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【BL・こぼれ話】それは初めての②
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■それは初めての②
学校で、第二次性徴について学んで帰って来た。ガラガラと開けた玄関の先に、ダイスケさんはいない。いつもならダイスケさんに早く会いたいと思うが、今日は少しだけダイスケさんに会わなくて良かったと思う。
「……」
置き手紙に、帰って来るのは夕方だとあった。今の時間は3時30分。きっと早くても、4時とかの帰りになるんじゃないのかな? と考える。芽生えたのは、下心。誰も居ないと分かっていても、一部屋一部屋誰もいないことを確認し、自分の部屋へと向かった。黙ったままランドセルを下ろし、ベッドの上に腰かけて。走って帰って来たドキドキと、これからすることへの緊張のドキドキと。妄想したダイスケさんの裸へのドキドキ。
煩いくらいに僕の心臓は速くなっていて、深呼吸をすれば、少しは落ち着いた。だけれど、僕の「性」への興味が薄れるわけもない。
「……っ!」
ゴクッ……! と生唾を飲む音が聞こえた後。ズボンと下着を脱いで、素肌でベッドの上に腰を下ろし。陰毛が僅かに生え始めた小さなペニスに、手を伸ばして掴んでいた。
「んっ……♡」
シュコッ……♡
乾いた音が耳に聞こえ、ふにゃりと柔らかな感触が手に伝わった。
シュコッ……シュコッ……♡
「ぁ、あ……っ♡僕、自分でおちんちん握って……扱いてる……!」
ダイスケさんが、家にいない。家には今、僕一人だけ。
お風呂に入るわけでもなければ、僕の部屋はトイレでもないのに。習ったばかりの、芽生え始めたばかりの「性」に、逆らうことが出来ず。僕の手は止まらなかった。
シュコッ……シュコッ……ぴくぴくっ♡ シュコッ……つぷっ……♡
「うぁっ、あ……♡!」
力加減に気をつけなければ、掴んだ両手でペニスを握り潰しそうになり痛みが走る。一回、二回と扱く回数が増えていけば、乾いていた陰茎がピクピクと反応を見せ。皮こそ被っていないが、まだピンク色のペニスの先から小さな滴が漏れ始めた。
「ぁ、あっ♡お、おしっこ……?」
**********
次で、これは終わる予定です
今回短いです><
学校で、第二次性徴について学んで帰って来た。ガラガラと開けた玄関の先に、ダイスケさんはいない。いつもならダイスケさんに早く会いたいと思うが、今日は少しだけダイスケさんに会わなくて良かったと思う。
「……」
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煩いくらいに僕の心臓は速くなっていて、深呼吸をすれば、少しは落ち着いた。だけれど、僕の「性」への興味が薄れるわけもない。
「……っ!」
ゴクッ……! と生唾を飲む音が聞こえた後。ズボンと下着を脱いで、素肌でベッドの上に腰を下ろし。陰毛が僅かに生え始めた小さなペニスに、手を伸ばして掴んでいた。
「んっ……♡」
シュコッ……♡
乾いた音が耳に聞こえ、ふにゃりと柔らかな感触が手に伝わった。
シュコッ……シュコッ……♡
「ぁ、あ……っ♡僕、自分でおちんちん握って……扱いてる……!」
ダイスケさんが、家にいない。家には今、僕一人だけ。
お風呂に入るわけでもなければ、僕の部屋はトイレでもないのに。習ったばかりの、芽生え始めたばかりの「性」に、逆らうことが出来ず。僕の手は止まらなかった。
シュコッ……シュコッ……ぴくぴくっ♡ シュコッ……つぷっ……♡
「うぁっ、あ……♡!」
力加減に気をつけなければ、掴んだ両手でペニスを握り潰しそうになり痛みが走る。一回、二回と扱く回数が増えていけば、乾いていた陰茎がピクピクと反応を見せ。皮こそ被っていないが、まだピンク色のペニスの先から小さな滴が漏れ始めた。
「ぁ、あっ♡お、おしっこ……?」
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