余興達は宴の場で惨めなダンスを披露する

五月雨時雨

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余興達は宴の場で惨めなダンスを披露する

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元の面影を完全に失い、太さと長さと感度を数十倍に引き上げられた惨めな乳首達に、星形の飾りが接続された小さな黒革製のベルトが手作業で一つずつ取り付けられていく。
意に染まぬ発情を常に強要されたせいで張り詰めた状態から抜け出せず、更には感度が異常なまでに高まっているというのに許可無しでは決して射精には至れないよう制御された無様な男根達に、乳首とは違うリースの飾りがあしらわれた黒革のベルトが同じく手作業で取り付けられていく。
その恥辱を拒みたくても、哀れな乳首と男根の持ち主である男達は拒めない。肉体の支配権を外部から奪い取る機械製の白い首輪を装着された男達は、光を煌びやかに反射する色とりどりの球が一体化している男根を模した張型をくわえさせられた口で嫌だの意思を乗せた唸りを放つことも許されず、頭部の後ろまで持ち上げた腕と真紅の絨毯の上でがに股に開かされた足を暴れさせることも認められぬまま、ベルトに締め上げられるだけでも鮮烈な悦楽を感じるように改造されてしまった乳首と男根を情けなく飾り付けられていくしか無い。
悪の手に堕ち、無慈悲で淫猥な調教を叩き込まれ、首輪の力で怯えと絶望に染まった瞳を動かす程度の行動しか起こせなくされてしまった捜査員の男達は、本来ならば家族や友人と過ごすはずだったクリスマスの夜を、悪達が集まるパーティを彩る滑稽な余興として過ごすしか無い。
人権を削ぎ落とされ、無残に変わり果てた恥部に装飾を与えられた捜査員達はもう、会場内に流される軽快なクリスマスソングに合わせて壁に沿って並ばされた裸体を踊らせるだけの見世物でしか無い。
助けても、許しても口に出来ず。勝手に裸体が踊る度に生まれる乳首と男根の飾りが不規則に跳ねる予測不可能な快楽に幾ら嬲られても絶頂には辿り着けぬよう首輪に管理された捜査員達はもはや、唯一思い通りに使える瞳を逃げ場を失った欲望で淫猥に蝕まれていく様と共に愉快なダンスを提供するだけの存在でしか無いのだ。

「捜査員さん、楽しんでいるかい? あの時は新規の事業をめちゃくちゃにしてくれてありがとう。お礼に今日は気が済むまで、君が踊っているところを鑑賞させてもらうよ」
「いやいや、まさかあの捜査員さん達がこんな素敵なインテリアになるとはね。全員仲良く曲に合わせて身をくねらせて……医者にとめられてるのに酒も食事もとまらなくなっちゃうよ」
「そんなに目を辛そうに見開いて、ボロボロ泣いちゃって……可愛いねぇ、捜査員さん達。ほらほら、もっと可愛く踊って私達を愉しませてご覧? 気持ち良くなりたくないのにダンスでみっともない乳首とおチ○チン跳ね回らせて、イきたくてもイけないのに気持ち良くされて苦しむ所を、私達にプレゼントしておくれよ、捜査員さん達?」

一方的に浴びせられる言葉の刃に耳を塞ぐことも叶わない捜査員達は小休止すらも挟まずに強要されるダンスを生殺しの淫獄に悶え苦しみながら延々と披露し続け、それを醜悪な表情を浮かべて堪能する悪側に位置する男達は表に出られぬ捜査員達の悶絶を想像しながら愉悦と興奮を膨らませ、幾ら眺めても飽きの来ないダンスをパーティが終わりとなる時刻まで用意された食事を嗜みつつありとあらゆる器官で味わい続けていた。
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