【完結・BL】騎士団長様は「とある悩み」を解消したい!【賢者×騎士団長】

彩華

文字の大きさ
上 下
45 / 175

44】次の日の朝、どこからともなく現れた⑤

しおりを挟む
44】次の日の朝、どこからともなく現れた⑤

 レオ殿が私の胸部を刺激し、ことさら乳首を執拗に突いた。敏感になりながら、強い刺激に弱音を吐くように「やめて」と懇願すれば、私の願いは通り。
ようやく刺激が無くなって安堵したかと思えば、レオ殿が私に言った。

「本当に痛いだけでした?」

その言葉に対し、私の下半身は自分でも見て分かるほど。窮屈なズボンが更に窮屈そうに、盛り上がりが見えた。

「ぁ、ちがっ……これは……!」

「何が違うんです? 痛いけど、気持ち良かったってことですよね?」

確かに。レオ殿の言う通りだ。きっと痛いだけならば、逆に縮こまっているだろうに、私の身体はその逆。窮屈そうにズボンを持ち上げ、気づいてしえまえば自身も身体に違和感を感じ始める。

(これは……! いけない、下半身が窮屈で……!)

それから、ズボンの色が変わっていないのが救いだが、見えないズボンの下。自身の下着がジワリと濡れているのが分かった。薄い下着が、ジワリと濡れ、ズボンの生地でペニスが擦れるように触れる。

「ふ……っ、ぅ゛……うぐっ……♡」

「アラン様、素直になったら楽ですよ」

「私は……ッ」

「意外と強情ですよね。なら、俺も1つ素直に答えましょう。俺も昨日、オナニーしましたよ」

「はっ……!?」

思わず顔を上げて、レオ殿を見上げた。

「俺がオナニーしただけで、そんな半反応するなんて。アラン様のエッチ」

「ちがっ! 私は驚いただけで……」

「まぁ俺は、胸は弄らなかったですけど」

「ぇ……あ……!」

私の手を取って、レオ殿が「ココです」と言って下半身に持っていき思わず驚いた声を漏らしてしまった。私のように窮屈そうではないが、確かな質量のあるソコに思わず生唾を飲んだ。

「アラン様も俺のに触ったんで、俺も触りますね」

私の返事を聞くよりも早く、レオ殿が再び私の胸部へと触れた。不可抗力。むしろレオ殿が触らせたのでは? と思うが、それを言うよりも胸部。とりわけ乳首への刺激に声が漏れてしまう。

「さっきは痛かったみたなんで、触り方を変えますね」

カリッ!……さわっ……♡ さわっ……♡

「んぉ゛っ♡ぉ、お゛♡ぉ゛~~っ♡」

「その反応だど、こっちが正解みたいですね。昨日もこうしたんですか? って、答えられないですね」

さわっ♡ さわさわっ♡ キュッ!♡ さわさわっ♡

「ぁ゛~~♡ぁ゛♡さわさわっ♡や、やめて♡さわさわ、駄目です……♡」

さわさわっ♡ クリ~~ッ♡ フ~~~~ッ♡♡

「ひっ゛!♡ぁ、あ゛♡お゛っ♡さわさわ♡さわさわしながら、乳首をクリクリ♡ダメ、駄目です♡レオ殿♡おほぅ~~っ゛♡」

なんて。
聞きたくもない声が、私の喉を通って出てしまった。

********
宣伝】最近Pixiv更新もよくしているので、見て頂けると嬉しいです
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます

ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜 名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。 愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に… 「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」 美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。 🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶 応援していただいたみなさまのおかげです。 本当にありがとうございました!

オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる

クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。

おかわり

ストロングベリー
BL
恐ろしいほどの美貌と絶品の料理で人気のカフェバーのオーナー【ヒューゴ】は、晴れて恋人になった【透】においしい料理と愛情を注ぐ日々。 男性経験のない透とは、時間をかけてゆっくり愛し合うつもりでいたが……透は意外にも積極的で、性来Dominantなヒューゴを夜ごとに刺激してくる。 「おいしいじかん」の続編、両思いになった2人の愛し合う姿をぜひ♡

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

田舎育ちの天然令息、姉様の嫌がった婚約を押し付けられるも同性との婚約に困惑。その上性別は絶対バレちゃいけないのに、即行でバレた!?

下菊みこと
BL
髪色が呪われた黒であったことから両親から疎まれ、隠居した父方の祖父母のいる田舎で育ったアリスティア・ベレニス・カサンドル。カサンドル侯爵家のご令息として恥ずかしくない教養を祖父母の教えの元身につけた…のだが、農作業の手伝いの方が貴族として過ごすより好き。 そんなアリスティア十八歳に急な婚約が持ち上がった。アリスティアの双子の姉、アナイス・セレスト・カサンドル。アリスティアとは違い金の御髪の彼女は侯爵家で大変かわいがられていた。そんなアナイスに、とある同盟国の公爵家の当主との婚約が持ちかけられたのだが、アナイスは婿を取ってカサンドル家を継ぎたいからと男であるアリスティアに婚約を押し付けてしまう。アリスティアとアナイスは髪色以外は見た目がそっくりで、アリスティアは田舎に引っ込んでいたためいけてしまった。 アリスは自分の性別がバレたらどうなるか、また自分の呪われた黒を見て相手はどう思うかと心配になった。そして顔合わせすることになったが、なんと公爵家の執事長に性別が即行でバレた。 公爵家には公爵と歳の離れた腹違いの弟がいる。前公爵の正妻との唯一の子である。公爵は、正当な継承権を持つ正妻の息子があまりにも幼く家を継げないため、妾腹でありながら爵位を継承したのだ。なので公爵の後を継ぐのはこの弟と決まっている。そのため公爵に必要なのは同盟国の有力貴族との縁のみ。嫁が子供を産む必要はない。 アリスティアが男であることがバレたら捨てられると思いきや、公爵の弟に懐かれたアリスティアは公爵に「家同士の婚姻という事実だけがあれば良い」と言われてそのまま公爵家で暮らすことになる。 一方婚約者、二十五歳のクロヴィス・シリル・ドナシアンは嫁に来たのが男で困惑。しかし可愛い弟と仲良くなるのが早かったのと弟について黙って結婚しようとしていた負い目でアリスティアを追い出す気になれず婚約を結ぶことに。 これはそんなクロヴィスとアリスティアが少しずつ近づいていき、本物の夫婦になるまでの記録である。 小説家になろう様でも2023年 03月07日 15時11分から投稿しています。

何も知らない人間兄は、竜弟の執愛に気付かない

てんつぶ
BL
 連峰の最も高い山の上、竜人ばかりの住む村。  その村の長である家で長男として育てられたノアだったが、肌の色や顔立ちも、体つきまで周囲とはまるで違い、華奢で儚げだ。自分はひょっとして拾われた子なのではないかと悩んでいたが、それを口に出すことすら躊躇っていた。  弟のコネハはノアを村の長にするべく奮闘しているが、ノアは竜体にもなれないし、人を癒す力しかもっていない。ひ弱な自分はその器ではないというのに、日々プレッシャーだけが重くのしかかる。  むしろ身体も大きく力も強く、雄々しく美しい弟ならば何の問題もなく長になれる。長男である自分さえいなければ……そんな感情が膨らみながらも、村から出たことのないノアは今日も一人山の麓を眺めていた。  だがある日、両親の会話を聞き、ノアは竜人ですらなく人間だった事を知ってしまう。人間の自分が長になれる訳もなく、またなって良いはずもない。周囲の竜人に人間だとバレてしまっては、家族の立場が悪くなる――そう自分に言い訳をして、ノアは村をこっそり飛び出して、人間の国へと旅立った。探さないでください、そう書置きをした、はずなのに。  人間嫌いの弟が、まさか自分を追って人間の国へ来てしまい――

処理中です...