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男は台の上で甘く全てを塗り潰される
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アルファベットのXに似た形状をした台の上に仰向けで乗せられた男は、その場所から離れられないよう何十本もの黒革のベルトを用いて全身を緩み無く拘束され、身動きを完全に封じられてしまった。
台に縫い付けられた手足は、どんなに力を込めても全く持ち上げられない。ベルト達に圧迫された胴体は、必死でよじらせても拘束の状況を覆せない。幾ら試行錯誤を繰り返しても、逞しい筋肉に覆われた裸体を動かしてみても、何処にも逃げられず剥き出しにさせられた恥部を覆い隠すことも許されない屈辱的な格好。そんな無様な姿に追いやられた哀れな男は、すでに手も足も出せない無防備な裸体を残酷に弄ぶ責め苦を注ぐ為にと、唯一自由が残されていた頭部に無慈悲なマスクを装着されてしまった。
それは、頭部全体を覆い黒革で視界を塞いだ上で、口に接続されたチューブを通しての呼吸しか行えなくさせるマスク。見ることを禁じ、言葉を制した上で、非道な呼吸を強制する冷酷なマスク。無理矢理に口内へと送り込まれる媚薬混じりの空気を用いた呼吸を強いり、望まぬ発情を一分一秒ごとに増幅させていく残忍極まりないマスクだ。
「はぁ、おぅ……あぉ、えおぉ……っ!!」
暗闇の中で苦しげに眉根を寄せ、マスクの内側に突き出たチューブの一部を噛まされたことで閉じられなくされた口から苦悶の唸りを漏らしながらじたばたと足掻いても、男は自分を内側から蝕む媚薬を拒めない。
なりふり構わずに頭部を振り乱し、執拗なまでに施されたベルト達を軋ませながら身悶えても、媚薬に火照らされた男の裸体はマスクを毟り取ることも台から下りることも叶わない。
男はもはや、惨めに硬く尖った乳首を揺らし、情けなく勃起させられた男根を脈打たせながら、強まる一方の淫欲に心と身体を狂わされるしか無いのだ。
「は、くっ……あぁ、あぅぉぉっ……!」
気持ち良くなりたい。快楽が欲しい。思考に渦巻く本能が欲する叫びを理性で否定しつつも、堪えきれず無意識に身をくねらせて甘い悦びをねだる哀れな男。淫蕩に熟した裸体を嬲る自らのはしたない渇望に苛まれながら、自分をこの恥辱に追いやった存在がまだ近くにいることも忘れて言葉にならない悲鳴を零す滑稽な男。そんな男を作り出し、愉快に発情を募らせていく光景を細めた目で堪能していた残忍な男はそろそろ頃合いだと判断して表情の醜悪さを引き上げつつ、一切の抵抗を没収させた守る物の無い裸体の右側に音を立てず歩み寄り、何の宣言も行わずに左手を真っ赤に熟した右乳首に、右手を射精欲に震えているパンパンに張り詰めた男根にあてがい左右の手を巧みに動かして男に淫らな至福を流し込み出した。
その効果は、言うまでもないだろう。男は突然に触れてきた手に驚くこともままならずに希求した快感によがり鳴き、あっという間に嬉しいの感情を乗せた喘ぎを発しながら淫猥な悦びに溺れ始めたのだ。
「はぉっ、あぉ、えっ、あぁぁぁっ!!」
媚薬によって感度を何倍にも高められ、焦らしに焦らされた乳首を捏ねられるのが気持ち良い。射精したいという願望がはち切れそうな程に溜まっていた男根を擦られ、過敏な亀頭を丹念に磨かれるのが心地良い。拘束を加えられ、呼吸の度に媚薬を摂取させられる責めを与えられた直後に見せていた反抗と怒気を跡形も無く失った幸福色の悶絶をさらけ出し、心の内で慈悲への感謝を叫びつつ男は待ち侘びた絶頂へと上り詰めていく。
だが、捕らえた男に快楽を味わわせ滑稽な痴態を目と耳で愉しんでいる男は、絶頂を嬉しがる男の期待に応えてなどやらない。悪魔のような微笑みを浮かべた男は射精に向かう男の反応を観察しつつタイミングを伺い、男の絶望が一番強くなる瞬間を狙って右乳首と男根を責め立てていた手を離してしまった。
「えぅぅっ!? あぉ、えぉぉっ! あー、あぉぉぉっ!!」
もう少しで射精出来る。その目の前で放り出された男は半狂乱になって鳴き喚きながら台に縛り付けられた裸体を痙攣させ、イかせてくださいと懇願するように腰を一生懸命に突き出している。そうして希望を絶望に反転させられ、ただただ発情させられるよりも苦しい生殺しの甘い拷問に身悶える男を存分に味わった男は、人間の物とは思えない笑みを浮かべつつ無言を解いて言葉を紡ぎ、男に冷たく言い放った。
「さぁ……ここからが本番だよ。たっぷりじっくり、何回も何十回もお預けして貴方の正義と尊厳を何もかも壊してあげる。快楽の為ならどんな情報も吐くし、どんな命令にでも従う私だけのペットになれるよう……心と身体を作り変えてあげますからね。刑事さん?」
「あぉっ!? えぁ、おぉぉーっ!!」
絶頂の波が引いた裸体を再び寸止めに向けていたぶり出した手に戦慄し、告げられた淫らな改造計画に打ちひしがれながら、捕らわれた刑事の男は憎むべき悪の男の思い通りに出口の無い悦楽を使って己の全てを塗り潰され、服従を二度と消えぬ程に深く刻み込まれた淫らなペットへと為す術無く躾け直されていくのだった。
台に縫い付けられた手足は、どんなに力を込めても全く持ち上げられない。ベルト達に圧迫された胴体は、必死でよじらせても拘束の状況を覆せない。幾ら試行錯誤を繰り返しても、逞しい筋肉に覆われた裸体を動かしてみても、何処にも逃げられず剥き出しにさせられた恥部を覆い隠すことも許されない屈辱的な格好。そんな無様な姿に追いやられた哀れな男は、すでに手も足も出せない無防備な裸体を残酷に弄ぶ責め苦を注ぐ為にと、唯一自由が残されていた頭部に無慈悲なマスクを装着されてしまった。
それは、頭部全体を覆い黒革で視界を塞いだ上で、口に接続されたチューブを通しての呼吸しか行えなくさせるマスク。見ることを禁じ、言葉を制した上で、非道な呼吸を強制する冷酷なマスク。無理矢理に口内へと送り込まれる媚薬混じりの空気を用いた呼吸を強いり、望まぬ発情を一分一秒ごとに増幅させていく残忍極まりないマスクだ。
「はぁ、おぅ……あぉ、えおぉ……っ!!」
暗闇の中で苦しげに眉根を寄せ、マスクの内側に突き出たチューブの一部を噛まされたことで閉じられなくされた口から苦悶の唸りを漏らしながらじたばたと足掻いても、男は自分を内側から蝕む媚薬を拒めない。
なりふり構わずに頭部を振り乱し、執拗なまでに施されたベルト達を軋ませながら身悶えても、媚薬に火照らされた男の裸体はマスクを毟り取ることも台から下りることも叶わない。
男はもはや、惨めに硬く尖った乳首を揺らし、情けなく勃起させられた男根を脈打たせながら、強まる一方の淫欲に心と身体を狂わされるしか無いのだ。
「は、くっ……あぁ、あぅぉぉっ……!」
気持ち良くなりたい。快楽が欲しい。思考に渦巻く本能が欲する叫びを理性で否定しつつも、堪えきれず無意識に身をくねらせて甘い悦びをねだる哀れな男。淫蕩に熟した裸体を嬲る自らのはしたない渇望に苛まれながら、自分をこの恥辱に追いやった存在がまだ近くにいることも忘れて言葉にならない悲鳴を零す滑稽な男。そんな男を作り出し、愉快に発情を募らせていく光景を細めた目で堪能していた残忍な男はそろそろ頃合いだと判断して表情の醜悪さを引き上げつつ、一切の抵抗を没収させた守る物の無い裸体の右側に音を立てず歩み寄り、何の宣言も行わずに左手を真っ赤に熟した右乳首に、右手を射精欲に震えているパンパンに張り詰めた男根にあてがい左右の手を巧みに動かして男に淫らな至福を流し込み出した。
その効果は、言うまでもないだろう。男は突然に触れてきた手に驚くこともままならずに希求した快感によがり鳴き、あっという間に嬉しいの感情を乗せた喘ぎを発しながら淫猥な悦びに溺れ始めたのだ。
「はぉっ、あぉ、えっ、あぁぁぁっ!!」
媚薬によって感度を何倍にも高められ、焦らしに焦らされた乳首を捏ねられるのが気持ち良い。射精したいという願望がはち切れそうな程に溜まっていた男根を擦られ、過敏な亀頭を丹念に磨かれるのが心地良い。拘束を加えられ、呼吸の度に媚薬を摂取させられる責めを与えられた直後に見せていた反抗と怒気を跡形も無く失った幸福色の悶絶をさらけ出し、心の内で慈悲への感謝を叫びつつ男は待ち侘びた絶頂へと上り詰めていく。
だが、捕らえた男に快楽を味わわせ滑稽な痴態を目と耳で愉しんでいる男は、絶頂を嬉しがる男の期待に応えてなどやらない。悪魔のような微笑みを浮かべた男は射精に向かう男の反応を観察しつつタイミングを伺い、男の絶望が一番強くなる瞬間を狙って右乳首と男根を責め立てていた手を離してしまった。
「えぅぅっ!? あぉ、えぉぉっ! あー、あぉぉぉっ!!」
もう少しで射精出来る。その目の前で放り出された男は半狂乱になって鳴き喚きながら台に縛り付けられた裸体を痙攣させ、イかせてくださいと懇願するように腰を一生懸命に突き出している。そうして希望を絶望に反転させられ、ただただ発情させられるよりも苦しい生殺しの甘い拷問に身悶える男を存分に味わった男は、人間の物とは思えない笑みを浮かべつつ無言を解いて言葉を紡ぎ、男に冷たく言い放った。
「さぁ……ここからが本番だよ。たっぷりじっくり、何回も何十回もお預けして貴方の正義と尊厳を何もかも壊してあげる。快楽の為ならどんな情報も吐くし、どんな命令にでも従う私だけのペットになれるよう……心と身体を作り変えてあげますからね。刑事さん?」
「あぉっ!? えぁ、おぉぉーっ!!」
絶頂の波が引いた裸体を再び寸止めに向けていたぶり出した手に戦慄し、告げられた淫らな改造計画に打ちひしがれながら、捕らわれた刑事の男は憎むべき悪の男の思い通りに出口の無い悦楽を使って己の全てを塗り潰され、服従を二度と消えぬ程に深く刻み込まれた淫らなペットへと為す術無く躾け直されていくのだった。
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