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弱みは少年を幸せな所有物に堕とす
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こんなことをしてはいけない。先輩として、部長として以前に人としてこれは最低な行動だ。
そう頭で分かっていても、少年はもはや自分をとめられない。
自分一人きりの状況となった放課後の部室内で想いを寄せている後輩が置き忘れたタオルを見つけ、汗が染み込んだそのタオルから発せられる愛しい相手の濃い匂いを嗅いでしまった部長の少年は同性相手だからと言わずに押し込めている恋心を暴走させ、後輩のタオルを顔に押し付けながらの自慰に耽っていた。
「○○、○○……っ!」
全裸でベンチに腰掛け、左手に握ったタオルの匂いを夢中で嗅ぎ、右手でパンパンに張り詰めた自身の男根を擦り上げている自らの姿に嫌悪を抱いても火が付いた欲望は抑えられず、少年は罪悪感と共に射精欲を募らせ自らを絶頂へと追い詰めていく。
「イ、くぅ……出る、○○ぅっ! 好き、好きだ……○○……!!」
乱れた呼吸混じりに一層激しく後輩の匂いを取り込みつつ後輩の名前を呼び、右手の中で男根をビクビクと跳ねさせながら精液を放出した少年はぐったりと脱力しながら自分のしたことを思い返し、改めて自己嫌悪の感情を膨らませた。
後輩のタオルを使い、後輩を使って自慰を行った最低な自分。部室で自慰を行い、あまつさえ精液で床を汚した自分。それらの行動を取った自身に情けなさを感じつつも、少年は掃除をしなければと考え絶頂の余韻がわずかに残っている裸体で立ち上がろうとした。
そんな少年の背後から、突然に声が掛けられた。
「一生懸命俺のタオルを使ってオナる部長、可愛かったですよ」
驚き、戦慄し、部長である少年は慌てて立ち上がり背後を見た。そこにいたのは、少年が自慰に使用したタオルの持ち主の後輩で。後輩は愉快そうな笑みを浮かべながら、右手に持ったスマートフォンを左右に小さく振った。
「あんまりに可愛かったから、思わずムービー撮っちゃいましたよ。良く撮れましたから、部長の可愛いところをもっと知って貰えるようみんなに見せて回りますね」
「ゆ、許して。謝るから、ムービー消して……っ!」
自分の最低な姿が、衆目に晒される。その可能性を示された少年は怯え切った表情を見せると今の自分が裸体であることを忘れて後輩に歩み寄り許しを求め縋り付いた。
「お願いだ、ムービー消してくれ……っ! 最低なことをしたのは分かってるから、何度でも謝るから、俺に出来ることなら……どんなことでもするから……っ!!」
「そんなに消して欲しいんですか? じゃあしょうがないですねぇ、今日から俺と二人きりの時はいうことを全部聞くって誓うなら、消してあげても良いですよ?」
言い訳のしようも無い弱みを握られ、後輩に対する罪の意識を強く持っていた少年にその交換条件を拒む選択肢など無く、部長の少年はその日から後輩の命令に抗わず従う日々を送ることとなった。
歪んだ自慰の現場を後輩に目撃され、部長の少年が命令に逆らえないようにされてから一ヶ月が経過した。
部活動の最中は今まで通りに部長と一部員としての関係を保っているために、二人の真実は誰にも悟られてはいない。
両親が仕事に出ているために夜中まで邪魔の入らない後輩の住むマンションの一室へと集まり、命令を下し下される逆転した関係性は、二人きりの秘密だ。
今日も後輩は、隷属させた部長の少年に向かって笑顔で指示を出す。下半身の衣服を全て脱ぎ、ベッドに腰掛けた状態で、後輩は自分の足の間で勃起している男根を蕩けた目で見つめている部長の少年に優しい声音で言った。
「まだ駄目だよ、□□。まだペロペロはおあずけ。分かったね?」
「はぉ……きゅぅぅんっ」
「そんな目をしても駄目な物は駄目だよ。匂いだけで我慢我慢」
まるでペットに言い聞かせるように部長の少年を言葉で制する後輩と、その後輩の言葉を忠実に守りながらも加速する発情に耐えきれず床の上でお座りのポーズを取った裸体をそわそわと揺らして赤い首輪の金具を小さく鳴らす少年の様子は、とても弱みを握って反抗を奪った者と奪われた者には見えない。後輩は愛しさを込めた目で少年を見下ろし、少年は甘える瞳で後輩を見上げながら鼻をすんすんと鳴らして男根の匂いを吸入しつつ切なげな犬の鳴き声を上げている。
後輩が目上の立場である部長の少年を従わせていることは事実だ。衣服を脱がせた裸体に首輪を嵌めて人間の言葉を禁じ、男根が目の前に来る位置で犬のお座りの体勢を強制しているのも事実だ。しかし、尊厳を傷付ける行動を取らせながらも、後輩は少年に対して常に愛情を込めた態度を貫いている。意地悪はしても、決して鋭い言葉を浴びせはしない。その意地悪さえも、部長の少年の心と身体を緩く追い詰めより淫らになるよう仕向ける程度だ。
「はぁ、はぉっ……わぅ、わぉんっ……」
「一生懸命俺のチ○ポ嗅ぎながら腰振って自分のチ○ポを揺らしてる□□、凄く可愛いよ。その調子でエッチに発情しきったら、俺のチ○ポをペロペロさせてあげるからね。頑張ってエッチになるんだよ、良いね?」
「きゃぅ、あぅぅんっ……!」
細めた目を向けながらもっと淫猥になれと命じた後輩の言葉を受け入れ、少年は早く目の前の男根への奉仕をさせてもらおうと雄の香りを体内に取り込む。そんな従順な少年の姿を眺め思わず右手で汗ばんだ少年の頭を撫でた後輩は手に入れられないと諦めていた相手を自分の思い通りに愛玩出来る喜びを噛み締め、思いを向けていた相手が自分への恋情を迸らせながら自慰に耽っている現場を目撃出来た幸運に対して感謝しつつ、愛しい後輩の所有物になれた幸福を味わう部長の少年が淫猥に高まっていく光景を堪能していた。
そう頭で分かっていても、少年はもはや自分をとめられない。
自分一人きりの状況となった放課後の部室内で想いを寄せている後輩が置き忘れたタオルを見つけ、汗が染み込んだそのタオルから発せられる愛しい相手の濃い匂いを嗅いでしまった部長の少年は同性相手だからと言わずに押し込めている恋心を暴走させ、後輩のタオルを顔に押し付けながらの自慰に耽っていた。
「○○、○○……っ!」
全裸でベンチに腰掛け、左手に握ったタオルの匂いを夢中で嗅ぎ、右手でパンパンに張り詰めた自身の男根を擦り上げている自らの姿に嫌悪を抱いても火が付いた欲望は抑えられず、少年は罪悪感と共に射精欲を募らせ自らを絶頂へと追い詰めていく。
「イ、くぅ……出る、○○ぅっ! 好き、好きだ……○○……!!」
乱れた呼吸混じりに一層激しく後輩の匂いを取り込みつつ後輩の名前を呼び、右手の中で男根をビクビクと跳ねさせながら精液を放出した少年はぐったりと脱力しながら自分のしたことを思い返し、改めて自己嫌悪の感情を膨らませた。
後輩のタオルを使い、後輩を使って自慰を行った最低な自分。部室で自慰を行い、あまつさえ精液で床を汚した自分。それらの行動を取った自身に情けなさを感じつつも、少年は掃除をしなければと考え絶頂の余韻がわずかに残っている裸体で立ち上がろうとした。
そんな少年の背後から、突然に声が掛けられた。
「一生懸命俺のタオルを使ってオナる部長、可愛かったですよ」
驚き、戦慄し、部長である少年は慌てて立ち上がり背後を見た。そこにいたのは、少年が自慰に使用したタオルの持ち主の後輩で。後輩は愉快そうな笑みを浮かべながら、右手に持ったスマートフォンを左右に小さく振った。
「あんまりに可愛かったから、思わずムービー撮っちゃいましたよ。良く撮れましたから、部長の可愛いところをもっと知って貰えるようみんなに見せて回りますね」
「ゆ、許して。謝るから、ムービー消して……っ!」
自分の最低な姿が、衆目に晒される。その可能性を示された少年は怯え切った表情を見せると今の自分が裸体であることを忘れて後輩に歩み寄り許しを求め縋り付いた。
「お願いだ、ムービー消してくれ……っ! 最低なことをしたのは分かってるから、何度でも謝るから、俺に出来ることなら……どんなことでもするから……っ!!」
「そんなに消して欲しいんですか? じゃあしょうがないですねぇ、今日から俺と二人きりの時はいうことを全部聞くって誓うなら、消してあげても良いですよ?」
言い訳のしようも無い弱みを握られ、後輩に対する罪の意識を強く持っていた少年にその交換条件を拒む選択肢など無く、部長の少年はその日から後輩の命令に抗わず従う日々を送ることとなった。
歪んだ自慰の現場を後輩に目撃され、部長の少年が命令に逆らえないようにされてから一ヶ月が経過した。
部活動の最中は今まで通りに部長と一部員としての関係を保っているために、二人の真実は誰にも悟られてはいない。
両親が仕事に出ているために夜中まで邪魔の入らない後輩の住むマンションの一室へと集まり、命令を下し下される逆転した関係性は、二人きりの秘密だ。
今日も後輩は、隷属させた部長の少年に向かって笑顔で指示を出す。下半身の衣服を全て脱ぎ、ベッドに腰掛けた状態で、後輩は自分の足の間で勃起している男根を蕩けた目で見つめている部長の少年に優しい声音で言った。
「まだ駄目だよ、□□。まだペロペロはおあずけ。分かったね?」
「はぉ……きゅぅぅんっ」
「そんな目をしても駄目な物は駄目だよ。匂いだけで我慢我慢」
まるでペットに言い聞かせるように部長の少年を言葉で制する後輩と、その後輩の言葉を忠実に守りながらも加速する発情に耐えきれず床の上でお座りのポーズを取った裸体をそわそわと揺らして赤い首輪の金具を小さく鳴らす少年の様子は、とても弱みを握って反抗を奪った者と奪われた者には見えない。後輩は愛しさを込めた目で少年を見下ろし、少年は甘える瞳で後輩を見上げながら鼻をすんすんと鳴らして男根の匂いを吸入しつつ切なげな犬の鳴き声を上げている。
後輩が目上の立場である部長の少年を従わせていることは事実だ。衣服を脱がせた裸体に首輪を嵌めて人間の言葉を禁じ、男根が目の前に来る位置で犬のお座りの体勢を強制しているのも事実だ。しかし、尊厳を傷付ける行動を取らせながらも、後輩は少年に対して常に愛情を込めた態度を貫いている。意地悪はしても、決して鋭い言葉を浴びせはしない。その意地悪さえも、部長の少年の心と身体を緩く追い詰めより淫らになるよう仕向ける程度だ。
「はぁ、はぉっ……わぅ、わぉんっ……」
「一生懸命俺のチ○ポ嗅ぎながら腰振って自分のチ○ポを揺らしてる□□、凄く可愛いよ。その調子でエッチに発情しきったら、俺のチ○ポをペロペロさせてあげるからね。頑張ってエッチになるんだよ、良いね?」
「きゃぅ、あぅぅんっ……!」
細めた目を向けながらもっと淫猥になれと命じた後輩の言葉を受け入れ、少年は早く目の前の男根への奉仕をさせてもらおうと雄の香りを体内に取り込む。そんな従順な少年の姿を眺め思わず右手で汗ばんだ少年の頭を撫でた後輩は手に入れられないと諦めていた相手を自分の思い通りに愛玩出来る喜びを噛み締め、思いを向けていた相手が自分への恋情を迸らせながら自慰に耽っている現場を目撃出来た幸運に対して感謝しつつ、愛しい後輩の所有物になれた幸福を味わう部長の少年が淫猥に高まっていく光景を堪能していた。
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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前作に
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短編集も完結してるで、プロフィールからぜひ!
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