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42】帰って来たら恋人気分で
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42】帰って来たら恋人気分で
大学から帰ったばかりの、まだ日が高く昇っている時間。
俺は北斗のメッセージを見て、浮かれながら帰宅した。北斗が俺がいなくて寂しいだなんて。今だけ、俺が北斗にとって特別みたいで嬉しくなる。嬉しい気持ちのまま、昨日は俺が「したい」といった北斗の言葉を断ったくせに、今度は俺の方から「したい」と強請った。嬉しい気持ちのまま北斗に抱かれたら、どんなに幸せだろう? そう思って、つい言ってしまったんだ。
「なぁ、北斗」
「何?」
「そのっ……したくなったんだけど、駄目か?」
俺の言葉に、一瞬目を見開いた北斗が、ちゅっと頬にキスをして囁いた。
「俺もしたい」
(こんな会話。本当の恋人同士みたいだ)
****
**
「んっ……」
それから俺は、北斗の部屋へ。俺のよりも大きな北斗のベッドの上で、ことを始めていた。俺から誘っておいて何だが、急に汗臭いかもと心配になりシャワーを浴びたいと言ったが、北斗がそのままでいいと言った。
「北斗、やっぱりシャワー浴びたい」
「やだ。圭の匂いなくなっちゃうじゃん」
何だ。俺の匂いって。
「それに」
「それに?」
「昨日みたいに、部屋に逃げられても困るから」
俺が逃げたのは、北斗にバレていたらしい。
「逃げないけど。でも、ほら……やっぱり汗臭いだろ?」
北斗に汗臭いとか言われたら、多分一週間は引きずると思う。
「圭」
俺の着ていた上着の裾を握り、捲っていく北斗。ゆっくりと腕が抜け、脱がされて。整理整頓された北斗の部屋で、俺の着ていた服だけが行儀悪く投げられていく。それからまたベッドの上の毛布も落としていって、俺のズボンにも手をかけた。
「ちょっ、北斗……!」
「圭。俺はね、汗臭い圭も良いと思うよ」
「俺は嫌だよ!」
好きな人に汗臭いと思われたくないのは、皆同じだろう? だが、そんな俺の願いは虚しく敵うことは無く。あっという間に俺は下着一枚になっていた。
「まぁまぁ」
「……っ♡」
ゆっくりと俺をベッドに押し倒し、圭が俺の上に覆い被さる。俺だけ脱がされていれていて、北斗は服を着たままだった。
「北斗も脱げよ」
「俺の裸なんて見ても、楽しくないでしょ?」
「俺は楽しい」
「なら上だけ」
俺が楽しいならと、北斗が俺の身体を跨いだままバサリと服を脱いだ。インナーと一緒に脱ぎ捨てて、俺の服が転がっている辺りに落ちた。
「ふぅっ……これで良い?」
「……ハイ。イイデス」
(ぐわぁああ……っ! 相変わらず顔が! 顔が良すぎる……!)
ギシッとベッドを軋ませて、ヒタリと北斗の手の平が俺の腹に触れた。
ドキドキドキ。ピクッ……♡
*******
更新しました!お気に入りほか有難うございます(^^)
大学から帰ったばかりの、まだ日が高く昇っている時間。
俺は北斗のメッセージを見て、浮かれながら帰宅した。北斗が俺がいなくて寂しいだなんて。今だけ、俺が北斗にとって特別みたいで嬉しくなる。嬉しい気持ちのまま、昨日は俺が「したい」といった北斗の言葉を断ったくせに、今度は俺の方から「したい」と強請った。嬉しい気持ちのまま北斗に抱かれたら、どんなに幸せだろう? そう思って、つい言ってしまったんだ。
「なぁ、北斗」
「何?」
「そのっ……したくなったんだけど、駄目か?」
俺の言葉に、一瞬目を見開いた北斗が、ちゅっと頬にキスをして囁いた。
「俺もしたい」
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「んっ……」
それから俺は、北斗の部屋へ。俺のよりも大きな北斗のベッドの上で、ことを始めていた。俺から誘っておいて何だが、急に汗臭いかもと心配になりシャワーを浴びたいと言ったが、北斗がそのままでいいと言った。
「北斗、やっぱりシャワー浴びたい」
「やだ。圭の匂いなくなっちゃうじゃん」
何だ。俺の匂いって。
「それに」
「それに?」
「昨日みたいに、部屋に逃げられても困るから」
俺が逃げたのは、北斗にバレていたらしい。
「逃げないけど。でも、ほら……やっぱり汗臭いだろ?」
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「圭」
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「ちょっ、北斗……!」
「圭。俺はね、汗臭い圭も良いと思うよ」
「俺は嫌だよ!」
好きな人に汗臭いと思われたくないのは、皆同じだろう? だが、そんな俺の願いは虚しく敵うことは無く。あっという間に俺は下着一枚になっていた。
「まぁまぁ」
「……っ♡」
ゆっくりと俺をベッドに押し倒し、圭が俺の上に覆い被さる。俺だけ脱がされていれていて、北斗は服を着たままだった。
「北斗も脱げよ」
「俺の裸なんて見ても、楽しくないでしょ?」
「俺は楽しい」
「なら上だけ」
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「ふぅっ……これで良い?」
「……ハイ。イイデス」
(ぐわぁああ……っ! 相変わらず顔が! 顔が良すぎる……!)
ギシッとベッドを軋ませて、ヒタリと北斗の手の平が俺の腹に触れた。
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