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仕置きの光景は渡り廊下で愉しまれる
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金属で作られた柵の手すり部分に密着させられた腕と足首を太く頑丈な鎖と南京錠を用いた拘束によって縛り付けられた男はもう、何処にも逃げられはしない。逞しく鍛え上げられた筋肉質な裸体に全力を込めても自由を奪う鎖達を虚しく鳴らすことしか出来ない状況に追いやられた男はもはや、頭部に被せられた麻袋の下で屈辱に表情を歪ませ麻袋の上から噛まされた白布による猿轡ごしに悔しげな唸りを漏らすことしか出来ない。
大きく開かされた閉じられぬ手足を時折無意味によじらせながら、男は自力ではどう頑張っても手繰り寄せられないと思い知らされたはずの脱出を追い求める。床からわずかに浮いた体勢で固定されている裸体をくねくねと間抜けに踊らせ、隠す物を失った雄々しき男根をその真下で足掻きに合わせて収縮する尻穴と共に跳ね回らせながら、男は手足に鎖が食い込む痛みに呻きつつ無駄な試行錯誤を諦め悪く繰り返す。
そんな最適解から遠くかけ離れた身悶えを披露している男は、自分が柵へと飾られた広い渡り廊下に仕事を終えた敵の男達が集まり始めていることに全く気付かない。大人しくここで待っていろという命令を破ってひたすらに暴れ自分自身が発生させている音で敵の気配を掻き消してしまっている男は、言い付けを守らなかったことに対する罰を決定付けた男達が醜悪な笑みで無様に悶える裸体を鑑賞している状況を一切感知出来ない。
何も分からず、何も知らぬまま手足を縛る鎖との格闘を継続する男。その最高に滑稽な男の元に集まった敵達は仕事疲れを癒やす光景を一層見応えのある物に引き上げる責め具の到着を察するとそれを手にして現われた仲間の為に音も無く一歩下がって空間を作り、無防備な恥部へ施す冷酷な細工の手助けをした。
逃れられぬ男の前に出来た空間で、後から現われた敵の男がゆっくりとしゃがみ込む。そして、注射器に似た形状を有する器具を背後の仲間達に見えるよう右手で高く掲げた敵の男は可能な限りに細工の瞬間を仲間が愉しめるよう立ち位置に配慮しつつその器具を露出させられていた男の尻穴に差し込むと、驚愕の悲鳴を上げる男を無視して器具の底を右の親指で押し込み、内部に準備されていた液体を男の腸内へと注入し始めた。
「むがっ!? もぁ、ぶぐぅぅっ!!」
大きく開かされた手足をじたばたと暴れさせつつ、男が尻穴の違和感を嫌がる意思を全身で示す。
いつの間にか敵が接近していたことに手遅れな焦りを募らせながら、男は尻穴に突き刺さった異物と、その異物が体内に撒き散らす正体不明の液体を拒む身悶えをなりふり構わずに試みる。
しかし、それらの必死な抵抗は尻穴に注がれた無慈悲な薬品がその効果を発揮し始めると同時に霧消した。やめろの思いを含んだ唸りを飛ばす余裕など保てない。惨めであることを承知で腰を左右に振って異物を追い出そうとする思考も維持出来ない。
痒い。その感情に脳を支配された男は冷酷な薬品を投与し終えた注射器が引き抜かれた直後に先程までとは全く違う意味で腰をめちゃくちゃに振り乱し始め、麻袋に遮られた目に誰に向ける訳でもない哀願の眼差しを行わせつつ、猿轡に塞がれた口で腸内を蹂躙する痒みの解消を欲する助けての絶叫を紡ぎ出した。
「んうぅ! ふぶ、むおぅぅんっ! あぉ、はぉ、むあぉぉぉーっ!!」
鎖が手足に与える痛みも忘れて腰を一生懸命に動かす男。痒みに苛まれている尻穴を泣き叫んでいるかのように開閉させながら、丸出しの男根をぶるぶると愉快にはしゃがせる男。命令に従わなかったことへの仕置きに悶え苦しみ、ほんの数分前までの様子が嘘のような態度で許しを請う男を悠然と愉しみながら痒み薬を仕込み終えた男を輪に加えて鑑賞を再開し始めた男達は、敵対していた際に見せていた凜々しき顔が理性を殴り付ける程の痒みに流され麻袋の中で歪みっている様を空想しつつ興奮を滾らせ、自分達を悦ばせる見世物に仲間入りした男に歓迎の念を乗せた黒い笑みを寄せていくのだった。
大きく開かされた閉じられぬ手足を時折無意味によじらせながら、男は自力ではどう頑張っても手繰り寄せられないと思い知らされたはずの脱出を追い求める。床からわずかに浮いた体勢で固定されている裸体をくねくねと間抜けに踊らせ、隠す物を失った雄々しき男根をその真下で足掻きに合わせて収縮する尻穴と共に跳ね回らせながら、男は手足に鎖が食い込む痛みに呻きつつ無駄な試行錯誤を諦め悪く繰り返す。
そんな最適解から遠くかけ離れた身悶えを披露している男は、自分が柵へと飾られた広い渡り廊下に仕事を終えた敵の男達が集まり始めていることに全く気付かない。大人しくここで待っていろという命令を破ってひたすらに暴れ自分自身が発生させている音で敵の気配を掻き消してしまっている男は、言い付けを守らなかったことに対する罰を決定付けた男達が醜悪な笑みで無様に悶える裸体を鑑賞している状況を一切感知出来ない。
何も分からず、何も知らぬまま手足を縛る鎖との格闘を継続する男。その最高に滑稽な男の元に集まった敵達は仕事疲れを癒やす光景を一層見応えのある物に引き上げる責め具の到着を察するとそれを手にして現われた仲間の為に音も無く一歩下がって空間を作り、無防備な恥部へ施す冷酷な細工の手助けをした。
逃れられぬ男の前に出来た空間で、後から現われた敵の男がゆっくりとしゃがみ込む。そして、注射器に似た形状を有する器具を背後の仲間達に見えるよう右手で高く掲げた敵の男は可能な限りに細工の瞬間を仲間が愉しめるよう立ち位置に配慮しつつその器具を露出させられていた男の尻穴に差し込むと、驚愕の悲鳴を上げる男を無視して器具の底を右の親指で押し込み、内部に準備されていた液体を男の腸内へと注入し始めた。
「むがっ!? もぁ、ぶぐぅぅっ!!」
大きく開かされた手足をじたばたと暴れさせつつ、男が尻穴の違和感を嫌がる意思を全身で示す。
いつの間にか敵が接近していたことに手遅れな焦りを募らせながら、男は尻穴に突き刺さった異物と、その異物が体内に撒き散らす正体不明の液体を拒む身悶えをなりふり構わずに試みる。
しかし、それらの必死な抵抗は尻穴に注がれた無慈悲な薬品がその効果を発揮し始めると同時に霧消した。やめろの思いを含んだ唸りを飛ばす余裕など保てない。惨めであることを承知で腰を左右に振って異物を追い出そうとする思考も維持出来ない。
痒い。その感情に脳を支配された男は冷酷な薬品を投与し終えた注射器が引き抜かれた直後に先程までとは全く違う意味で腰をめちゃくちゃに振り乱し始め、麻袋に遮られた目に誰に向ける訳でもない哀願の眼差しを行わせつつ、猿轡に塞がれた口で腸内を蹂躙する痒みの解消を欲する助けての絶叫を紡ぎ出した。
「んうぅ! ふぶ、むおぅぅんっ! あぉ、はぉ、むあぉぉぉーっ!!」
鎖が手足に与える痛みも忘れて腰を一生懸命に動かす男。痒みに苛まれている尻穴を泣き叫んでいるかのように開閉させながら、丸出しの男根をぶるぶると愉快にはしゃがせる男。命令に従わなかったことへの仕置きに悶え苦しみ、ほんの数分前までの様子が嘘のような態度で許しを請う男を悠然と愉しみながら痒み薬を仕込み終えた男を輪に加えて鑑賞を再開し始めた男達は、敵対していた際に見せていた凜々しき顔が理性を殴り付ける程の痒みに流され麻袋の中で歪みっている様を空想しつつ興奮を滾らせ、自分達を悦ばせる見世物に仲間入りした男に歓迎の念を乗せた黒い笑みを寄せていくのだった。
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