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■ベッドを買いに来たものの④
しおりを挟む 舌で、口の中を存分に味わう。
舌を出してと言えば素直に出し、こちらが絡めるように動かせば一生懸命に同じようにしてくるズィーロの健気さが、ウィレナーズの独占欲と支配欲をどんどん満たしてたまらない気持ちにさせられる。
「ロディオ……俺に捕まって本当に良かったのか……?」
「ん、ちゅ、……なにが……?」
鼻先が触れ合う距離に離れて、ズィーロが聞いてくるがウィレナーズには伝える言葉がない。もう気持ちは伝えた。ズィーロはそれを了承して今ここにいるのだから、これ以上は何を言っても蛇足でしかないように思う。
「……」
何も答えずに後ろから抱きしめていたズィーロの身体を前に倒した。
「いい眺めだな」
ズィーロの背面に座り込み薄く綺麗に筋肉のついた背中から、締まった腰、なだらかな曲線の尻を通り太ももへ手を動かす。
その赤く色付いた中心部がウィレナーズの視線を意識したのか、きゅ、と締めるような動きをした。
「や、ウィル、見てる、……?」
「ああ、お前は本当にどこをとってもかわいいな」
「んっ、……そんな、とこ、見ながら言うなよな……」
「舐めるぞ」
「え、や、っうそ、んんん、ん、あ、ッ」
双丘を舐めながら徐々に中心へ向かい、ウィレナーズはこれから入る後孔へと舌を這わせた。
途端、ズィーロの声が一際高くなる。うそうそ、こんなの、こんなのうそだ、そんな事を呟きながらも逃げる事はできないようだ。
後孔に唾液を送るように舌を出し入れし、腹から回した腕で胸を探り、乳首へと指を当てる。指を当てただけなのに、きゅ、と後孔が締まる。
「も、もう、あああっや、いじらなっいじらないでッ、こんなされてそこ、そこちく、び、っいじられたら、ッ! ウィル!」
じゅっじゅっと音を鳴らしながら後孔をふやかすように舌を挿し込む。同時に、まだ熱を持ったように腫れている両方の乳首を指の腹で強く撫でた。ひ、と声をあげてズィーロは腰を震わせた。
「うそ、う、そ、も、もうッ……っや、ウィルがそんなしないでウィルおねが、おねがいもう入れてよ、入れて、ちゃんと入る、ッ入るよ、いく、またいくいっちゃうよやだやだ、や、おねが、いく、いっちゃう前に入れろよぅ……ッ」
本当はもっともっと可愛がってやろうと思っていたのに、びくりびくりと腰から尻を震わせて、涙目で後ろを伺ってくるズィーロに絆された。
次はもっと可愛いがらせてくれよ、と優しく声をかけて腰をひと舐めし、後孔に自身の先端を合わせた。
ズィーロは、震えながらも入りやすいように腰を合わせてくる。
「ロディオ、かわいいな」
「か、かわいくない、も、それ……やめ」
「やめない、かわいい、かわいい、ロディオ」
入れずに後ろから覆い被さりながら、耳元でかわいいと繰り返す。その度にズィーロは震えて、声にならない声で、あ、あ、と口を開いた。
「ウィル、ウィルごめん、おれ、ほんともうっ、なにもされてないっ……のに、また、いっちゃ……」
「ああ、何度でも。本当に、かわいいな」
あまりにかわいくて、思わずその肩に歯を立てた。初めてズィーロに上に乗られたときから、この人の肌を噛みたいと思っていたのだ。もう自分を抑える必要の無い今、我慢する事も無い。歯を立てながら、舌で噛んだ肌をべろりと舐める。
「や、もう、いれておねが、い、いれてよ、いっちゃうからはやくっはやく……!」
切羽詰まった声で急かされる。その様子にまた、かわいいと思う。どうやら口に出していたようで、腕の中のズィーロがまたふるりと揺れた。
かわいいと口にする度に素直に喜んで震えるズィーロの腰を抱えるようにして、ぐ、と自身の腰を合わせて進める。狭い所を、ウィレナーズの亀頭が縁を舐めるように入っていく。腕の中のズィーロは震えっぱなしだ。
「あああッ、あ、あッ」
中の良い部分を擦ったらしく、ズィーロは痙攣する。自身の陰茎をぎゅうぎゅうに締め付けられてウィレナーズは、ああ、またイったな、と思いながらも少しだけ引いてまた戻る。
「や、やだそこ、なんでなんどもこするのや、だ……っ」
「やだって、いわれても、な、ッ……ロディオが気持ちよさそうだから、……くッ」
ぐりぐりと良い所を押し込むように何度も刺激を加える。やだやだ言いながらも腕の中のズィーロは痙攣し続けイき続けているらしい。
ズィーロの身体は倒したままでウィレナーズは上体を起こした。筋肉の薄くなった背中が眼前でビクビクと反応しているのが見えた。良い眺めだがこのびくりと動く反応の度に、自身の陰茎をぎゅうと締め付けられるのが酷く気持ちがよくて余り持たなそうだ。
「悪い、あまり持たない」
「いっ……いいよ、いいよそんなの、ウィルもいって、いって、もう、俺だけやだ、ッ……!」
「んっ……もう、少し」
浅いところばかりを突いていたので、出来るなら自身の根元までズィーロの身体に収めたい。
ゆっくり、ゆっくり、腰を奥へと進める。
動きが変わった事に気付いたズィーロが、こちらを振り向くようにした。
「あの、ウィル、ッ、あんまり奥、し、ないで、っ」
「なんで」
「へ、へんに、へんになる、んんん、んッあんまり奥は、変になっちゃうの!!!」
「変になっちゃうのか?」
子供みたいな言い様に思わず口元を緩めて、聞き返したらズィーロは素直に何度も首を縦に振った。
「変になっちゃいそ、で! いっつもこわくて、入れてないから、ッあぁ、ん、だから、や、や、あ、」
今までこのような行為に及ぶ時は、毎回ズィーロがウィレナーズの上に乗って始めから終わりまでどこまで入れるのか自分で調整していたのだ。
「自慰で、……試しに行けるところまで入れてみたりは……?」
「しない、ッ、しないよそんな、こわああ、ん、しないよ、だっ、から、ん、ん、あ、いれな、いれないでっ、こわい、ぃ」
「ッ、聞けないな」
じわ、と、また進む。
自分の知らないズィーロがいる事は許せない。
「な、なんで、や、ああ」
「俺の知らない、ロディオをッ俺が放っておくと思うか……? 全部寄越せ、変になっちゃうなんて、くっ、かわいい事を言う、ロディオも、……全部だ」
更にじわじわ攻める。一気に貫く事もできるが、ズィーロの初めての場所に触れるのならゆっくり味わって触れたい。ズィーロが望んでいるかどうかはこの際置いておく。
「こ、わい、ってウィル……! ゆっくりやだ、やだ、ゆっくりは、や……!」
「いやか?」
「ん、ん、やだ、や、も、もうっやるならはやくっはやくきて、きてよ、ほんと、こわい、ぎゅて、しててぎゅって背中、離れないでっ……!」
涙目で歯を食いしばりながら後ろを向き、こちらを見上げてそんな事を言うのだから。
「やめた」
「え、なん、なにをやめ」
ゆっくり味わうのはやめた。
きっと自分はこの先一生ズィーロに振り回されて生きていく。彼の言葉や仕草、表情一つで振り回されて、何だかんだと言う事を全て聞いてしまう。むしろ本望だ。
起こしていた身体を、再び覆いかぶさるようにしてズィーロの身体に腕を回し、特に前触れもなく一気に貫く。
「んああああああっーーー!! あああ、あ、はぁ、あっ、あ、」
喉の奥から声をあげ、今まで以上に身体を痙攣させてズィーロはまた精液をこぼす。顎を撫でながら後ろを向かせて顔を覗くと、目をとろりとして頰を紅潮させたズィーロが見えた。視線は合わない。ああ、ああ、と喘ぐだけだ。
「なんかっ、飛んでるな……ロディオ」
下生えを押しつけるように更に奥を刺激する。ついでとばかりに、抱きしめた手の近くにあった乳首にも指をのばして押し込むようにいじる。背中を丸めて首の後ろを舐めた。舐めながら噛み付く。つい先ほども思わず噛んでしまった場所が跡になって見えた。終わる頃には噛み跡だらけになりそうだ。噛みたいと思っていた欲求が顕著に現れている。
「も、むり、もぅ、……でな、でないのに、きもちぃ、」
「ああ、っ、気持ちがいいな」
「ウィル、ウィルッ……すき、すきだよ、だいすき、おれ……ウィル」
「く、っそ……もうッ、もたない」
「ん、うん、だして、おれの、っなか、……だして、なか」
「あとで、ッ全部俺が洗う……っ」
「え、や、やだ、それはっ、ああ、あ、あ、んあああっ!」
「んっ、く、っ」
ああ、とうとう出してしまった。文字通り爆発的に気持ちよかった。ゆるゆると、イったあとの余韻を楽しむように腰を動かす。
ズィーロは、顔をシーツに押し付けたまま肩で呼吸をしている。ズィーロを抱え込んだまま、ウィレナーズは頭を撫でた。そんな些細な刺激にすら、ん、と言いながら反応をするが、もう動く気も話す気もなさそうだ。
ぐったりと力を抜いているズィーロの腰を支えながら、ゆっくりと引き抜いていく。ぐち、と音を立てて、ズィーロが風呂場で仕込んできていた香油と共に自分の出した精液が流れ落ちてくる。ズィーロはそのまま腰を落として、動かなくなってしまった。
ピクリともしなくなったズィーロを見ながら思う。
呂律も回らなくなっている癖にすきすき言ってくるから。自分のやる事に反応してまるで漏らしたかのように何度も何度もイってるから。この腕の中で快感に震え続けているから。
色々あるが、結局のところ自分は、ただただズィーロの事が好きなのだ。
舌を出してと言えば素直に出し、こちらが絡めるように動かせば一生懸命に同じようにしてくるズィーロの健気さが、ウィレナーズの独占欲と支配欲をどんどん満たしてたまらない気持ちにさせられる。
「ロディオ……俺に捕まって本当に良かったのか……?」
「ん、ちゅ、……なにが……?」
鼻先が触れ合う距離に離れて、ズィーロが聞いてくるがウィレナーズには伝える言葉がない。もう気持ちは伝えた。ズィーロはそれを了承して今ここにいるのだから、これ以上は何を言っても蛇足でしかないように思う。
「……」
何も答えずに後ろから抱きしめていたズィーロの身体を前に倒した。
「いい眺めだな」
ズィーロの背面に座り込み薄く綺麗に筋肉のついた背中から、締まった腰、なだらかな曲線の尻を通り太ももへ手を動かす。
その赤く色付いた中心部がウィレナーズの視線を意識したのか、きゅ、と締めるような動きをした。
「や、ウィル、見てる、……?」
「ああ、お前は本当にどこをとってもかわいいな」
「んっ、……そんな、とこ、見ながら言うなよな……」
「舐めるぞ」
「え、や、っうそ、んんん、ん、あ、ッ」
双丘を舐めながら徐々に中心へ向かい、ウィレナーズはこれから入る後孔へと舌を這わせた。
途端、ズィーロの声が一際高くなる。うそうそ、こんなの、こんなのうそだ、そんな事を呟きながらも逃げる事はできないようだ。
後孔に唾液を送るように舌を出し入れし、腹から回した腕で胸を探り、乳首へと指を当てる。指を当てただけなのに、きゅ、と後孔が締まる。
「も、もう、あああっや、いじらなっいじらないでッ、こんなされてそこ、そこちく、び、っいじられたら、ッ! ウィル!」
じゅっじゅっと音を鳴らしながら後孔をふやかすように舌を挿し込む。同時に、まだ熱を持ったように腫れている両方の乳首を指の腹で強く撫でた。ひ、と声をあげてズィーロは腰を震わせた。
「うそ、う、そ、も、もうッ……っや、ウィルがそんなしないでウィルおねが、おねがいもう入れてよ、入れて、ちゃんと入る、ッ入るよ、いく、またいくいっちゃうよやだやだ、や、おねが、いく、いっちゃう前に入れろよぅ……ッ」
本当はもっともっと可愛がってやろうと思っていたのに、びくりびくりと腰から尻を震わせて、涙目で後ろを伺ってくるズィーロに絆された。
次はもっと可愛いがらせてくれよ、と優しく声をかけて腰をひと舐めし、後孔に自身の先端を合わせた。
ズィーロは、震えながらも入りやすいように腰を合わせてくる。
「ロディオ、かわいいな」
「か、かわいくない、も、それ……やめ」
「やめない、かわいい、かわいい、ロディオ」
入れずに後ろから覆い被さりながら、耳元でかわいいと繰り返す。その度にズィーロは震えて、声にならない声で、あ、あ、と口を開いた。
「ウィル、ウィルごめん、おれ、ほんともうっ、なにもされてないっ……のに、また、いっちゃ……」
「ああ、何度でも。本当に、かわいいな」
あまりにかわいくて、思わずその肩に歯を立てた。初めてズィーロに上に乗られたときから、この人の肌を噛みたいと思っていたのだ。もう自分を抑える必要の無い今、我慢する事も無い。歯を立てながら、舌で噛んだ肌をべろりと舐める。
「や、もう、いれておねが、い、いれてよ、いっちゃうからはやくっはやく……!」
切羽詰まった声で急かされる。その様子にまた、かわいいと思う。どうやら口に出していたようで、腕の中のズィーロがまたふるりと揺れた。
かわいいと口にする度に素直に喜んで震えるズィーロの腰を抱えるようにして、ぐ、と自身の腰を合わせて進める。狭い所を、ウィレナーズの亀頭が縁を舐めるように入っていく。腕の中のズィーロは震えっぱなしだ。
「あああッ、あ、あッ」
中の良い部分を擦ったらしく、ズィーロは痙攣する。自身の陰茎をぎゅうぎゅうに締め付けられてウィレナーズは、ああ、またイったな、と思いながらも少しだけ引いてまた戻る。
「や、やだそこ、なんでなんどもこするのや、だ……っ」
「やだって、いわれても、な、ッ……ロディオが気持ちよさそうだから、……くッ」
ぐりぐりと良い所を押し込むように何度も刺激を加える。やだやだ言いながらも腕の中のズィーロは痙攣し続けイき続けているらしい。
ズィーロの身体は倒したままでウィレナーズは上体を起こした。筋肉の薄くなった背中が眼前でビクビクと反応しているのが見えた。良い眺めだがこのびくりと動く反応の度に、自身の陰茎をぎゅうと締め付けられるのが酷く気持ちがよくて余り持たなそうだ。
「悪い、あまり持たない」
「いっ……いいよ、いいよそんなの、ウィルもいって、いって、もう、俺だけやだ、ッ……!」
「んっ……もう、少し」
浅いところばかりを突いていたので、出来るなら自身の根元までズィーロの身体に収めたい。
ゆっくり、ゆっくり、腰を奥へと進める。
動きが変わった事に気付いたズィーロが、こちらを振り向くようにした。
「あの、ウィル、ッ、あんまり奥、し、ないで、っ」
「なんで」
「へ、へんに、へんになる、んんん、んッあんまり奥は、変になっちゃうの!!!」
「変になっちゃうのか?」
子供みたいな言い様に思わず口元を緩めて、聞き返したらズィーロは素直に何度も首を縦に振った。
「変になっちゃいそ、で! いっつもこわくて、入れてないから、ッあぁ、ん、だから、や、や、あ、」
今までこのような行為に及ぶ時は、毎回ズィーロがウィレナーズの上に乗って始めから終わりまでどこまで入れるのか自分で調整していたのだ。
「自慰で、……試しに行けるところまで入れてみたりは……?」
「しない、ッ、しないよそんな、こわああ、ん、しないよ、だっ、から、ん、ん、あ、いれな、いれないでっ、こわい、ぃ」
「ッ、聞けないな」
じわ、と、また進む。
自分の知らないズィーロがいる事は許せない。
「な、なんで、や、ああ」
「俺の知らない、ロディオをッ俺が放っておくと思うか……? 全部寄越せ、変になっちゃうなんて、くっ、かわいい事を言う、ロディオも、……全部だ」
更にじわじわ攻める。一気に貫く事もできるが、ズィーロの初めての場所に触れるのならゆっくり味わって触れたい。ズィーロが望んでいるかどうかはこの際置いておく。
「こ、わい、ってウィル……! ゆっくりやだ、やだ、ゆっくりは、や……!」
「いやか?」
「ん、ん、やだ、や、も、もうっやるならはやくっはやくきて、きてよ、ほんと、こわい、ぎゅて、しててぎゅって背中、離れないでっ……!」
涙目で歯を食いしばりながら後ろを向き、こちらを見上げてそんな事を言うのだから。
「やめた」
「え、なん、なにをやめ」
ゆっくり味わうのはやめた。
きっと自分はこの先一生ズィーロに振り回されて生きていく。彼の言葉や仕草、表情一つで振り回されて、何だかんだと言う事を全て聞いてしまう。むしろ本望だ。
起こしていた身体を、再び覆いかぶさるようにしてズィーロの身体に腕を回し、特に前触れもなく一気に貫く。
「んああああああっーーー!! あああ、あ、はぁ、あっ、あ、」
喉の奥から声をあげ、今まで以上に身体を痙攣させてズィーロはまた精液をこぼす。顎を撫でながら後ろを向かせて顔を覗くと、目をとろりとして頰を紅潮させたズィーロが見えた。視線は合わない。ああ、ああ、と喘ぐだけだ。
「なんかっ、飛んでるな……ロディオ」
下生えを押しつけるように更に奥を刺激する。ついでとばかりに、抱きしめた手の近くにあった乳首にも指をのばして押し込むようにいじる。背中を丸めて首の後ろを舐めた。舐めながら噛み付く。つい先ほども思わず噛んでしまった場所が跡になって見えた。終わる頃には噛み跡だらけになりそうだ。噛みたいと思っていた欲求が顕著に現れている。
「も、むり、もぅ、……でな、でないのに、きもちぃ、」
「ああ、っ、気持ちがいいな」
「ウィル、ウィルッ……すき、すきだよ、だいすき、おれ……ウィル」
「く、っそ……もうッ、もたない」
「ん、うん、だして、おれの、っなか、……だして、なか」
「あとで、ッ全部俺が洗う……っ」
「え、や、やだ、それはっ、ああ、あ、あ、んあああっ!」
「んっ、く、っ」
ああ、とうとう出してしまった。文字通り爆発的に気持ちよかった。ゆるゆると、イったあとの余韻を楽しむように腰を動かす。
ズィーロは、顔をシーツに押し付けたまま肩で呼吸をしている。ズィーロを抱え込んだまま、ウィレナーズは頭を撫でた。そんな些細な刺激にすら、ん、と言いながら反応をするが、もう動く気も話す気もなさそうだ。
ぐったりと力を抜いているズィーロの腰を支えながら、ゆっくりと引き抜いていく。ぐち、と音を立てて、ズィーロが風呂場で仕込んできていた香油と共に自分の出した精液が流れ落ちてくる。ズィーロはそのまま腰を落として、動かなくなってしまった。
ピクリともしなくなったズィーロを見ながら思う。
呂律も回らなくなっている癖にすきすき言ってくるから。自分のやる事に反応してまるで漏らしたかのように何度も何度もイってるから。この腕の中で快感に震え続けているから。
色々あるが、結局のところ自分は、ただただズィーロの事が好きなのだ。
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