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67】褒めて貰えると思っていたのに⑥

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67】褒めて貰えると思っていたのに⑥

 機嫌が拗ねた程度に戻ったレオ殿が、また私に質問をする。

「ええ、でもまぁ。アラン様が俺をオカズにオナニーをしたようですし? お互い様ということにしましょう」
「だ……! から私は別に……!」

「はいはい。で? 昨日は火照りが残るまで、身体をどんな風にしたんですか? イケないまま?」

身体の火照りの原因を探ろうとしてくれているのだろうか。素直に昨日のことを述べた方が良いと、白濁が出たことも伝えると、レオ殿の口からまた私の知らない言葉が飛び出した。

「分からないんです。一人でイケた感じではあったんですが……。白濁だって少し漏れてましたし。だから私も一人で出来るようになったと思ったのですが、身体に熱が残ったままになってしまって……」

「ふーん……。じゃあ、甘イキしただけですね」

「あまいき?」

何だ、それは?
嬉ション、オカズ、それから甘イキ。レオ殿は流石賢者というべきか、私の知らない言葉を知っている。流石賢者。私と知識量が違うと感心していると、レオ殿の手が私の下腹部に触れた。

「ちょっ、レオ殿……!」

「甘イキです。まぁ、嬉ションしていたアラン様からしたら、成長したかもしれませんが。昨日はおもらししましたか?」

「してませんよ!」

粗相の確認までしてくるなんて! と、羞恥で顏が熱くなり声を強めに出てしまった。

「そうですか。じゃあ、やっぱりちゃんとイケてないだけですね。今のところ、アラン様がイケた時は必ず嬉ションしてるので。漏らしてなくてイッたつもりなら、甘イキですよ。ちゃんとイケてないんです。軽くイッただけみたいなものです」

スラスラと述べるレオ殿に、返す言葉が無い。

「ちゃんとイケてない……?」

「ええ。それに、俺に早くして欲しいでしょう?」

「ぐ……っ、ぁ、あ……♡!」

グイグイと臍辺りを押した後、下った手レオ殿が的確にペニスに触れる。また臍辺りを押すかのように衣服越しにグイグイとペニスを押せば、甘い声が漏れてしまう私。

「ちゃんとイク前の下準備みたいなもんでしょうから、今日はすぐにイケますよ。ああ、もう勃ってましたか」

「それは……!」

だって仕方がないじゃないか。レオ殿が私に恋人のような口づけを、二度もしたんだ。火照りを繰り返す身体が、喜ぶように反応してしまうのだ。

「それは?」

「レオ殿が、私にあんな口づけをするから」

「どんな?」

「や……っ、ぱりレオ殿は、こういう時のレオ殿は意地悪です」

「でもアラン様も、俺に意地悪されるの好きでしょう?」

「好きじゃありません!」

怒ってますから! と子供のように顔を背ければ、レオ殿が私のズボンに手を掛けた。手慣れた様子で、あっという間に取り出された私のペニスが外気とレオ殿指先に触れる。寒さを感じることは無かったが、既に緩く勃起しているペニスの先端からトロリと先走りが漏れていて、クチリとレオ殿の指先を濡らした。

「すみません、アラン様。俺もちょっと拗ねてただけなんで、許して下さい。ね? こっち向いて下さい」

クチッ♡ クチチッ♡ シュッ……!

「んっ゛……!♡」

数回ペニスの先端を撫でるように突いた後、先走りの粘液の糸を伸ばしたかと思えば一気に私にペニスをレオ殿が扱いた。

*********
もう少しで終わると思います!コレが終わったらまたネタ切れですorz
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