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無駄な探索はイき狂う捜査員の下で行われる

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「捜査員さん、何か見つかりましたか? そこは先程貴方以外にも四人ほどの捜査員さんが調べても何も無かった場所ですよ? あぁ気になさらないでくださいただの独り言です。別に無駄な事を繰り返すだけでお給料が貰える楽な仕事で羨ましいなーとか、私達の仕事を邪魔してまで調べてるんだから優秀な捜査員さんはよっぽど有益な物を数え切れないくらいに見つけていらっしゃるんだろうなーとか、そんなことは思っていませんよ? どうぞお気が済むまで、何も無い場所を好きなだけお調べください」

男の嫌みの言葉を聞き、捜査員達は胸に苛立ちと怒りを募らせながらも手を動かし、目を皿のようにして連絡が途絶えた仲間の手がかりを探し続ける。だが、部屋には手がかりなど何一つとして見つからない。仲間が失踪する直前に取っていた行動や集めていた情報から嫌みを放ち続けている男が仲間を拉致したという確信は得られているというのに、どんなに部屋を調べてもそれを裏付けてくれる物的証拠は髪の毛一本さえ探し出せない。

「まぁ、好きなだけお調べくださいと言っても、あと一時間なんですけどね。それ以上私はお付き合い出来ませんし、お付き合いする義務もありませんから。貴方達の上部に私から苦情を出すなんて情けない結果にならないよう精々頑張ってくださいな」

迫るタイムリミットに焦りを募らせ、男の言葉を逆に原動力に変えて神経を研ぎ澄ませ、仲間達はなんとしてでも証拠を見つけて帰ろうと決意を新たにする。
諦め悪くより綿密な探索を行い始めた捜査員達に男はわざとらしく肩をすくめ、ソファーに腰掛けながらしゃべり疲れた喉に甘い紅茶を流し込み、ほうと息を吐きながら天井を見上げた。それは、絶対的な自信から来る余裕の態度に見えるだろう。しかしそれだけでは無い。男が天井を見上げた本当の理由は違う。
男が天井を見上げた理由、それは天井の方に男が捕らえた捜査員がいるからだ。
どんなに騒いでも音が外部には漏れ出ない天井と上の階の床の間に存在する隠された狭い空間。そこに閉じ込められた捜査員の男は誰にも届かぬ悲痛な哀願の叫びを休み無く発しながら縄を施された裸体を痙攣させ、性の弱点をいたぶる淫らな機械達の責めに屈して断続的な絶頂を迎えさせられていた。

「んぁぁぁぁーっ!! いやっ、いやぁぁぁ!! まらイぐ、イぐぅぅぅ!! らめ、りゃめぇぇっ! イぐ、イぐっ!! イっぢゃぁぁぁぁぁーっ!!」

二の腕を胴体に繋がれ、背中で重ねさせられた手首を縛られ、足首と太ももを括られた上に膝に結わえられた縄と上半身の縄を短く結合された裸体をガクガクと震わせながら、捜査員がまた絶頂へと追い立てられた。けれど、無感情な機械達はとまらない。捜査員が幾ら苦しもうと、捜査員の男根が精液を吐き出せない状態になっていようと、機械達はお構いなしに駆動を続けて捜査員を次の絶頂へと追い詰めていく。
縄で抜け落ちないよう固定された極太のアナルバイブで尻穴をめちゃくちゃに掻き毟られ、狭い空間の壁から伸びたコードの先にある無数の小さな白いパッドを貼り付けられた胸元や男根に振動を執拗に加えられ続けている捜査員は心の底から快楽に対する恐怖を抱き、絶頂地獄からの解放を求めている。しかし、縄が解けない以上、淫具を毟り取れない以上捜査員は為す術無くイきまくらされるしか無い。上の階の者達にも、下の部屋にいる仲間達にも甘い嬲られている自分に気付いてもらえない以上、捜査員は自らの汗と体液の淫臭が充満した暗闇の中で絶頂に達し続けるしか無い。
哀れな捜査員は無慈悲な男の思い通りに機械の責めで悶え鳴き、肉体を淫らな刺激に弱い物へと作り変えられることしか出来はしないのだ。

「も、ゆりゅじで、だじゅげで! イぎだくない! イがぜないれぇぇぇぇーっ!!」
「さぁ、あと五十分ですよ。気合い入れていきましょうね捜査員さん達」

男の言葉に含まれる愉快の感情が意味する物を見抜けず、自分達の真上で探している仲間が狂ったように喘ぎ鳴かされている事実を察せぬまま、捜査員達は時間制限が訪れるまでイきっぱなしの仲間の下で何の成果も得られない探索を行っていた。
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