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43】帰って来たら恋人気分で②
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43】帰って来たら恋人気分で②
北斗のベッドの上で、俺だけ脱がされるのは嫌だと異議を唱えれば、北斗も上着を脱いだ。俺よりも白い肌がゆっくりと現れて、端正な俺の好きな顔が俺だけを見下ろす。妙に色気のある表情にドキドキとする俺に、北斗が言った。
「ふぅっ……これで良い?」
「……ハイ。イイデス」
良すぎる。思わずカタコトになるくらい良すぎた。
(ぐわぁああ……っ! 相変わらず顔が! 顔が良すぎる……!)
「じゃあ、続きをするね」と切り替えの早い北斗が、ギシッとベッドを軋ませて、ヒタリと北斗の手の平が俺の腹に触れた。
ドキドキドキ。ピクッ……♡
「圭、触るよ?」
「うん」
臍の上の腹筋辺りから、ゆっくりと上へと動いてくる手の平。優しく撫でているだけの手つきなのに、ドキドキしている俺の心臓と反応してしまう下半身。
ピクッ♡ ピクッ♡ じわっ……♡♡
「ふ……ぅ……♡」
(やばい。下着の色が変わってる……!)
下着が窮屈になり始め、ゆくる勃起を始めたペニスが下着で擦れる。亀頭の部分が盛り上がり、ジワリと下着の一部分が濃くなって様子が見えた。
(下着、黒履いとけば良かった)
下着の色を後悔したところで今更だ。恥ずかしいと思いながら、一か所だけ。ジワジワと円を描くように濃い部分が広がっていく。
「撫でてるだけなのに、気持ち良いの?」
「ぅ……ぁ……♡」
ピクッ♡ ピクッ♡
北斗がチラリと視線を外し、見たのは俺の下半身。恥ずかしいと思っている色の変わった下着と、反応を示している個所を見られ。俺の身体もペニスも、また震えるのが分かった。
「だって……」
「だって?」
(北斗が俺に触れているから。北斗の手の平が俺の身体を撫でるから。俺は北斗が好きだから、北斗にされることは全部気持ちが良いんだよ)
と心の中で思う言葉を、口に出せたら。現実では言えないまま、俺はギリギリ言える言葉を漏らした。
「だって、お前がそんな風に触るから」
「ならもっと触ってあげる。どうやって触られるのが好き? 圭、教えて?」
北斗がそう言うと、俺の下半身ではなく再び上半身へと手を進めた。もう胸元辺りまで上がってきていた手のひらが、平な俺の胸を両サイドから集めるように端から中心へと動く。集めたところで、谷間の出来ない胸元に気持ち良さの間に悲しさを感じた。
(そんなに集めたって、俺の胸は平らなだけなのに。北斗もやっぱり、女の子が良いのかな?)
気持ち良さの間に、チクチクと胸と心臓が痛くなった。
「北斗、そんなことしても俺の胸に谷間は出来ないって」
******
更新しました! お気に入りほか有難うございます(^^)反応頂けるの嬉しいです
えっっっをするつもりでしたが、このままではまたせずに終わるのでは…(ざわっ)となって頭を抱えています。
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
北斗のベッドの上で、俺だけ脱がされるのは嫌だと異議を唱えれば、北斗も上着を脱いだ。俺よりも白い肌がゆっくりと現れて、端正な俺の好きな顔が俺だけを見下ろす。妙に色気のある表情にドキドキとする俺に、北斗が言った。
「ふぅっ……これで良い?」
「……ハイ。イイデス」
良すぎる。思わずカタコトになるくらい良すぎた。
(ぐわぁああ……っ! 相変わらず顔が! 顔が良すぎる……!)
「じゃあ、続きをするね」と切り替えの早い北斗が、ギシッとベッドを軋ませて、ヒタリと北斗の手の平が俺の腹に触れた。
ドキドキドキ。ピクッ……♡
「圭、触るよ?」
「うん」
臍の上の腹筋辺りから、ゆっくりと上へと動いてくる手の平。優しく撫でているだけの手つきなのに、ドキドキしている俺の心臓と反応してしまう下半身。
ピクッ♡ ピクッ♡ じわっ……♡♡
「ふ……ぅ……♡」
(やばい。下着の色が変わってる……!)
下着が窮屈になり始め、ゆくる勃起を始めたペニスが下着で擦れる。亀頭の部分が盛り上がり、ジワリと下着の一部分が濃くなって様子が見えた。
(下着、黒履いとけば良かった)
下着の色を後悔したところで今更だ。恥ずかしいと思いながら、一か所だけ。ジワジワと円を描くように濃い部分が広がっていく。
「撫でてるだけなのに、気持ち良いの?」
「ぅ……ぁ……♡」
ピクッ♡ ピクッ♡
北斗がチラリと視線を外し、見たのは俺の下半身。恥ずかしいと思っている色の変わった下着と、反応を示している個所を見られ。俺の身体もペニスも、また震えるのが分かった。
「だって……」
「だって?」
(北斗が俺に触れているから。北斗の手の平が俺の身体を撫でるから。俺は北斗が好きだから、北斗にされることは全部気持ちが良いんだよ)
と心の中で思う言葉を、口に出せたら。現実では言えないまま、俺はギリギリ言える言葉を漏らした。
「だって、お前がそんな風に触るから」
「ならもっと触ってあげる。どうやって触られるのが好き? 圭、教えて?」
北斗がそう言うと、俺の下半身ではなく再び上半身へと手を進めた。もう胸元辺りまで上がってきていた手のひらが、平な俺の胸を両サイドから集めるように端から中心へと動く。集めたところで、谷間の出来ない胸元に気持ち良さの間に悲しさを感じた。
(そんなに集めたって、俺の胸は平らなだけなのに。北斗もやっぱり、女の子が良いのかな?)
気持ち良さの間に、チクチクと胸と心臓が痛くなった。
「北斗、そんなことしても俺の胸に谷間は出来ないって」
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