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72】珍しくレオ殿の様子がおかしい
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72】珍しくレオ殿の様子がおかしい
今日のレオ殿は、何だかいつもと様子が違っていた。
フラリと訓練場にいる私を探したらしく、珍しく入り口の方に現れて手を振っていた。一体何だろう? とレオ殿の方へ移動すれば、営業スマイルのような綺麗な笑顔を見せて私に言った。
「レオ殿、どうしたんですか?」
「こんにちは、アラン様。いや、別に急用というわけではないんですが……少しばかり、顔を見たくなりまして。今日の午後から空いていますか?」
「今日ですか? ええ、少し遅くなりますが、夕方くらいで良ければ」
「お忙しいのに、時間を作って下さって有難うございます」
一瞬レオ殿が私から視線を逸らしたかと思えば、眉間に皺が寄るのが分かった。どこか、私の知らないところで、団員がレオ殿に失礼なことをしてしまったのだろうか?
「レオ殿?」
「失礼」
「あの、うちの団員が何か失礼なことでも?」
「いいえ? 俺は特に失礼なことをされてはいませんよ。俺はね。ああ、また俺何か顔に出てましたか? すみません。何だか小さな羽虫が飛んでいて。つい、イラっとしてしまったんですよ。気分を悪くさせてしまったら、すみません。良かったら、ご馳走するので、俺の家に来て下さい。といっても……作って貰う料理を振る舞うだけなんですが」
「良いんですか? 有難うございます。プロが作る料理は美味しいですからね。では、仕事が終わり次第お邪魔させて頂きますね」
「ええ、是非。では、俺はこれで」
用件だけ伝えたレオ殿が、入り口から去って行く。
一瞬だけ、機嫌が悪いというよりも、何かそれとは違う怖さを感じたのは確かだったのだのだが……。
(だが、私の顔が見たいだなんて)
その一言に、嬉しいと思った。つい自分の都合が良いように勘違いしそうになる。私もレオ殿に会えて嬉しい、顏が見れて嬉しいと言ったら、レオ殿は喜んでくれるだろうか?
「いけない。まだ仕事は終わっていないんだぞ」
自分に言い聞かせ、団員たちの前へと戻る。勿論、騎士団長・アランとして。
素振りを続ける団員たちをグルリと見つめ。それから団員たちの中を歩いて様子を伺う。
「よし、今日の訓練はここまで!」
それからはいつも通り。
訓練の終わりの挨拶をして、私は先に訓練場を後にして。他の仕事へと向かいあっという間に時間が過ぎ。夕方レオ殿の家を訪れ食事をご馳走になっていたわけだが……。
「アラン様、俺の話を聞いてますか?」
「あ、はい。聞いてますよ」
「なら、今度から団員をたぶらかすの止めて下さいよ」
「うん?」
やっぱりレオ殿の様子が変だった。
********
えーん(´;ω;`)ネタ切れです
何も浮かばないですorz
今日のレオ殿は、何だかいつもと様子が違っていた。
フラリと訓練場にいる私を探したらしく、珍しく入り口の方に現れて手を振っていた。一体何だろう? とレオ殿の方へ移動すれば、営業スマイルのような綺麗な笑顔を見せて私に言った。
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一瞬レオ殿が私から視線を逸らしたかと思えば、眉間に皺が寄るのが分かった。どこか、私の知らないところで、団員がレオ殿に失礼なことをしてしまったのだろうか?
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「良いんですか? 有難うございます。プロが作る料理は美味しいですからね。では、仕事が終わり次第お邪魔させて頂きますね」
「ええ、是非。では、俺はこれで」
用件だけ伝えたレオ殿が、入り口から去って行く。
一瞬だけ、機嫌が悪いというよりも、何かそれとは違う怖さを感じたのは確かだったのだのだが……。
(だが、私の顔が見たいだなんて)
その一言に、嬉しいと思った。つい自分の都合が良いように勘違いしそうになる。私もレオ殿に会えて嬉しい、顏が見れて嬉しいと言ったら、レオ殿は喜んでくれるだろうか?
「いけない。まだ仕事は終わっていないんだぞ」
自分に言い聞かせ、団員たちの前へと戻る。勿論、騎士団長・アランとして。
素振りを続ける団員たちをグルリと見つめ。それから団員たちの中を歩いて様子を伺う。
「よし、今日の訓練はここまで!」
それからはいつも通り。
訓練の終わりの挨拶をして、私は先に訓練場を後にして。他の仕事へと向かいあっという間に時間が過ぎ。夕方レオ殿の家を訪れ食事をご馳走になっていたわけだが……。
「アラン様、俺の話を聞いてますか?」
「あ、はい。聞いてますよ」
「なら、今度から団員をたぶらかすの止めて下さいよ」
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やっぱりレオ殿の様子が変だった。
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