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148】【番外編】とある賢者の見学⑥

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148】【番外編】とある賢者の見学⑥

 アラン様が、熱心に自慰をしている。それこそ、以前は弄ったりしなかった睾丸まで刺激して。プリッとした睾丸は、大きな飴玉のよう。白濁でヌメりコーティングされた睾丸は、それこそ舐められたようだった。

「玉も弄るようになったんですね。可愛い玉。飴玉みたいで美味そうだ」

そう言えば、アラン様が俺に食べられる想像でもしたんだろう。

「ぁ、食べちゃ……♡お゛、ぉお゛……っ゛!」

また顔に似合わず汚い喘ぎを漏らしながら、ビクビクと身体を震わせていた。

(食べられる想像をするくらいなら、素直に俺に食べて欲しいと言えばいいのに)

(そうすれば、すぐにでも食べてあげるのに)

俺の気持ちはそうだ。だが、アラン様は勉強熱心であるせいか、なかなか俺に助けを求めてくれない。ビキビキとまた下着の中で、俺のペニスが大きくなるばかり。チロリと垂れた舌先に、厭らしい表情。生殺しが続く中、今ので軽くイッたのだろう。プシッ! と小さいながら噴出した白濁に、大きなアラン様の声。

「い゛~~~っ゛♡ぁ、あ゛~~っ゛!♡イク♡イク♡♡イク!♡♡♡甘イキする~~っ゛!♡♡」

ハーッ♡ ハーッ♡ ハーッ……♡

俺と合っていた視線が逸れた。ペニスと同じように、ガクン! と勢い良く天井を向くように仰け反ったアラン様。握っていたペニスからも手が離れ、両手が脱力した様子で僅かに揺れた。

(一人で楽しんじゃってさぁ……)

自慰とはそうものだから、間違っていない。間違っていないが、俺だって下半身は大変な状態だっていうのに。ビクッビクッ! と時間を置いて身体の痙攣が続いている。ヘコッ♡と揺れた腰は、腰がズレ。椅子から落ちてしまいそうになっているが、何とか大丈夫そうで良かった。背もたれに頭を置くような状態になり、「ぁ……あ゛っ……♡」とイクと叫んだ時と比べると、随分と小さな声が聞こえる。
一国の騎士団長の、ガニ股姿を特等席で見ることができるのは、この国で俺だけだろう。


「甘イキも覚えてたんですね。あーあ。なら俺は今日、見るだけで終わりそうですね」

本音も混じっている。痙攣の余韻が残るほどの甘イキまでしたんだ。本当に今日はこのまま終わりかもしれない。(そうなれば、アラン様が帰ったあと、俺も思い切り自慰するけど)

俺の方からは、仰け反った喉しか見えにない。それなら近づいてみるかと、席を立ちアラン様の方へと歩いた。距離は遠く離れているわけではない。数歩歩けば、すぐにアラン様の隣へ。

(おや)

気を失っているのかな? と顔を覗きこめば、ぼんやりと目を開いて天井を見つめるアラン様と目が合った。ハーッ♡ ハーッ♡と薄い呼吸を繰り返しながら、舌をしまうことも忘れている。

「わぁ、エッチな顔。いや、スケベな顔って言った方がアラン様は喜びますか?」

やっぱりこれは騎士団長ではなく、淫魔では? と最初の考えに戻るくらいに厭らしい光景だった。

*******
更新しました!
お気に入り・エール・コメント有難うございます!(⌒∇⌒)嬉しいです!
来週から更新遅れるかと思います
また、健全BLか何か始めるかもしれません(未定)その際は、見て頂けると嬉しいです
といっても、何も決まってない白紙ですが←
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感想 4

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