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青年達は無意味な哀願と体液を無様に垂れ流す

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青年達の尻穴にねじ込まれた電動式のプラグが、絶え間無い振動を繰り返して二人に望まぬ悦楽を味わわせ続けている。
もっと奥まで刺激して欲しい。もっと激しく震わせてもらえなければ頂点には至れない。そんなもどかしさを覚えさせながら、尻穴の浅い部分を拡張しているプラグは青年達に決して絶頂には辿り着けぬ生殺しの悦びを淡々と注ぎ込み続けている。
気持ち良いのに、快楽の極みには到達出来ない。足りない快楽に容赦無く嬲られた青年達はもう、心も身体も限界だ。自分達を捕らえ弄んでいる非道な存在に対する怒りを募らせながら暴れていた裸体は、より強い快感を欲しがる身悶えしか行えない状態に陥っている。憎しみに任せて言葉にならぬ叫びを飛ばしていた口はもはや、黒いギャグボールに歯を立てる力も失いギャグボールに空いた穴から飲み込みきれない唾液と共に刺激をねだる懇願の唸りをだらしなく溢れさせることしか出来ない状態まで追い詰められている。
二の腕と胴体を繋ぎ左右の手首を背中で縛る縄を軋ませ、足首と太ももを短く結合する縄を鳴らしながら脱出を求めていた青年達は何処にもいない。裸体を縛める縄と地下室の天井に設置された滑車達を繋がれ宙吊りにされた今の青年達は、自分達の真下に用意された二つの機械に滴る体液を採取されている事実に寄せていた屈辱と嫌悪を思い出すことさえ叶わない。
二人仲良く敵の手に堕ち無慈悲な淫獄に翻弄させられている青年達は、正面に吊るされた仲間の悶絶の様と仲間の尻穴を緩く苛んでいる縄に押さえ付けられたプラグを虚しく見つめながら更なる快感を希求するだけの無様極まりない淫乱でしか無いのだ。

「もっぉ、もっひょひへぇっ! けふあな、いひぶぁん、おふまえぇ!」
「おぅ、ひゅるひえぇ!! いあへへ、あぅえへぇっ!!」

責め立てられ出した時とは全く違う意味で縄を奏でながら、恥を捨て去った態度で絶頂に繋がる快楽を請う青年達。敵達の調教によって尻穴を蹂躙されなければ射精に達せなくされた硬く張り詰めている男根を苦しげに跳ね回らせながら情けなく腰を振り、少しでも尻穴を震わせるプラグの刺激に上乗せ出来ればと涙ぐましく惨めな努力を繰り返す青年達。
そんな青年達が置き去りにされていた部屋に、突如扉の開く音がした。二人はそれに気付き、片方は右に、もう片方は左に顔を向けて仲間から扉に視線を移す。そうして移された視線の先にいたのは、涙に潤んだ視界に映ったのは二人を生殺しの拷問に放置して行った残酷な敵の男達で。哀願のぶつけ先を見付けた二人は表情を一際切羽詰まった物に歪めると、二人一緒に誇りと尊厳を放り投げたなりふり構わぬおねだりを躊躇い無く叫び始めた。

「おえあい、ひあうぅ! おぅ、いあへへぇっ!!」
「いひ、はいぃ! ひゃへー! ひゃへーひはいぃぃぃっ!!」

ギャグボール越しに紡がれる喉が破れんばかりの絶叫。ヘコヘコと腰を前後させ男根を踊り狂わせながら示される射精の要求。しかし、敵の男達はそれらの情報を全く意に介さない。二人ではなく二人の体液を採取している装置に手を伸ばし汗や唾液、先走りや腸液といった物がたっぷりと蓄積されたタンクを回収した男達は、精液の放出を願う二人の視線に嘲りの笑みを返しながら新たなタンクを装置に取り付け、まだ水分補給の必要性が無いと判断するとそのまま何も言葉を発すること無くまた地下室を去り始めてしまった。

「いあっ、いあぁぁぁ!! おえあい! いあへへ! いああいえぇ!!」
「ひゃへー、ひゃへーっ!! ひぇーえひ、らひはい!! らひはいおぉぉぉっ!!」

無論、幾ら騒いでも男達の足はとまらない。商品が溜まったタンクを揺らしながら出口に移動する男達は、今日から晴れて商品となることが決定した青年達の不明瞭な悲鳴を耳にしてもとまりはしない。
もう二度と、理性と正気を保ったまま射精を認められることは無い。冷酷な現実を知る由も無い青年達は、扉に着きじょじょに見えなくなっていく男達の姿に無駄な唸りを発しながら、狂った組織を潤す悪趣味な商品となる体液を仲良くだらだらと垂れ流していくのだった。
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