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悲痛な助けては運ばれながら虚しく紡がれる
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男根の根元と亀頭近くに装着された黒革のベルトと一体化しているローターが、絶え間無い振動を繰り返して意に染まぬ快楽を男に味わわせていく。尻穴へとねじ込まれた複雑な形状を有している淫具が自身の先端に用意されたこぶで特に過敏な前立腺を常に抉りながら振動を行い、男に望まぬ悦楽を断続的に感じさせ続けている。
気持ち良くなりたくない。そう願う心を突き崩し淫らな至福への拒絶を維持出来なくさせる程に甘い責め苦に苛まれている男は、自分を捕らえ一方的な快感で弄んでいる非道な組織への憎しみも霞み出した思考に本心から紡いだ気持ち良いの感情を膨らませながら、絶頂へと至ろうとした。
だが、それは叶わなかった。男を拉致し淫蕩な辱めをもたらしている組織に属する無慈悲な男達が、快楽の極みに到達する直前で嬉々として淫具の駆動を司るリモコンを操作し、目前に見えていた絶頂を没収してしまったからだ。
「んうぅ……! ふぐ、ぶうぅ……っ!」
左右の手首に嵌められた黒革の枷同士を短く繋ぐ鎖を鳴らし、足首の枷同士を遊び無く結わえる鎖に甲高い音を立てさせながら、男がくぐもった唸りをか細く漏らしつつ後部座席に腰掛けさせられた肉体を苦しげによじらせる。
捕らわれた際に着ていたシャツに無数のシワを作り、自身の衣服であるジーンズとボクサーパンツの内側で決して絶頂には辿り着けないもどかしい振動を行っている男根と尻穴の淫具に涙に濡れた目を向けながら、男は口を閉じた状態に維持させている黒色をしたテープの栓とその栓を隠している白いマスク越しに射精を欲しがる悲痛な鳴き声を放つ。
そんな無様その物な悶絶を披露する男を左右から挟む形で座っている男達は、度重なる寸止めに理性を破壊された滑稽な男を堪能しながら再びリモコンを弄り、絶頂が遠のいた男の肉体にまた快楽を、次の寸止めを前提とした快楽を注ぎ始めてしまった。
「むぐうぅ、んもっ、むぶうぅ……!」
もう嫌だ。誇りを捨てた態度で哀願を伝えても状況は変わらない。痛々しく見開いた目で訴え、言葉にならない声で許しを請うても、車での連行と恥辱を同時に遂行する残忍な組織の構成員である男達は我を忘れた身悶えを己の腕や身体でやすやすと制しながら、外部からは見えない場所で暴れている淫具を弱める瞬間を見定めるだけだ。
「ふうぅ! んもっ、むもおぉぉ……っ!」
走る車の外に向けているのか、それとも同じ車の中にいる冷酷な男達に寄せているのか。自分ですらもはや分からなくなった助けての悲鳴を塞がれた口で弱々しく発しながら、窓の外の景色を意識する余裕も削ぎ落とされた哀れな男は手足の拘束に気付く者もマスクに隠されたテープによる猿轡を目撃してくれる者もいない山の中を走る車内で無意識に腰を揺らめかせつつ、自分を連れての拠点への帰還を担わされた悪達を悦ばせる愉快な痴態を射精を禁じられた生殺しの地獄に喘ぐ姿と共に提供していくのだった。
気持ち良くなりたくない。そう願う心を突き崩し淫らな至福への拒絶を維持出来なくさせる程に甘い責め苦に苛まれている男は、自分を捕らえ一方的な快感で弄んでいる非道な組織への憎しみも霞み出した思考に本心から紡いだ気持ち良いの感情を膨らませながら、絶頂へと至ろうとした。
だが、それは叶わなかった。男を拉致し淫蕩な辱めをもたらしている組織に属する無慈悲な男達が、快楽の極みに到達する直前で嬉々として淫具の駆動を司るリモコンを操作し、目前に見えていた絶頂を没収してしまったからだ。
「んうぅ……! ふぐ、ぶうぅ……っ!」
左右の手首に嵌められた黒革の枷同士を短く繋ぐ鎖を鳴らし、足首の枷同士を遊び無く結わえる鎖に甲高い音を立てさせながら、男がくぐもった唸りをか細く漏らしつつ後部座席に腰掛けさせられた肉体を苦しげによじらせる。
捕らわれた際に着ていたシャツに無数のシワを作り、自身の衣服であるジーンズとボクサーパンツの内側で決して絶頂には辿り着けないもどかしい振動を行っている男根と尻穴の淫具に涙に濡れた目を向けながら、男は口を閉じた状態に維持させている黒色をしたテープの栓とその栓を隠している白いマスク越しに射精を欲しがる悲痛な鳴き声を放つ。
そんな無様その物な悶絶を披露する男を左右から挟む形で座っている男達は、度重なる寸止めに理性を破壊された滑稽な男を堪能しながら再びリモコンを弄り、絶頂が遠のいた男の肉体にまた快楽を、次の寸止めを前提とした快楽を注ぎ始めてしまった。
「むぐうぅ、んもっ、むぶうぅ……!」
もう嫌だ。誇りを捨てた態度で哀願を伝えても状況は変わらない。痛々しく見開いた目で訴え、言葉にならない声で許しを請うても、車での連行と恥辱を同時に遂行する残忍な組織の構成員である男達は我を忘れた身悶えを己の腕や身体でやすやすと制しながら、外部からは見えない場所で暴れている淫具を弱める瞬間を見定めるだけだ。
「ふうぅ! んもっ、むもおぉぉ……っ!」
走る車の外に向けているのか、それとも同じ車の中にいる冷酷な男達に寄せているのか。自分ですらもはや分からなくなった助けての悲鳴を塞がれた口で弱々しく発しながら、窓の外の景色を意識する余裕も削ぎ落とされた哀れな男は手足の拘束に気付く者もマスクに隠されたテープによる猿轡を目撃してくれる者もいない山の中を走る車内で無意識に腰を揺らめかせつつ、自分を連れての拠点への帰還を担わされた悪達を悦ばせる愉快な痴態を射精を禁じられた生殺しの地獄に喘ぐ姿と共に提供していくのだった。
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