、俺のペニスに布越しながら触れていると思うと、俺の方も興奮した。(これも既に俺にとっては自慰の一つなのかもしれない)
「んっ♡ぁ、あ……♡」
何故か甘い声を漏らすのは、アラン様だったけれど。
*********
更新しました!
お気に入り・エール・コメント有難うございます!(∩´∀`)∩
どう見ても限界で熱が籠っているだろうに、アラン様は俺に助けを求めてくれない。葛藤する様子こそあれ、その目は確実に「触れて欲しい」という欲求も混じっている。
(アラン様。変なところで意志が強いからなぁ……。俺から動くしかないか)
流石に俺も限界だし。
「アラン様」
また小さな耳穴を震わせる。
「俺に、アラン様に触れて良い許可を下さいよ」
(さぁ、今度こそ俺に触れさせて下さいよ)
アラン様は、案外と俺が甘えることに弱い。いや、俺だってアラン様が甘えてきたら弱いが、アラン様は俺のことをそう言った意味でスキと認識していないのに、俺が甘えることに弱い。(やっぱりアラン様、俺のこと好きだろ??)
「や、だって……それは……♡」
「このままで良いんですか?」
良いわけないでしょう? と思いつつ、唇を指の腹でなぞった。
「何考えているんですか? 勝手に俺のためだとか考えてたら違いますよ? 俺としては、アラン様に触れさせて貰いたいんですけど」
そのまま何度目かの口づけを、頬に落とす。ちゅっ、ちゅっと数回触れる口づけをしてもう一度甘え、懇願した。
「俺に、アラン様に触れて良い許可を下さいよ」
「や、だって……それは……♡」
「このままで良いんですか?」
まぁ。これでも駄目なら、俺がすることは一つだけれど。
「アラン様が許可をくれないなら、俺はこのままアラン様を見ながら俺もオナニーしますけど?」
「なんっ……ぁ……♡」
「分かります? これ」
アラン様が帰ったら一人でしようと思っていた自慰を、アラン様の前でするだけ。だって、アラン様が俺に許可をくれないから。
アラン様のダランと宙にぶら下がるだけの手を取って、自身の下半身にあてた。服の色が変わっていないのが救いだが、ビキビキと変わらず下着の中では勃起をしている俺のペニス。布越しに、ムニッ……とした亀頭の感触を感じたのだろうか。驚いた声を出した後、ぼんやりとしていた表情が覚醒したように、目を見開いた。
「ぇ、あ……!?♡」
何で!? という顔だが、その何での意味はどちらなんだろう。俺はアラン様が好きだと、何回も言っているのに。好きな人の痴態に興奮しないわけが無いのに。
「俺、この前アラン様をオカズにしてオナニーしましたよ」
この前、一人でしましたよ。そりゃあ、もう。思い切り。俺も男なんで。無意識だろうか。またヘコッ♡とアラン様の腰が椅子の上で揺れた。
「レオ殿が……?」
「ええ。俺もオナニーくらいしますよ。アラン様に触れたいと思いながら厭らしくてスケベなアラン様の姿を想像してオナニーしました。俺は、ちゃんと射精できるんで、思いっきりザーメンを射精してね」
アラン様の手を取り、自身の下半身に押し当てたまま、そんなことを話す。グイグイと強く押しあてながら、アラン様の開いた手の平の感触を楽しむ俺。アラン様が、俺のペニスに布越しながら触れていると思うと、俺の方も興奮した。(これも既に俺にとっては自慰の一つなのかもしれない)
「んっ♡ぁ、あ……♡」
何故か甘い声を漏らすのは、アラン様だったけれど。
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