【完結・BL】異世界転生してみたら、出会った巨人がめちゃくちゃタイプだった件【巨人×人間】

彩華

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■味見してくれ②

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■味見してくれ②

 大きな巨人のソラの手の平に乗せらせ、口元へ運ばれる。普通の人であれば、見える口元に恐怖するだろうが、不思議と恐怖は無かった。それどころか、口内へ運ばれることに期待している俺がいる。

ドキドキドキドキ。

好きの高鳴りか、期待の高鳴りか。
グァッ……と口が開くと、自然と吐き出された息が身体に掛かり身構えた。一瞬固まった俺の様子にソラが声を掛ける。

「高見、絶対に痛くしないから」

(少しくらいなら痛くしても良いのに)

なんて口にはせず。ただコクンと頷く俺。そのまま吸い込まれるように、臍から舌がソラの口の中へと沈んでいった。

ぢゅっ……ぢゅぷぷっ……ぢゅるっ。

「ぅ、ぁ……あ……!」

裸足の足裏から、ジュクリと濡れていく。肉厚でねっとりとした感触がしたかと思えば、俺の身体に巻き付いて、風呂とは違うジュルジュルと生暖かい水分で身体が布の上から濡れていった。

(ソラの唾液だ……!)

時おり、ミチッ♡ ミチッ♡ と圧を身体に圧をかけていく。苦しくはないが、言葉に表現しがたい感触と状況に俺の興奮は高まっていくばかり。

「ぁ……あ……っ♡」

思わず口から出た甘い声に、咄嗟に口を隠した。だが、それはソラにとっては不服だったらしい。

「らんれ。たかみ、こえ、らひて」

何で声を出さないのかと、俺に異議を申し立ててくる。

「ぁっ……! 食べながら喋るなよ……っ!♡」

だが俺としては、甘ったるい声を聞かれたいはずもない。だって気持ちが悪いだろう? こんな可愛くも無いおじさんが「あんっ♡」なんて言っているなんて。(ちょっと自分で想像して、鳥肌が立つかと思った)

「ひゅうしゅうひて!」

ソラは俺のことを良く見ているらしい。心ここにあらずの俺に、また文句を言うようにジュルッ……! と頬に水分を溜め始めた。少し膨らんだ頬がハムスターみたいで可愛いだなんて思ったのは一瞬だった。

ぢゅるっ♡!

「ぁ、あ゛っ……! ソラッ……!」

ぢゅぷっ♡ ジュワ~~♡♡♡ ぬろぉっ……♡

「やら」

アッ……──みちみちみちっ♡♡♡ ぢゅわぁぁ~~~~♡♡♡♡

「んぁっ♡あ、ぁ゛♡あ……!♡」

頬に溜めた唾液で一気に身体を濡らし、口を開き直したかと思えば身体の前後にゆっくりと掛かってくる圧。

(食べられてる!?)

それがソラの歯だとすぐに気づいたが、逃げようにも舌が俺の身体に巻き付いていて何も出来なかった。

********
ちょっと短くてすみません><
詰んだので更新止まっちゃうかもしれません><
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