1 / 1
正義達は絶望の事実も分からぬまま悪の前で無様にもがく
しおりを挟む
幾ら力を込めても、縄は肌に食い込むばかりで全く緩まない。逞しく鍛えられた筋肉質な裸体をどんなにもがかせても、頑丈な縄は必死の足掻きを嘲笑うかのように軋む音を立てるだけだ。
だが、男は決して諦めること無く縛めとの格闘を繰り返している。床に四本の脚を金具で接続された椅子に腰を下ろした体勢を無理矢理に維持させる縄をどうにかして振り払おうと、男は汗に濡れた裸体をひたすらにもがかせ続けている。
「んっ、んぐっ、ふぶっ、むぐぅぅっ!」
左右の足を椅子の前側の脚へと括り付ける縄を鳴らしながら、脱出を追い求める男。左右の手首と二の腕を背もたれの後ろできつく一まとめにする縄と戦い、伸ばしきった状態を強要された腕と胴体を背もたれへと縫い付ける縄が生み出す痛みに呻きながら、焦りを露わにした試行錯誤をなりふり構わずに重ねる男。
しかし、どんなに男が頑張っても状況は何一つとして変わらない。言葉を封じている黒いギャグボールの穴から飲み込みきれない唾液を噴き出させつつ身悶えても、男は縄どころか視覚と聴覚を封じる目隠しと耳当てが一体化した器具からも逃れられはしない。
今の男に取れる行動は、丸出しにさせられた男根を間抜けに震わせながら無駄な努力を行うことのみで。そんな滑稽な努力の様を閉ざした視界と聴覚の向こうで愉しんでいた非道な男達は、別の仕事の都合で到着が遅れた数人が椅子に固定された無様な男という娯楽を堪能する鑑賞の輪に加わったのを切っ掛けにして、息を切らしながら無意味に縄の音を立てる男に残忍な拷問をもたらし始めた。
「さぁ、捜査員さん達。お待ちかねの地獄の始まりだよ」
「二人仲良く惨めに苦しむ姿を、たっぷりと味わい尽くしてやるよ。この薬を乳首とチ○コに塗り込まれて、気持ち良くなりたいって情けなく悶絶してるお前らをじっくりと観察してやるからな?」
「もちろん、映像や写真にもたくさん残してあげるよ? 正面に相棒がいることも、正面の相棒が自分と同じように苦しめられてることも分からないままみっともなく快感をねだる捜査員さん達をいっぱい記録に残してあげるからね?」
「むごっ、もっ、ぼほぉっ!」
「うぅっ、んーっ! むごぉぉっ!!」
ありとあらゆる情報を遮断された捜査員の男達が、目隠しの先にいる自分とは別の場所で悪に捕らわれた相棒と共に椅子に縛り付けられた裸体をよじらせる。自分達が調査を行う中で詳細を知った無慈悲なまでの効力を有する媚薬を中に注がれた霧吹きが無防備な乳首と男根を狙って迫っていることを知る由も無い男達が、自らの唸りしか聞こえない暗闇の中で希望を抱きながら縄を解こうと手を尽くしている。
その最高に愉快な正義の光景を満喫しながら、悪に属する男達は長い長い生殺しの果てに用意している目隠しと耳当てを取り去った際に訪れる二人の驚愕と絶望の反応に早くも期待を寄せつつ、恐怖や警戒を示すことすら叶わない二人の抗えぬ裸体目掛けて淫獄の引き金となる霧吹きのボタンを嬉々として押し込んでいくのだった。
だが、男は決して諦めること無く縛めとの格闘を繰り返している。床に四本の脚を金具で接続された椅子に腰を下ろした体勢を無理矢理に維持させる縄をどうにかして振り払おうと、男は汗に濡れた裸体をひたすらにもがかせ続けている。
「んっ、んぐっ、ふぶっ、むぐぅぅっ!」
左右の足を椅子の前側の脚へと括り付ける縄を鳴らしながら、脱出を追い求める男。左右の手首と二の腕を背もたれの後ろできつく一まとめにする縄と戦い、伸ばしきった状態を強要された腕と胴体を背もたれへと縫い付ける縄が生み出す痛みに呻きながら、焦りを露わにした試行錯誤をなりふり構わずに重ねる男。
しかし、どんなに男が頑張っても状況は何一つとして変わらない。言葉を封じている黒いギャグボールの穴から飲み込みきれない唾液を噴き出させつつ身悶えても、男は縄どころか視覚と聴覚を封じる目隠しと耳当てが一体化した器具からも逃れられはしない。
今の男に取れる行動は、丸出しにさせられた男根を間抜けに震わせながら無駄な努力を行うことのみで。そんな滑稽な努力の様を閉ざした視界と聴覚の向こうで愉しんでいた非道な男達は、別の仕事の都合で到着が遅れた数人が椅子に固定された無様な男という娯楽を堪能する鑑賞の輪に加わったのを切っ掛けにして、息を切らしながら無意味に縄の音を立てる男に残忍な拷問をもたらし始めた。
「さぁ、捜査員さん達。お待ちかねの地獄の始まりだよ」
「二人仲良く惨めに苦しむ姿を、たっぷりと味わい尽くしてやるよ。この薬を乳首とチ○コに塗り込まれて、気持ち良くなりたいって情けなく悶絶してるお前らをじっくりと観察してやるからな?」
「もちろん、映像や写真にもたくさん残してあげるよ? 正面に相棒がいることも、正面の相棒が自分と同じように苦しめられてることも分からないままみっともなく快感をねだる捜査員さん達をいっぱい記録に残してあげるからね?」
「むごっ、もっ、ぼほぉっ!」
「うぅっ、んーっ! むごぉぉっ!!」
ありとあらゆる情報を遮断された捜査員の男達が、目隠しの先にいる自分とは別の場所で悪に捕らわれた相棒と共に椅子に縛り付けられた裸体をよじらせる。自分達が調査を行う中で詳細を知った無慈悲なまでの効力を有する媚薬を中に注がれた霧吹きが無防備な乳首と男根を狙って迫っていることを知る由も無い男達が、自らの唸りしか聞こえない暗闇の中で希望を抱きながら縄を解こうと手を尽くしている。
その最高に愉快な正義の光景を満喫しながら、悪に属する男達は長い長い生殺しの果てに用意している目隠しと耳当てを取り去った際に訪れる二人の驚愕と絶望の反応に早くも期待を寄せつつ、恐怖や警戒を示すことすら叶わない二人の抗えぬ裸体目掛けて淫獄の引き金となる霧吹きのボタンを嬉々として押し込んでいくのだった。
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる