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29】無しではなかった
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29】無しではなかった
軽い口調ながら、焦るように少し早口でハデスに言った。
「何だよ? ここまで来て、やっぱり無しは止めてくれよ?」
「煩い。黙っていろ」
せっかくベッドまでやって来て、身長差が気にならないように押し倒していたのに、ハデスが身体を起こして「待て」と言う。そう言われてしまった俺の方は、少しソワソワする。
(やっぱり止めたとか言わないよな?! なぁ!!)
心の中では子供のように慌てるが、落ち着いてますよ? と装って待つ。
そんな俺をまた無視したかと思えば、着ていた黒い上着をハデスが脱いで、乱暴にベッドの下に投げ落とした。重たそうな毛皮の上着がボトリと落ちて、ベッドの上に座ったままのハデスの薄い身体が現れる。初めて見る身体。上着とは異なり、肌と同じ白いシャツを一枚。それからまた上着と同じ黒いズボン。薄く細い身体は、学が無俺でも分かるくらい美しい美術品に見えた。
「…………」
ゴクリ。
俺が生唾を飲み込む音が、ハデスに聞こえていなければ良いなと思う。
綺麗で色っぽくて、好き。そんな単語みたいな言葉しか思い浮かばない。エサを前にした獣のように、口の中にジュワリと唾液ばかりが湧いてくる。
「何だ? 私を抱くんじゃなかったのか?」
フッ……と笑った顔に煽られれば、俺も黙ってはいられない。
「そうだよ、今から俺がお前を抱くんだよ」
自分にも言い聞かせるように声に出し、仕切り直しというようにもう一度「ちゅっ」とハデスの唇に口づけた。そしてそのまま薄い肩を押しながら、押し倒す。白と黒のコントラストがハッキリとしていて、身体の細さにまたゴクリと唾を飲んだ。
「触るぞ?」
「好きにしろ」
ハデスの身体を跨ぎながら見下ろす。薄い身体の胸元に手を伸ばし、小さな突起を撫でた。ツンと柔らかな突起の感触を、数回行き来を繰り返せばコリコリと芯を持ち始める。薄いシャツに存在を主張するように浮かんだ小さな突起を、カリッと引っ掻けば「ふぅっ……」とハデスが甘い声を漏らした。
「乳首、引っかかれるのが好きか?」
カリカリッ♡ カリカリカリッ♡
「ふ、んっ……ぁ♡ 知らっ……な……っ♡」
逃げるようにしながも、俺が乳首を引っ掻くので逃げられない。時おり、逆に捩じった身体が引っ掻いてくれというように胸を押し付けるような体勢になり引っ掻いていた乳首を摘まんで引っぱった。
カリカリカリッ♡ コリッ……ぐにぃっ!♡
「んぁ゛っ♡♡! ぁ、あ……っ゛」
ビクン! と震えた身体の反応の良さに、思わず舌なめずりをする。変わらず俺の口の中は涎ばかりで、タラリと一緒に唾液が垂れた。
********
やっぱり何となくNTRになってる……!
もうすぐ終わらせたいです
次何をしようかなあ
軽い口調ながら、焦るように少し早口でハデスに言った。
「何だよ? ここまで来て、やっぱり無しは止めてくれよ?」
「煩い。黙っていろ」
せっかくベッドまでやって来て、身長差が気にならないように押し倒していたのに、ハデスが身体を起こして「待て」と言う。そう言われてしまった俺の方は、少しソワソワする。
(やっぱり止めたとか言わないよな?! なぁ!!)
心の中では子供のように慌てるが、落ち着いてますよ? と装って待つ。
そんな俺をまた無視したかと思えば、着ていた黒い上着をハデスが脱いで、乱暴にベッドの下に投げ落とした。重たそうな毛皮の上着がボトリと落ちて、ベッドの上に座ったままのハデスの薄い身体が現れる。初めて見る身体。上着とは異なり、肌と同じ白いシャツを一枚。それからまた上着と同じ黒いズボン。薄く細い身体は、学が無俺でも分かるくらい美しい美術品に見えた。
「…………」
ゴクリ。
俺が生唾を飲み込む音が、ハデスに聞こえていなければ良いなと思う。
綺麗で色っぽくて、好き。そんな単語みたいな言葉しか思い浮かばない。エサを前にした獣のように、口の中にジュワリと唾液ばかりが湧いてくる。
「何だ? 私を抱くんじゃなかったのか?」
フッ……と笑った顔に煽られれば、俺も黙ってはいられない。
「そうだよ、今から俺がお前を抱くんだよ」
自分にも言い聞かせるように声に出し、仕切り直しというようにもう一度「ちゅっ」とハデスの唇に口づけた。そしてそのまま薄い肩を押しながら、押し倒す。白と黒のコントラストがハッキリとしていて、身体の細さにまたゴクリと唾を飲んだ。
「触るぞ?」
「好きにしろ」
ハデスの身体を跨ぎながら見下ろす。薄い身体の胸元に手を伸ばし、小さな突起を撫でた。ツンと柔らかな突起の感触を、数回行き来を繰り返せばコリコリと芯を持ち始める。薄いシャツに存在を主張するように浮かんだ小さな突起を、カリッと引っ掻けば「ふぅっ……」とハデスが甘い声を漏らした。
「乳首、引っかかれるのが好きか?」
カリカリッ♡ カリカリカリッ♡
「ふ、んっ……ぁ♡ 知らっ……な……っ♡」
逃げるようにしながも、俺が乳首を引っ掻くので逃げられない。時おり、逆に捩じった身体が引っ掻いてくれというように胸を押し付けるような体勢になり引っ掻いていた乳首を摘まんで引っぱった。
カリカリカリッ♡ コリッ……ぐにぃっ!♡
「んぁ゛っ♡♡! ぁ、あ……っ゛」
ビクン! と震えた身体の反応の良さに、思わず舌なめずりをする。変わらず俺の口の中は涎ばかりで、タラリと一緒に唾液が垂れた。
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やっぱり何となくNTRになってる……!
もうすぐ終わらせたいです
次何をしようかなあ
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