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136】困ったことが出来てしまったので⑨
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136】困ったことが出来てしまったので⑨
甘イキした身体の余韻が、なかなか抜けない。火照るような熱が、身体を包むが嫌な火照りじゃない。快楽が残っているからだろうか。だが、快楽が残っているだけに燻ぶるように下半身の熱が引かないのも事実。
私一人では、まだ上手く自慰が出来ない。身体は熱を発散したいと訴えている。だが、レオ殿の手を借りるのはレオ殿のためにならない。どうしよう、どうしたら良い? そんなことをグルグルと考えていれば、私の考えなどお見通しだと顔を近づけ耳元で囁いた。
「何考えているんですか? 勝手に俺のためだとか考えてたら違いますよ? 俺としては、アラン様に触れさせて貰いたいんですけど」
ちゅっ、とまた頬に触れるだけの口づけをして言葉を続けた。
「俺に、アラン様に触れて良い許可を下さいよ」
「や、だって……それは……♡」
「このままで良いんですか?」
私も騎士団長らしくない姿ではあるが、レオ殿も賢者らしからぬ物言いだと思った。
「アラン様が許可をくれないなら、俺はこのままアラン様を見ながら俺もオナニーしますけど?」
「なんっ……ぁ……♡」
「分かります? これ」
そう言って、レオ殿が身体も近づけたかと思えば伸びるだけの私の腕を取って、自身の身体に触れさせた。触れた個所は、肩なんかじゃない。手の平が触れた個所は、とてもデリケートな場所。自身が丸だしにしているペニスのある下半身で、布越しからも分かるほどレオ殿の下半身も反応しているのが分かった。
「ぇ、あ……っ!?♡」
他者のペニスに触れたことは、一度もない。まして、こんなに反応しているものになんて。私と違ってレオ殿は、顔色一つ変えない。それどころか、耳元で続けて囁いた。
「俺、この前アラン様をオカズにしてオナニーしましたよ」
小さな耳穴が、吹きかけられる言葉と吐息に震える。
(私を……レオ殿がオカズに……?♡)
確かに好きだと言われたが、本当に私を「そんな目」で見ていただなんて。疑いはしていなかったが、自身が性的対象に見えるとまでは考えていなかった。その間も手の平は、グイグイとレオ殿の下半身に触れる。押し当てられるにレオ殿の腰が振れて、連動するように私の腰もヘコッ♡と揺れた。
「レオ殿が……?」
「ええ。俺もオナニーくらいしますよ。アラン様に触れたいと思いながら厭らしくてスケベなアラン様の姿を想像してオナニーしました。俺は、ちゃんと射精できるんで、思いっきりザーメンを射精してね」
「……ぉ゛っ♡あ……♡」
(そんな……♡)
グリグリとレオ殿の亀頭と思われる感触を直に感じて、なぜだか私の方が感じ入る声を漏らしてしまう。
「あーあ。でもしょうがないですね。アラン様は俺にオナニー見せに来ただけだし。俺はまだ許可貰えてないワケだし……」
駄目だとか、どうしようだとか。気持ち良くなりたいだとか。
頭の隅にあった理性も、とうとう影を潜め。快楽に飲まれた頭は、私の身体を支配して欲望のままに動かした。まずは、レオ殿の下半身に触れている手の平に力が入る。手の平を広げ、指を動かし。レオ殿のペニスを撫でたあと、最初こそ小さく。だが、腹の下に力を込めて、だんだんと大きな声で言った。
「……て♡」
「ん?」
「レオ殿、私に触って下さい……♡」
「触って良い許可くれるんですか? ああ、そうだ。俺がどんな風にアラン様に触っても怒らないで下さいね?」
確認を取るレオ殿の「どんな風に」という言葉は気になったが、それよりも一人でレオ殿が自慰。オナニーするくらいなら私に触れて欲しいと思った。
「はい……♡怒らないので、そのっ……イ……イカせて下さい……♡」
*****
更新できました!エール下さる方、有難うございます(^^)
来週から繁忙のため、更新頻度落ちると思います><
出来るだけ頑張りたいと思いますが、時間が……! ネタが……!(アツー─!)
甘イキした身体の余韻が、なかなか抜けない。火照るような熱が、身体を包むが嫌な火照りじゃない。快楽が残っているからだろうか。だが、快楽が残っているだけに燻ぶるように下半身の熱が引かないのも事実。
私一人では、まだ上手く自慰が出来ない。身体は熱を発散したいと訴えている。だが、レオ殿の手を借りるのはレオ殿のためにならない。どうしよう、どうしたら良い? そんなことをグルグルと考えていれば、私の考えなどお見通しだと顔を近づけ耳元で囁いた。
「何考えているんですか? 勝手に俺のためだとか考えてたら違いますよ? 俺としては、アラン様に触れさせて貰いたいんですけど」
ちゅっ、とまた頬に触れるだけの口づけをして言葉を続けた。
「俺に、アラン様に触れて良い許可を下さいよ」
「や、だって……それは……♡」
「このままで良いんですか?」
私も騎士団長らしくない姿ではあるが、レオ殿も賢者らしからぬ物言いだと思った。
「アラン様が許可をくれないなら、俺はこのままアラン様を見ながら俺もオナニーしますけど?」
「なんっ……ぁ……♡」
「分かります? これ」
そう言って、レオ殿が身体も近づけたかと思えば伸びるだけの私の腕を取って、自身の身体に触れさせた。触れた個所は、肩なんかじゃない。手の平が触れた個所は、とてもデリケートな場所。自身が丸だしにしているペニスのある下半身で、布越しからも分かるほどレオ殿の下半身も反応しているのが分かった。
「ぇ、あ……っ!?♡」
他者のペニスに触れたことは、一度もない。まして、こんなに反応しているものになんて。私と違ってレオ殿は、顔色一つ変えない。それどころか、耳元で続けて囁いた。
「俺、この前アラン様をオカズにしてオナニーしましたよ」
小さな耳穴が、吹きかけられる言葉と吐息に震える。
(私を……レオ殿がオカズに……?♡)
確かに好きだと言われたが、本当に私を「そんな目」で見ていただなんて。疑いはしていなかったが、自身が性的対象に見えるとまでは考えていなかった。その間も手の平は、グイグイとレオ殿の下半身に触れる。押し当てられるにレオ殿の腰が振れて、連動するように私の腰もヘコッ♡と揺れた。
「レオ殿が……?」
「ええ。俺もオナニーくらいしますよ。アラン様に触れたいと思いながら厭らしくてスケベなアラン様の姿を想像してオナニーしました。俺は、ちゃんと射精できるんで、思いっきりザーメンを射精してね」
「……ぉ゛っ♡あ……♡」
(そんな……♡)
グリグリとレオ殿の亀頭と思われる感触を直に感じて、なぜだか私の方が感じ入る声を漏らしてしまう。
「あーあ。でもしょうがないですね。アラン様は俺にオナニー見せに来ただけだし。俺はまだ許可貰えてないワケだし……」
駄目だとか、どうしようだとか。気持ち良くなりたいだとか。
頭の隅にあった理性も、とうとう影を潜め。快楽に飲まれた頭は、私の身体を支配して欲望のままに動かした。まずは、レオ殿の下半身に触れている手の平に力が入る。手の平を広げ、指を動かし。レオ殿のペニスを撫でたあと、最初こそ小さく。だが、腹の下に力を込めて、だんだんと大きな声で言った。
「……て♡」
「ん?」
「レオ殿、私に触って下さい……♡」
「触って良い許可くれるんですか? ああ、そうだ。俺がどんな風にアラン様に触っても怒らないで下さいね?」
確認を取るレオ殿の「どんな風に」という言葉は気になったが、それよりも一人でレオ殿が自慰。オナニーするくらいなら私に触れて欲しいと思った。
「はい……♡怒らないので、そのっ……イ……イカせて下さい……♡」
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更新できました!エール下さる方、有難うございます(^^)
来週から繁忙のため、更新頻度落ちると思います><
出来るだけ頑張りたいと思いますが、時間が……! ネタが……!(アツー─!)
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