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49】私が来る前にしていたことは
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49】私が来る前にしていたことは
「えっと……レオ殿?」
「はい」
「何か、怒ってます?」
「いいえ? 別に?」
(いや、これはどう見ても怒っているのでは……?)
そう思った私の前にいるのは、久ぶりに家を訪ね。私の顔を見るや、一瞬嬉しそうな顔をしてくれたがすぐに、「あ!」と演技をするように唇を尖らせた我が国一の賢者様だった。
(今日は一体どうしたんだろう?)
ことは、少し前に遡る。
先日王様に謁見し、また最近働き過ぎだとも指摘された。じゃあ、また休みを取ろうかと思いつつ、そうだとレオ殿の元を訪れてみたがこの様子。
「すみません。急に来て迷惑でしたよね。これ、ワインだけでも受け取って下さい。私の好きな銘柄なんです。お口に合えば良いんですが」
何か、研究の邪魔でもしてしまったのかもしれない。それなら出直そうと、私はすぐに踵を返そうとした、どうやらそういった意味で機嫌が悪いわけではないらしい。
「まっ……!」
「ま?」
「待ってください。俺は別に、帰って欲しいわけじゃないです。久しぶりに会えたんですし、上がって下さいよ」
「本当に良いんですか?」
「良いです、大丈夫なんで。むしろ居て下さい」
「じゃあ」
お邪魔します、レオ殿が開いたままのドアを通り。私は久しぶりにレオ殿の家を訪れた。
「どうぞ」
またいつもの席に座る私。今日のレオ殿は、ローブを纏っておらず普段着姿。だがやはり、どこか様子が違っている気もする。
「アラン様」
「はい」
名前を呼ばれ振り返れば、その目力に思わずドキリとした。呼吸を整えてはいるが、僅かに荒い呼吸が残っている。近いとすれば、こう……熱があるような感じ。蒸気するような血色具合に、フーッ……と小さく長い呼吸が混じる。
「もしかして、熱があるのでは?」
だとしたら、私の相手などするべきではない。一度寝かせて、医者を呼んだ方が良いだろうか? そんな心配なんかを一気に考えていると、レオ殿が「あー……」と呟いたあと私を見て言った。
「あー……、本当に大丈夫なんで」
「でも」
熱が、とレオ殿の額に触れてみようと腕を伸ばせば、その腕を掴まれた。
「俺。さっきまで自慰してて、中途半端にキツいだけなんで」
「じ」
「ええ、そうです。自慰。オナニーですよ、アラン様」
きっと皆誰でもすることなのに、改めて言われれば妙に恥ずかしくなった。私だってレオ殿に自慰について相談した時は恥ずかしかったというのに、レオ殿はといえば何も気にする様子がない。それどころか、言ってしまったし良いかと開き直ってすらある。それから、つい魔がさしてチラリとレオ殿の下半身を見てしまったわけで。
「何、俺の下半身見てるんですか」
「あ、いや、そのっ……」
ガタン、とまたレオ殿が私の隣に座り、壁に追いやられてしまう。逃げ場がないまま、レオ殿が耳元で追い打ちをかけるように言った。
「アラン様のエッチ♡」
*********
えーん、ネタがないです~
「えっと……レオ殿?」
「はい」
「何か、怒ってます?」
「いいえ? 別に?」
(いや、これはどう見ても怒っているのでは……?)
そう思った私の前にいるのは、久ぶりに家を訪ね。私の顔を見るや、一瞬嬉しそうな顔をしてくれたがすぐに、「あ!」と演技をするように唇を尖らせた我が国一の賢者様だった。
(今日は一体どうしたんだろう?)
ことは、少し前に遡る。
先日王様に謁見し、また最近働き過ぎだとも指摘された。じゃあ、また休みを取ろうかと思いつつ、そうだとレオ殿の元を訪れてみたがこの様子。
「すみません。急に来て迷惑でしたよね。これ、ワインだけでも受け取って下さい。私の好きな銘柄なんです。お口に合えば良いんですが」
何か、研究の邪魔でもしてしまったのかもしれない。それなら出直そうと、私はすぐに踵を返そうとした、どうやらそういった意味で機嫌が悪いわけではないらしい。
「まっ……!」
「ま?」
「待ってください。俺は別に、帰って欲しいわけじゃないです。久しぶりに会えたんですし、上がって下さいよ」
「本当に良いんですか?」
「良いです、大丈夫なんで。むしろ居て下さい」
「じゃあ」
お邪魔します、レオ殿が開いたままのドアを通り。私は久しぶりにレオ殿の家を訪れた。
「どうぞ」
またいつもの席に座る私。今日のレオ殿は、ローブを纏っておらず普段着姿。だがやはり、どこか様子が違っている気もする。
「アラン様」
「はい」
名前を呼ばれ振り返れば、その目力に思わずドキリとした。呼吸を整えてはいるが、僅かに荒い呼吸が残っている。近いとすれば、こう……熱があるような感じ。蒸気するような血色具合に、フーッ……と小さく長い呼吸が混じる。
「もしかして、熱があるのでは?」
だとしたら、私の相手などするべきではない。一度寝かせて、医者を呼んだ方が良いだろうか? そんな心配なんかを一気に考えていると、レオ殿が「あー……」と呟いたあと私を見て言った。
「あー……、本当に大丈夫なんで」
「でも」
熱が、とレオ殿の額に触れてみようと腕を伸ばせば、その腕を掴まれた。
「俺。さっきまで自慰してて、中途半端にキツいだけなんで」
「じ」
「ええ、そうです。自慰。オナニーですよ、アラン様」
きっと皆誰でもすることなのに、改めて言われれば妙に恥ずかしくなった。私だってレオ殿に自慰について相談した時は恥ずかしかったというのに、レオ殿はといえば何も気にする様子がない。それどころか、言ってしまったし良いかと開き直ってすらある。それから、つい魔がさしてチラリとレオ殿の下半身を見てしまったわけで。
「何、俺の下半身見てるんですか」
「あ、いや、そのっ……」
ガタン、とまたレオ殿が私の隣に座り、壁に追いやられてしまう。逃げ場がないまま、レオ殿が耳元で追い打ちをかけるように言った。
「アラン様のエッチ♡」
*********
えーん、ネタがないです~
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