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男は知らぬ間に淫猥な存在へと作り変えられる

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深い眠りから覚めた男にとっては、罠に嵌まって閉じ込められ催眠ガスで意識を奪い取られたのは昨日もしくは今朝のことに思えるだろう。しかし、実際は全く違う。男が捕らえられてしまったのは、もう十日近く前の出来事なのだ。
男はその記憶が欠落している十日の間に、生け捕りにされた身体に残酷な調教と改造を施された。それは、無意識下に歪んだ常識を植え付ける洗脳調教と、衣服と道具を没収された裸体の感度を引き上げ発情した状態を基本にさせる淫猥な改造。男は知らぬ間に己の存在を根本から作り変えられ、例え救い出されても捜査員どころか元の生活にも戻れない、無様ではしたない心と身体へと変化させられてしまったのだ。

「ここは……何処だ? 俺は確か、敵の罠に……」

覚醒した思考で状況を整理し、捜査員は視覚で閉じ込められた部屋の情報を集める。捜査員は至って冷静に振る舞いながら何の違和感も抱かずに絶え間無い発情を固定された裸体を甘く慰める動きを取り、男の物とは思えない大きさに肥大化させられた左右の乳首を左の指で交互に捏ね回しながら、勃起した男根を右手でにちゅにちゅと擦り上げる。
捕まった事実を把握し、慌てる素振りすら見せずに部屋を歩き回り壁という壁を調べて脱出の術を探る。それと同時に、荒く息を乱しながら自らの肉体を淫らに苛み、透明な蜜を垂れ流しつつ快楽を得続ける。
そんな捜査員を生み出し別室のモニターから調教と改造が計画通りに進んでいることを確認した男は、十数人の部下を引き連れて捜査員を監禁した部屋へと赴き、休み無い自慰に耽りながら逃れようと画策している捜査員に向かって笑いが噴き出すのを堪えつつ意地の悪い口調で言葉を浴びせた。

「やぁ、捜査員さん、やっと起きてくれたねぇ。ようこそ、我々の本拠地へ。ここが今日から、捜査員さんが尋問を受ける部屋だよ」
「っ! 貴様……っ!」

自分を罠に嵌めた組織の幹部を務める男を目にした捜査員は反抗の視線を向けつつ、尋問の単語に反応して反抗の態度を更に強めた。
もちろん、捜査員のその反抗は自慰を行い続けながら発せられた物だ。

「捜査員さんには、我々が欲しい情報を全部しゃべってもらうよ。良い子に全部しゃべってくれたら、すぐに解放してあげるからね」
「ふん、見え透いた嘘を。お前らが俺を生かす意味など無いだろう。どうせ殺すのだったらさっさと殺せ、その方が無駄な尋問をやらなくて済むだろう?」

絶対に情報を吐きはしないという強い意思を乗せて放たれる捜査員の言葉を聞きながら、言葉とは裏腹に自覚すら不可能な形での惨めな屈服を迎えた捜査員の手が乳首と男根をいたぶりつつへこへこと腰を振る様子を眺めながら、幹部の男は右手を挙げて部下に合図をしつつ微笑み混じりに言った。

「そんなつもりは無いよ。情報を吐いてくれたら捜査員さんが残りたいって望まない限りは解放して上げるさ。その証拠に、まずは部下達からのおもてなしを受けてもらうよ。どうぞ好きなだけ、沢山のチ○コで幸せになりなよ。捜査員としての下らないプライドなんかどうでも良くなるくらいにね」

男根を取り出した部下達が捜査員に迫り、硬く張り詰めた熱い肉の塊を捜査員の汗ばんだ肌へと擦り付ける。その刺激に思わず悦びを感じながら、捜査員が表情を強ばらせる。自分の裸体を包囲する逞しい男根達が湧き上がらせる欲情の波から意識を背けながら、捜査員が部屋の出口に向かう幹部に抑えきれぬ怯えに震えた唇で言葉を紡ぐ。

「なるほどな。尋問は尋問でも……俺を寝返らせるための尋問か」
「ご名答、これから毎日弄んで、チ○コがもらえるなら何でも白状する淫乱に育て上げてあげるからね。精々頑張って、チ○コなんて要らないって逆らい続けるんだよ。それじゃ、後は部下達と愉しんでね」

言い終えると同時に、幹部の男は扉を閉め部屋の内部を部下達と捜査員だけの状態に追いやった。
途端、室内から淫らな悲鳴が発せられ始める。それは部下達の手と男根で本格的に裸体を嬲られ始め、発情した肉体に苛烈な快楽を叩き込まれ、とっくに堕ちきっているというのに陥落を拒んで甘い悦びを否定しようと努める惨めな捜査員の絶叫だ。

「んぁぁぁんっ! やめっ、やぁぁっ!! こんなこと、されても、俺はお前らなんかに……んひぃっ!? あぁっ、おひり、はいっへぇっ! んぐっ!? んぶっ、ぶふぅぅぅ!」

男根による尻穴への征服を突然に受けても、口を男根に塞がれ荒々しく喉の肉をつつかれても、全身を容赦無く撫で回され堪えようの無い至福に押し上げられても、捜査員は気付かぬ内に自分の肉体が淫行に順応した物となっていることすら理解出来ずされるがままによがり狂わされ、憎んでいた組織の手で何もかもを破壊され男根欲しさに忠誠を誓い情報を垂れ流す淫猥でみっともない肉奴隷となるよう、手加減無しに腰を振るい痙攣する裸体を責め立てる男達の手で最後のとどめを加えられていくのだった。
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