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31】最近動画をアップしていないので⑧
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31】最近動画をアップしていないので⑧
生配信の最中。北斗が俺の事を「俺の圭」と言ってドキドキしたいたのに、北斗が更に突然のことをしてきた。
しかも、カメラの目の前で。それどころか、カメラから見えるように、俺の頬にキスをした。俺はといえば、ちゅっと触れた感触に驚きながら、思考がフリーズ。いや、半分はまさかな・・・・・・と思いながら、認めたくなかったんだと思う。
『キス!!!! した!?!?』
『ほっぺチューした!!!!!』
画面上に見えた具体的な内容を目で読んで、ようやく俺も固まっていた身体が動き出した。
(コイツ・・・・・・北斗の奴、キスしやがった!!!??)
「え、あ、は・・・・・・!? 北斗、何やってるんだ!?」
バッ! と北斗の方を見れば、また気にする様子もない北斗がサラリと言った。
「久しぶりだし、皆にもサービスしておこうと思って」
(サービス!?)
一体何のサービスだよ! と思ったが、まだ配信中だ。カップルらしく振る舞わなくては。
キス1つで狼狽えていては怪しまれるのでは? と思った結果、内心慌てる俺だがカメラの前ではフッ・・・・・・と冷静になる。それこそ、キス? 慣れていますよ? という風に。(まぁ、実際。頬へのキスは慣れているんだけど。)
「ったく、何がサービスだよ。ビックリするだろ」
「ドキドキした?」
「ビックリしたんだよ!」
嘘。本当は北斗の言うとおり、ドキドキした。
『ずっとイチャイチャしてる』
『見せつけてくる・・・・・・!』
『サービス有り難うございます』
「ほら、圭。皆喜んでる」
「あー・・・・・・皆が喜んでくれるなら、まぁ許してやるけど・・・・・・」
「有り難う」
そうこうしていると、時計を見るともう結構な時間が過ぎていた。終わりの予定時間が近く、延長するべきか少し迷う。
「うわっ! 北斗。もう結構時間が過ぎてる。ほぼ俺ばかり話しててごめんなさい! 北斗、ほら! 北斗も他に何か話して!」
「俺? 時間はあっという間に過ぎますね。延長は無しなので、予定通りもうすぐ終わります」
「延長なし!?」
「無しだよ、圭」
『私たちより圭くんが驚いてる笑』
『もっと見たいよ~!』
俺としては、延長した方が良いのかな? と思ったが、北斗がそう判断したのなら北斗に従う。
「皆ごめんね? 北斗がああ言ってるから」
ごめんね? と出来るだけ可愛く見えるように謝れば、打ち合わせには無かった北斗の言葉が聞こえた。
「近々また新しく動画は上げる予定なので、その時は宜しくお願いします。ああ、それから俺から伝えたいことがあります」
(待て。俺から伝えたいこと? 何それ、俺聞いてないんだが!?)
********
更新しました!
お気に入り有り難うございます!
生配信の最中。北斗が俺の事を「俺の圭」と言ってドキドキしたいたのに、北斗が更に突然のことをしてきた。
しかも、カメラの目の前で。それどころか、カメラから見えるように、俺の頬にキスをした。俺はといえば、ちゅっと触れた感触に驚きながら、思考がフリーズ。いや、半分はまさかな・・・・・・と思いながら、認めたくなかったんだと思う。
『キス!!!! した!?!?』
『ほっぺチューした!!!!!』
画面上に見えた具体的な内容を目で読んで、ようやく俺も固まっていた身体が動き出した。
(コイツ・・・・・・北斗の奴、キスしやがった!!!??)
「え、あ、は・・・・・・!? 北斗、何やってるんだ!?」
バッ! と北斗の方を見れば、また気にする様子もない北斗がサラリと言った。
「久しぶりだし、皆にもサービスしておこうと思って」
(サービス!?)
一体何のサービスだよ! と思ったが、まだ配信中だ。カップルらしく振る舞わなくては。
キス1つで狼狽えていては怪しまれるのでは? と思った結果、内心慌てる俺だがカメラの前ではフッ・・・・・・と冷静になる。それこそ、キス? 慣れていますよ? という風に。(まぁ、実際。頬へのキスは慣れているんだけど。)
「ったく、何がサービスだよ。ビックリするだろ」
「ドキドキした?」
「ビックリしたんだよ!」
嘘。本当は北斗の言うとおり、ドキドキした。
『ずっとイチャイチャしてる』
『見せつけてくる・・・・・・!』
『サービス有り難うございます』
「ほら、圭。皆喜んでる」
「あー・・・・・・皆が喜んでくれるなら、まぁ許してやるけど・・・・・・」
「有り難う」
そうこうしていると、時計を見るともう結構な時間が過ぎていた。終わりの予定時間が近く、延長するべきか少し迷う。
「うわっ! 北斗。もう結構時間が過ぎてる。ほぼ俺ばかり話しててごめんなさい! 北斗、ほら! 北斗も他に何か話して!」
「俺? 時間はあっという間に過ぎますね。延長は無しなので、予定通りもうすぐ終わります」
「延長なし!?」
「無しだよ、圭」
『私たちより圭くんが驚いてる笑』
『もっと見たいよ~!』
俺としては、延長した方が良いのかな? と思ったが、北斗がそう判断したのなら北斗に従う。
「皆ごめんね? 北斗がああ言ってるから」
ごめんね? と出来るだけ可愛く見えるように謝れば、打ち合わせには無かった北斗の言葉が聞こえた。
「近々また新しく動画は上げる予定なので、その時は宜しくお願いします。ああ、それから俺から伝えたいことがあります」
(待て。俺から伝えたいこと? 何それ、俺聞いてないんだが!?)
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