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気丈な少年は仲間達の為に自らも快楽を願い出す
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「おえあい、ひあふぅぅっ! おぅ、おぅひゃらぁ……ひゅるひへ、あうえへぇ……っ!!」
「おひり、おひりひゃわっへぇ……っ! ぶぼぶぼっへぇ……おひりぶぼぶぼぉっ!」
視界を塞ぐ黒革製の目隠しの下で切なげに眉根を寄せながら、少年達が黒のギャグボールを噛まされた口でくぐもった懇願を情けなく放ち続けている。理性も正気も、正義としての誇りも無い。そんな淫猥な哀願をなりふり構わずに叫びながら、少年達は自由を奪われた裸体を一生懸命にくねらせ疼きに疼いている尻穴を自己主張する無様なダンスを目隠しと耳栓の向こうにいるであろう存在達に対して披露し続けていた。
たった一人の少年を除いては、だ。
「ヒーロー君、そろそろ観念したらどうだい? 横のお仲間君達はもう見ての通り聞いての通り、俺達にエッチな忠誠を心から誓ってるぜ?」
「だ、まれ……っ! 俺は、堕ちない。絶対に耐えて、皆と一緒にお前らを叩き潰してやる……っ!」
五台並んで並べられた細長いベッド。その真ん中の一台に乗せられた少年が仲間達とは違い目隠しを施されていない瞳で憎き敵達を睨み付けながら、ギャグボールをもたらされていない口で反抗の意思を鋭く示す。
ヒーローとして、五人を束ねるリーダーとして、敗北を認める訳にはいかない。ヒーローとしての力を行使する為に必要な道具を衣服と共に没収され、無力となった裸体に厳重な縄の拘束を着せられた状況であっても、最後に残った自分が屈服に至る訳にはいかない。
肉体の自由と共に視覚と聴覚の機能を制限され己の内側に渦巻く淫猥な衝動を誤魔化す手段を惨めな悲鳴のみに限定された四人の仲間が恥を捨てた快楽のおねだりを紡ぐ様を見聞きさせられながらも、リーダーである少年は自分が皆を救わなければという決意を胸に募らせることで陥落をひたすらに拒み続けている。
だが、リーダーの少年の抗いは虚勢以外の何物でもない。怒りを発する口から漏れる吐息は甘く乱れている。縄によって足を折り畳んだ状態に固定され伸ばすことを禁じられた足の内側に手を密着させた形を縄の力で保たされている少年ヒーローの裸体は、他の四人と同じように乳首と男根の体積を限界まで増し剥き出しとなった尻穴をみっともなく収縮させている。この変化は、餌と称して摂取させられた食事に混ぜられている淫らな薬品のせいだ。そんな言い訳を紡ぐ気力も無くす程に自らが湧き上がらせる悦楽への渇望で追い詰められた少年ヒーローが幾ら強気な言葉を飛ばそうとも、それはただただ滑稽なだけでしか無い。
己の欲望に脳を蝕まれた仲間達を守る為に、悪が促す観念の展開に逆らう少年。周囲の様子を伺い知る術を一つ残らず取り上げられた仲間達が快感を欲して鳴き喚く姿に心を刻まれながらも、自分が最後の希望だと理解し淫欲に翻弄させられつつ悪の隙を待ち望む少年。
しかし、非道な悪達は欠片も隙など見せはしない。正義の力を失った裸体に生身ではどう頑張っても自力では振り払えぬ縄の縛めを加えた悪達は必死に頑張るリーダーの少年を嘲笑いつつ、明確な出口も無く継続される忍耐が引き寄せる残忍な結末を嬉々として説明してやった。
「ふふっ、まだまだ元気だねぇ。でも、君が元気でもお仲間君達はどうかな?」
「っ、何……!?」
「俺達は今日から、君がおねだりするまでお仲間君達には手を出さないことにしたんだ。つまり、君が強情でいる限り、お仲間君達はずーっと気持ち良くなりたいのになれないまま苦しみ続けるってことだ」
「あーらら、可哀想にねぇ。リーダーの君がやだやだ気持ち良くされたくないって駄々を捏ねてるせいでお仲間君達は気持ち良くなりた過ぎて狂っちゃうんだよ? それを避ける為には、さっさと君がおねだりしないとねぇ」
自分が堕ちずにいれば、皆をこの地獄から逃がす可能性は何時までも残り続ける。そう考えていた自分の行動が皆を二度と戻れぬ形で壊すことになるかも知れないと気付かされた少年が、絶望と戦慄に言葉を失う。
「ま、リーダー君は俺達に負けたくないんでしょ? なら、最後まで貫いてみたらどうだい?」
「そうそう、気高いヒーローなら仲間を信じて頑張るってのもありだと思うよ。本当のヒーロー君なら、俺達の調教に屈して淫乱にされちゃった身体を何日ほったらかしにされても気持ち良くなりたい。ってだけで壊れずに済むだろうしね」
「おえあい! おえあいひあふぅぅっ!! おひんほ、おひんほくあはいいぃ!!」
「おひり! おひりほひっへぇっ! いふもみはいにぃ……おひんほへ、おひりほひっへぇぇっ!!」
悪達の無慈悲な言葉に打ちひしがれ許しを請うているかのような間隔で挟まれたおねだりの絶叫を聞きながら、本当に仲間を守りたいなら自分が折れるしか無いと思い知らされたリーダーの少年は屈辱と恥辱に唇を震わせつつ、愉悦をたっぷりと携えた笑みを自分に寄せる敵の男達に正義の敗北を認め仲間達を崩壊から引き離すことを求める快楽という名の歪んだ慈悲を、四人の仲間達と一緒に願い始めるのだった。
「おひり、おひりひゃわっへぇ……っ! ぶぼぶぼっへぇ……おひりぶぼぶぼぉっ!」
視界を塞ぐ黒革製の目隠しの下で切なげに眉根を寄せながら、少年達が黒のギャグボールを噛まされた口でくぐもった懇願を情けなく放ち続けている。理性も正気も、正義としての誇りも無い。そんな淫猥な哀願をなりふり構わずに叫びながら、少年達は自由を奪われた裸体を一生懸命にくねらせ疼きに疼いている尻穴を自己主張する無様なダンスを目隠しと耳栓の向こうにいるであろう存在達に対して披露し続けていた。
たった一人の少年を除いては、だ。
「ヒーロー君、そろそろ観念したらどうだい? 横のお仲間君達はもう見ての通り聞いての通り、俺達にエッチな忠誠を心から誓ってるぜ?」
「だ、まれ……っ! 俺は、堕ちない。絶対に耐えて、皆と一緒にお前らを叩き潰してやる……っ!」
五台並んで並べられた細長いベッド。その真ん中の一台に乗せられた少年が仲間達とは違い目隠しを施されていない瞳で憎き敵達を睨み付けながら、ギャグボールをもたらされていない口で反抗の意思を鋭く示す。
ヒーローとして、五人を束ねるリーダーとして、敗北を認める訳にはいかない。ヒーローとしての力を行使する為に必要な道具を衣服と共に没収され、無力となった裸体に厳重な縄の拘束を着せられた状況であっても、最後に残った自分が屈服に至る訳にはいかない。
肉体の自由と共に視覚と聴覚の機能を制限され己の内側に渦巻く淫猥な衝動を誤魔化す手段を惨めな悲鳴のみに限定された四人の仲間が恥を捨てた快楽のおねだりを紡ぐ様を見聞きさせられながらも、リーダーである少年は自分が皆を救わなければという決意を胸に募らせることで陥落をひたすらに拒み続けている。
だが、リーダーの少年の抗いは虚勢以外の何物でもない。怒りを発する口から漏れる吐息は甘く乱れている。縄によって足を折り畳んだ状態に固定され伸ばすことを禁じられた足の内側に手を密着させた形を縄の力で保たされている少年ヒーローの裸体は、他の四人と同じように乳首と男根の体積を限界まで増し剥き出しとなった尻穴をみっともなく収縮させている。この変化は、餌と称して摂取させられた食事に混ぜられている淫らな薬品のせいだ。そんな言い訳を紡ぐ気力も無くす程に自らが湧き上がらせる悦楽への渇望で追い詰められた少年ヒーローが幾ら強気な言葉を飛ばそうとも、それはただただ滑稽なだけでしか無い。
己の欲望に脳を蝕まれた仲間達を守る為に、悪が促す観念の展開に逆らう少年。周囲の様子を伺い知る術を一つ残らず取り上げられた仲間達が快感を欲して鳴き喚く姿に心を刻まれながらも、自分が最後の希望だと理解し淫欲に翻弄させられつつ悪の隙を待ち望む少年。
しかし、非道な悪達は欠片も隙など見せはしない。正義の力を失った裸体に生身ではどう頑張っても自力では振り払えぬ縄の縛めを加えた悪達は必死に頑張るリーダーの少年を嘲笑いつつ、明確な出口も無く継続される忍耐が引き寄せる残忍な結末を嬉々として説明してやった。
「ふふっ、まだまだ元気だねぇ。でも、君が元気でもお仲間君達はどうかな?」
「っ、何……!?」
「俺達は今日から、君がおねだりするまでお仲間君達には手を出さないことにしたんだ。つまり、君が強情でいる限り、お仲間君達はずーっと気持ち良くなりたいのになれないまま苦しみ続けるってことだ」
「あーらら、可哀想にねぇ。リーダーの君がやだやだ気持ち良くされたくないって駄々を捏ねてるせいでお仲間君達は気持ち良くなりた過ぎて狂っちゃうんだよ? それを避ける為には、さっさと君がおねだりしないとねぇ」
自分が堕ちずにいれば、皆をこの地獄から逃がす可能性は何時までも残り続ける。そう考えていた自分の行動が皆を二度と戻れぬ形で壊すことになるかも知れないと気付かされた少年が、絶望と戦慄に言葉を失う。
「ま、リーダー君は俺達に負けたくないんでしょ? なら、最後まで貫いてみたらどうだい?」
「そうそう、気高いヒーローなら仲間を信じて頑張るってのもありだと思うよ。本当のヒーロー君なら、俺達の調教に屈して淫乱にされちゃった身体を何日ほったらかしにされても気持ち良くなりたい。ってだけで壊れずに済むだろうしね」
「おえあい! おえあいひあふぅぅっ!! おひんほ、おひんほくあはいいぃ!!」
「おひり! おひりほひっへぇっ! いふもみはいにぃ……おひんほへ、おひりほひっへぇぇっ!!」
悪達の無慈悲な言葉に打ちひしがれ許しを請うているかのような間隔で挟まれたおねだりの絶叫を聞きながら、本当に仲間を守りたいなら自分が折れるしか無いと思い知らされたリーダーの少年は屈辱と恥辱に唇を震わせつつ、愉悦をたっぷりと携えた笑みを自分に寄せる敵の男達に正義の敗北を認め仲間達を崩壊から引き離すことを求める快楽という名の歪んだ慈悲を、四人の仲間達と一緒に願い始めるのだった。
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