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哀れな茶犬は諦め悪く摩擦を加える
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分厚い綿に覆われた手足は、指を使いたくても使えない。綿に遮られた目では周囲の様子は伺えず、綿と一体化している男根を模した太く醜悪な棒を噛まされた口では、意味のある言葉を放つことも許されない。薄茶色をした犬の着ぐるみに裸体をすっぽりと包み込まれ、思い通りに使えない指ではどうやっても着ぐるみから抜け出せないよう背中のファスナーと着ぐるみの上から巻き付けられた赤い首輪の後部に位置する金具を南京錠で短く繋がれた男は、自分を捕らえた者達の意に沿って抵抗虚しく見ることもしゃべることも出来ないふかふかの檻に閉じ込められてしまった。
視界を閉ざされた状況では、自分が今いる部屋の扉がどこかすら分からない。仮に運良く扉まで辿り着けても、着ぐるみによってもたらされた犬の手では鍵に被せられたプラスチック製のカバーすらも外せない。自力での脱出を諦め助けを欲して叫んでみても男根型の棒に喉奥までを満たされた口では本物の犬のような唸りしか出せず、その唸りさえも男は綿に吸われてしまい、恥を捨てた叫びは決して部屋の外には漏れ出ない弱々しい犬の鳴き声へと無慈悲に変換されてしまう。
八方塞がりの危機的な状態。手足はある程度自由に動かせるのに、逃走への糸口は一切掴めない屈辱的な着ぐるみ拘束。そんな残酷な状態と拘束を施し茶犬に作り変えた男を殺風景な部屋に置き去りにした者達は、別室のモニターから男が無意味な試行錯誤を繰り返す光景を眺めつつ与えた着ぐるみに不備が無いことを確認すると、最後の仕上げとして男を監禁した部屋に仕掛けた機構を作動させ、捕らえた男に非道な苦悶を容赦無く注ぎ込んだ。
残忍な男達は何処にも逃げられない男がじたばたともがいている部屋に強力な媚薬を混ぜた淫猥な空気を注入し、呼吸の度に嫌でも発情が加速し淫欲に心と身体が蝕まれる責め苦を味わわせ、惨めな犬が悲痛に鳴き喚きながら火照る肉体を鎮めようとのたうち回る滑稽な悶絶姿を愉しみ始めたのだ。
「うぅーっ! あぅっ……あぉぉぉんっ!!」
言葉を奪う棒に強く歯を立てながら絶叫しても、媚薬が引き起こした火照りは引かない。無理矢理に掻き立てられた欲情によって硬く勃起させられてしまった男根を慰め悦楽を得たいという衝動に駆られても、綿の内側で膨らんだ男根は綿に包まれた手で擦っても望む刺激は欠片も得られない。羞恥の感情を捨て去って床にうつ伏せで転がり左右に身体を揺らしてみても、男は着ぐるみ内に溜まる熱の量を余計に増やして自らを更に苦しめ、やはり快楽は手に入らないという絶望ともどかしさを思い知らされるだけに終わってしまう。
気持ち良くなりたくてもなれず、自分をこんな恥辱に追いやった者達への怒りと人間としての尊厳を忘れながら刑事としての正義の立場を放り投げて悪達に甘い悦びをねだる無様な鳴き声を上げても、求める快感はもらえない。
思考と肉体の逃げ場が存在しない生殺しの淫獄に嬲られ、茶犬の内部に蓄積する一方の火照りにじわじわと消耗させられていく哀れな刑事の男はもはや、情けなく快感をおねだりしながら惨めに屈服していく一部始終を憎んでいた悪達に余すところなく観察されることしか出来ない。
ありとあらゆる感情を淫らな欲に塗り潰され、積み上げてきた様々な物を自らの男根が抱く悦楽への渇望に溶かし尽くされながら、刑事は為す術無く悪達に都合の良い犬へと、高値で売れる元刑事の淫乱犬へと陥落させられるしか無いのだ。
「あぉっ、はぉぉんっ!! はっ、はっ、あぉ、んぉぉぉんっ!!」
無駄だととっくに分かっているはずなのに諦め悪く綿越しに男根へと摩擦を加え、鳴き声に混じる焦燥を強めていく刑事入りの茶犬をモニターで鑑賞する悪達は、誇り高き存在が晒す痴態を微笑みながら堪能し、歪んだ興奮に昂ぶった男根をズボンの中で窮屈に硬く張り詰めさせていた。
視界を閉ざされた状況では、自分が今いる部屋の扉がどこかすら分からない。仮に運良く扉まで辿り着けても、着ぐるみによってもたらされた犬の手では鍵に被せられたプラスチック製のカバーすらも外せない。自力での脱出を諦め助けを欲して叫んでみても男根型の棒に喉奥までを満たされた口では本物の犬のような唸りしか出せず、その唸りさえも男は綿に吸われてしまい、恥を捨てた叫びは決して部屋の外には漏れ出ない弱々しい犬の鳴き声へと無慈悲に変換されてしまう。
八方塞がりの危機的な状態。手足はある程度自由に動かせるのに、逃走への糸口は一切掴めない屈辱的な着ぐるみ拘束。そんな残酷な状態と拘束を施し茶犬に作り変えた男を殺風景な部屋に置き去りにした者達は、別室のモニターから男が無意味な試行錯誤を繰り返す光景を眺めつつ与えた着ぐるみに不備が無いことを確認すると、最後の仕上げとして男を監禁した部屋に仕掛けた機構を作動させ、捕らえた男に非道な苦悶を容赦無く注ぎ込んだ。
残忍な男達は何処にも逃げられない男がじたばたともがいている部屋に強力な媚薬を混ぜた淫猥な空気を注入し、呼吸の度に嫌でも発情が加速し淫欲に心と身体が蝕まれる責め苦を味わわせ、惨めな犬が悲痛に鳴き喚きながら火照る肉体を鎮めようとのたうち回る滑稽な悶絶姿を愉しみ始めたのだ。
「うぅーっ! あぅっ……あぉぉぉんっ!!」
言葉を奪う棒に強く歯を立てながら絶叫しても、媚薬が引き起こした火照りは引かない。無理矢理に掻き立てられた欲情によって硬く勃起させられてしまった男根を慰め悦楽を得たいという衝動に駆られても、綿の内側で膨らんだ男根は綿に包まれた手で擦っても望む刺激は欠片も得られない。羞恥の感情を捨て去って床にうつ伏せで転がり左右に身体を揺らしてみても、男は着ぐるみ内に溜まる熱の量を余計に増やして自らを更に苦しめ、やはり快楽は手に入らないという絶望ともどかしさを思い知らされるだけに終わってしまう。
気持ち良くなりたくてもなれず、自分をこんな恥辱に追いやった者達への怒りと人間としての尊厳を忘れながら刑事としての正義の立場を放り投げて悪達に甘い悦びをねだる無様な鳴き声を上げても、求める快感はもらえない。
思考と肉体の逃げ場が存在しない生殺しの淫獄に嬲られ、茶犬の内部に蓄積する一方の火照りにじわじわと消耗させられていく哀れな刑事の男はもはや、情けなく快感をおねだりしながら惨めに屈服していく一部始終を憎んでいた悪達に余すところなく観察されることしか出来ない。
ありとあらゆる感情を淫らな欲に塗り潰され、積み上げてきた様々な物を自らの男根が抱く悦楽への渇望に溶かし尽くされながら、刑事は為す術無く悪達に都合の良い犬へと、高値で売れる元刑事の淫乱犬へと陥落させられるしか無いのだ。
「あぉっ、はぉぉんっ!! はっ、はっ、あぉ、んぉぉぉんっ!!」
無駄だととっくに分かっているはずなのに諦め悪く綿越しに男根へと摩擦を加え、鳴き声に混じる焦燥を強めていく刑事入りの茶犬をモニターで鑑賞する悪達は、誇り高き存在が晒す痴態を微笑みながら堪能し、歪んだ興奮に昂ぶった男根をズボンの中で窮屈に硬く張り詰めさせていた。
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