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一人と一匹は幸せな休日を貪り尽くす

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生徒と恋仲になるなど、教師として以前に人として許されない行為だ。そう思っていた男の拒絶は情熱的で真摯な少年のアタックによってじわじわと突き崩され、やがて男は全てを諦め少年に恋情を抱いていることを、もはや少年のいない生活など考えられないほどに心を奪われていることを認めた。
年下である少年が注いでくる快楽に喘ぎ鳴かされ、幸福に浸りながら絶頂へと至らされる淫らな日々。少年の本気に根負けして愛を受け入れた当初の経緯を覆され、何でも受け止めてくれる少年の愛情に溺れながら年上の立場を捨てて淫らに甘える淫蕩な日常。その二人の幸せな愛の営みは少年が大学進学を機に男が住むマンションの近所のアパートで一人暮らしを始めると同時に歯止めを失い、お互いの欲望を何もかも晒し合う甘ったるく変態的な物へと引き上げられた。
愛しい年上の男を可能な限り甘やかし、心地良い刺激で悦ばせたい。年下の少年に己の全てを預け、心と身体を可愛がられたい。そんな願いを抑え付けずに解放させた二人は教師と元生徒の関係を捨て、部活の顧問と部員の関係を忘却しきった……飼い主とペットの関係を作り上げていた。
邪魔が入らず、他の者の目も存在しない男の部屋で、二人は今日も飼い主とペットとして過ごす休日を愉しんでいる。左右の手足に犬の足を模した茶色いグローブとブーツを嵌め、飼われる者の証である赤い首輪を装着し、頭部に犬の耳飾りを取り付け幾度となく少年の男根で愛された尻穴に犬の尻尾が生えている十数個の球を連ねた器具を飲み込んだ裸体を四つん這いで歩かせて蕩けた声で鳴き真似を行う男と、そんなはしたない格好を心から嬉しがり男根を勃起させている愛しいペットを堪能する少年は、異様な状況を当然の物と認識して仲良く食事を摂り、男の頭部を膝に乗せた体勢で一緒にソファーでくつろぎながらテレビを眺め、獣欲に駆られた末の本能を剥き出しにした交尾に何回も、何十回も耽り、お互いの愛を更に深め合っていた。

「わぅぅんっ! くぅんっ、きゃぅぅぅんっ!!」
「ふふっ、またイったね○○。本当に○○は、後ろから入れられるのが大好きだね」
「あぅんっ、あぉぉぉんっ!」

寝室のベッドに左右の手を付き、背後に立った少年へと捧げるように足を開いて恥部を突き出していた男が、幸せ一色に染まった犬の嬌声を上げながら絶頂に至り、少年の笑い混じりの問いかけに対して肯定の鳴き声を返した。
少年の指摘通り、本物の犬のように後ろから犯されるのが好きだ。少年に支配され、愛しい少年を愉しませるだけの存在に堕とされた感覚を味わい堪らない興奮を得られるから、大好きだ。
その意思を人間の言葉ではなく犬の鳴き声で示し、尻穴を満たす男根をきつく絞り上げながらくねくねと汗と淫液に濡れた逞しい肉体を踊らせた男を目にして微笑んだ少年は、ほんの少しの悪戯心を出すと小刻みに震えながら上半身を支えていた男の左右の腕を掴んで後ろへと引き、男を自身の男根へと引き寄せながら更に容赦無く尻穴を男根でほじくり回せる状況を作り出した。
少年は最愛の男をこれ以上無く悦ばせる体勢を用意し、犬になりきった男を快楽の淵へと追いやるために、何より自分が男の乱れきった痴態を堪能して悦びを募らせるために腰を激しく振り、男が分泌した腸液と少年自身がたっぷりと流し込んだ精液に濡れそぼった腸内を優しさと荒々しさを兼ね備えた動きで掻き毟り始めたのだ。

「きゅぅぅぅんっ! へっ、へっへっ、わぉぉんっ! あぉぉぉぉぉんっ!!」
「そんなに可愛く鳴くくらいに好きなら、大好きな後ろからの出し入れをもっともっと感じさせてあげようね。このいやらしく濡れたお尻をたっぷり抉って、気絶するまでエッチによがり鳴かせてあげるよ……○○」
「あぅぅんっ! あふっ、くぅんっ! あむ、んちゅ……はぷ、わぅぅんっ……!」

苛烈な快楽で弛緩させられた男の肉体は、強まった尻穴への掘削を拒めない。犬グローブの上から少年に手首を掴まれた腕は力を込めても全く思い通りに動かせず、犬ブーツを履かされた足はガクガクと痙攣しながら穴を蹂躙される肉体を支えるのに精一杯でわずかに持ち上がる余裕さえも無い。
その限界状態すらも淫らな心と身体を至福に導く材料と変えて発情を加速させている男は自分を甘く弄ぶ少年から逃れる為の行動を一切取らずに体内で暴れ回る男根の感触に酔いしれながら頭部の犬の耳飾りを揺らしてベッドの上に転がされていた男根の挿入の際に引き抜かれた尻尾付きの淫具へと舌を伸ばし淫具を汚している自身の腸液を夢中で舐めしゃぶり、少年は自分に犯されながら舌を使って自らの腸液を啜る愛しい男の淫蕩さにあてられて欲情を増幅させ腰の動きを一層手加減の無い物へと変化させていく。

「○○、可愛いよ。○○がもっと欲しい。可愛い○○をもっと見て、○○を独占したい……っ!」
「あむっ、ひゃぅぅんっ! くぅん、わぉん! んむ、あぉっ、んまぉぉぉぉんっ……!」

もうすでに全てを独占しているというのに足りないという思いを胸で溢れさせる一人と一匹は、防音の効いた室内に淫らな水音と淫らな獣の声を響かせ、淫欲に抗わず従う二匹の淫獣へと自らの意思で堕ちていきながら、今まで知らなかった恋人の痴態を新たに独占する幸せな休日を、年の差と関係の壁を越えて手に入れた嘘偽りの無い愛が詰まった一日を余すところなく貪り尽くしていくのだった。
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