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28】やっぱり無しは無しで
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28】やっぱり無しは無しで
恋人と二人きり。しかも生まれ変わって、数百年ぶりの相手。
(やっぱり俺は、ハデスが好きだ)
下半身は欲望に正直ながら、甘い空気を醸し出し。抱きしめたまま、ちゅっ、ちゅっと触れるだけの口づけを落とす。ハデスが俺を気遣ってか少し前のめりになりながら、頬や鼻筋。そして唇と何度も何度も口づけて、最後にハデスの耳元で囁いた。
「ハデス。お前を抱きたい」
抱きしめたまま、以前と変わらない着こんだ服に手をかければ、ハデスからの抵抗は無かった。
「抵抗しなかったら……俺は本当にお前を抱くぞ?」
良いんだな? と念押ししながら顔を上げれば、黙ったままのハデスが俺の髪に触れた。頭を撫でながら、髪の中へ白い指を沈める。顔に「いつもは聞かないくせに」と書いてあるくらい、分かりやすい表情。それから少しだけ拗ねたように唇を尖らせて、俺しか知らない表情を浮かべて言った。
「…………良い」
ちゅっ。
「!」
分かれとばかりに俺の唇に今度はハデスから口づけ。あまりに可愛いものだから、仕返しとばかりに噛みつくように口づけて、敏感な上顎裏を何度も舌先で撫でた。
レロ~ッ♡♡♡ ちゅっ♡ ちゅぷぷっ♡♡ レロレロレロッ♡♡♡♡♡
「ふぅっ゛……ぁ、あ……っ……♡」
(あ~~~~、やっぱり可愛い。好きだ。ちんこが痛ぇ。絶対抱く。いや、抱くんだけどさ)
ちゅっ♡ レロレロレロ♡ レロォ~~ッ♡
色んな感情が入り混じって、一人心の中で早口になっていた。ふぅふぅと荒くなる呼吸と鼻息。目を開いたままハデスの様子を見つめる俺と、ギュッと瞳を閉じたまま。悶えるように震えるハデス。
レロォ~~ッ♡ ちゅぱっ!
「んっ゛……! ぁ、あ……♡貴様……はぁ゛……っ」
「仕方ないだろ。俺がどんだけ我慢してたと思ってるんだ。酷くはしないつもりだが……痛かったら抵抗してくれ」
「言われなくても、そうする」
「そうか。けど先に謝っとくな、ごめん」
嘘。多分ハデスのことだから、きっと我慢するんだろう。俺がちゃんと自制しなければいけないが、多分無理。先に謝って、あとはハデスの手を引いた。
どこに? なんて野暮だ。必要最低限な物しかないこの部屋で、一番大きな、着ている服と同じ黒色のベッドの上。部屋の主を押し倒し、ギシッと小さく軋む音がした。
「……」
「……」
互いに無言。昔とは違う身体になってしまったけれど、ハデスは昔と変わらない。色白の肌に映える艶やかな黒髪。
「ちょっと待て」
「何だよ? ここまで来て、やっぱり無しは止めてくれよ?」
身長差が気にならないように押し倒していたのに、ハデスが身体を起こして「待て」と言った。俺の方は、少しソワソワする。そんな俺をまた無視したかと思えば、着ていた黒い上着をハデスが脱いで、乱暴にベッドの下に投げ落とした。重たそうな毛皮の上着がボトリと落ちて、ベッドの上に座ったままのハデスの薄い身体が現れる。上着とは異なり、肌と同じ白いシャツを一枚。それからまた上着と同じ黒いズボン。薄く細い身体は、学が無俺でも分かるくらい美しい美術品に見えた。
******
途中から地の文の表現が変わって読み辛かったらすみません><(魔王様→ハデスなど)
また、途中からなんかNTRっぽくなってるな?と思いましたが、よく分からないです(こら)
あと少しお付き合い頂ければ…!
恋人と二人きり。しかも生まれ変わって、数百年ぶりの相手。
(やっぱり俺は、ハデスが好きだ)
下半身は欲望に正直ながら、甘い空気を醸し出し。抱きしめたまま、ちゅっ、ちゅっと触れるだけの口づけを落とす。ハデスが俺を気遣ってか少し前のめりになりながら、頬や鼻筋。そして唇と何度も何度も口づけて、最後にハデスの耳元で囁いた。
「ハデス。お前を抱きたい」
抱きしめたまま、以前と変わらない着こんだ服に手をかければ、ハデスからの抵抗は無かった。
「抵抗しなかったら……俺は本当にお前を抱くぞ?」
良いんだな? と念押ししながら顔を上げれば、黙ったままのハデスが俺の髪に触れた。頭を撫でながら、髪の中へ白い指を沈める。顔に「いつもは聞かないくせに」と書いてあるくらい、分かりやすい表情。それから少しだけ拗ねたように唇を尖らせて、俺しか知らない表情を浮かべて言った。
「…………良い」
ちゅっ。
「!」
分かれとばかりに俺の唇に今度はハデスから口づけ。あまりに可愛いものだから、仕返しとばかりに噛みつくように口づけて、敏感な上顎裏を何度も舌先で撫でた。
レロ~ッ♡♡♡ ちゅっ♡ ちゅぷぷっ♡♡ レロレロレロッ♡♡♡♡♡
「ふぅっ゛……ぁ、あ……っ……♡」
(あ~~~~、やっぱり可愛い。好きだ。ちんこが痛ぇ。絶対抱く。いや、抱くんだけどさ)
ちゅっ♡ レロレロレロ♡ レロォ~~ッ♡
色んな感情が入り混じって、一人心の中で早口になっていた。ふぅふぅと荒くなる呼吸と鼻息。目を開いたままハデスの様子を見つめる俺と、ギュッと瞳を閉じたまま。悶えるように震えるハデス。
レロォ~~ッ♡ ちゅぱっ!
「んっ゛……! ぁ、あ……♡貴様……はぁ゛……っ」
「仕方ないだろ。俺がどんだけ我慢してたと思ってるんだ。酷くはしないつもりだが……痛かったら抵抗してくれ」
「言われなくても、そうする」
「そうか。けど先に謝っとくな、ごめん」
嘘。多分ハデスのことだから、きっと我慢するんだろう。俺がちゃんと自制しなければいけないが、多分無理。先に謝って、あとはハデスの手を引いた。
どこに? なんて野暮だ。必要最低限な物しかないこの部屋で、一番大きな、着ている服と同じ黒色のベッドの上。部屋の主を押し倒し、ギシッと小さく軋む音がした。
「……」
「……」
互いに無言。昔とは違う身体になってしまったけれど、ハデスは昔と変わらない。色白の肌に映える艶やかな黒髪。
「ちょっと待て」
「何だよ? ここまで来て、やっぱり無しは止めてくれよ?」
身長差が気にならないように押し倒していたのに、ハデスが身体を起こして「待て」と言った。俺の方は、少しソワソワする。そんな俺をまた無視したかと思えば、着ていた黒い上着をハデスが脱いで、乱暴にベッドの下に投げ落とした。重たそうな毛皮の上着がボトリと落ちて、ベッドの上に座ったままのハデスの薄い身体が現れる。上着とは異なり、肌と同じ白いシャツを一枚。それからまた上着と同じ黒いズボン。薄く細い身体は、学が無俺でも分かるくらい美しい美術品に見えた。
******
途中から地の文の表現が変わって読み辛かったらすみません><(魔王様→ハデスなど)
また、途中からなんかNTRっぽくなってるな?と思いましたが、よく分からないです(こら)
あと少しお付き合い頂ければ…!
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