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何もかもを見抜かれウサギは男達に捕らわれる
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薄い青色のライトが淡く照らす店内に、陽気な声が満ちている。その声は酒を飲んで顔をほんのり赤く染めた男達で、男達は笑い混じりの声で酒や食事を運んできたバニーガールに話しかけていた。
「君可愛いねー、今までこの店にいたっけ?」
「あ、えっと……少し前からここで働かせて頂いております」
「そっかそっか、ちょっとこっち来なよ。飲まなくて良いからさ!」
「え、でも……」
「大丈夫大丈夫! 他の客はもう帰ってるし、ここのマスターに俺達顔利くからさ」
バニーガールは遠慮をするが客の男達の強引さには抗えず、男達の間に座らされてしまった。
「ホント、可愛いね。口説いちゃおうかな……なんてな!」
「お前は胸がある子じゃないと嫌なんだろ? 俺が隣に座るからどいたどいた」
男達の口から溢れ出る酒臭さと品の無い会話で表情が歪まないよう耐える。そんなバニーガールの衣装の胸元に一人の男が手を伸ばす。
「いやいや、よく見てみろよ。この子の胸すげーぞ」
その手はゆっくりと近付いたかと思うと突然速度を増して動き、バニーガールにとめる間も与えずに衣装を下にずらした。
膨らみの無い胸が、外気に晒される。それと同時に、衣装の中から小さな箱が零れ、床に落ちる。その床に落ちた箱は衣装をずらした男と別の男の右手によって拾い上げられ、拾い上げられた箱は顔を強ばらせるバニーガールの眼前に運ばれた。
意地の悪さが存分に詰まった、愉しげな言葉と共に、だ。
「お、ホントにすげーな。胸元からICレコーダーが出てきやがったぜ?」
「これがあれば、俺達の会話を証拠として残すのも簡単じゃん。なぁ? 捜査員バニーちゃん?」
「っ!」
正体を暴かれた捜査員は焦りの息を漏らしながら立ち上がり、その場から逃げ出そうとする。
だが、いつの間にか男達に退路を塞がれていた捜査員は抵抗虚しく男達に捕まり、先程まで自分が腰掛けていた赤いソファーの背もたれに顎を乗せた状態で手足をがっちりと掴まれ、逃げられなくされてしまった。
「くっ! うぅ、ぐうぅ!!」
背中で伸ばしたまま二人の男に肘と手首を手で掴まれた腕を必死でもがかせながら、大きく開かされた状態で足首と膝を掴まれた足に力を込めて捜査員は逃走を図るが、数人がかりで抵抗を抑え込まれた肉体は男達の手を振り切る事すら叶わず、残っていたバニーガールの衣装を無残に引き裂かれても捜査員は聞き入れられないやめろを叫ぶしか無い。
「あーぁ、衣装ボロボロにされて、大事なところが丸出しになって。バニーちゃんがホントは男だって事が嫌でも分かるようになっちゃったね」
「ピンク色の綺麗なケツ穴と、ちっちゃくて可愛いチンコを俺達に見られた気分はどう? 嬉しいかい?」
「だ…まれ! 嬉しい訳、無いに決まって……!!」
屈辱に苛まれた捜査員は、男達の言葉に怒りを返しながら、丸出しの恥部を揺らして身体をじたばたと暴れさせる。
そうして必死に暴れる捜査員の顔の前に移動した一人の男は、身体を落として捜査員と目線を合わせながら咎める口調で言った。
「言葉遣いが悪いよ。しばらくこれを口に入れて反省してなさい」
「んむっ!? むぅ、あぅ……うぐぅぅぅっ!!」
男が咎める口調で言いながら捜査員の口に、ついさっきまでテーブルの上に乗っていた白布のおしぼりを詰め込んで言葉を封じる。
無理矢理に押し込まれる布を舌で押し返そうとする捜査員の無駄な足掻きを舌よりも遥かに強い指の力で叩きのめしながら、布を押し込む男は近くの男に言った。
「マスターに用意頼んでた物貰ってきてくれよ。捜査員さんの口に貼り付けるガムテープも、手足に取り付ける拘束具も、捜査員さんのケツ穴とチンコを苛める道具も全部あるはずだろ?」
「むぅ……あ! んむ、むぐぅぅ……!!」
湿った布で塞がれた口から意味を持たない唸りを漏らし、頭部に取り付けたウサギの耳と引き裂かれた衣装に付いていたウサギの尻尾を跳ねさせながら、捜査員は何もかもを見抜かれていた事実とこれから加えられる恥辱に絶望を抱き、その絶望から逃れるために身をよじらせてより激しく耳と尻尾を跳ねさせるのだった。
「君可愛いねー、今までこの店にいたっけ?」
「あ、えっと……少し前からここで働かせて頂いております」
「そっかそっか、ちょっとこっち来なよ。飲まなくて良いからさ!」
「え、でも……」
「大丈夫大丈夫! 他の客はもう帰ってるし、ここのマスターに俺達顔利くからさ」
バニーガールは遠慮をするが客の男達の強引さには抗えず、男達の間に座らされてしまった。
「ホント、可愛いね。口説いちゃおうかな……なんてな!」
「お前は胸がある子じゃないと嫌なんだろ? 俺が隣に座るからどいたどいた」
男達の口から溢れ出る酒臭さと品の無い会話で表情が歪まないよう耐える。そんなバニーガールの衣装の胸元に一人の男が手を伸ばす。
「いやいや、よく見てみろよ。この子の胸すげーぞ」
その手はゆっくりと近付いたかと思うと突然速度を増して動き、バニーガールにとめる間も与えずに衣装を下にずらした。
膨らみの無い胸が、外気に晒される。それと同時に、衣装の中から小さな箱が零れ、床に落ちる。その床に落ちた箱は衣装をずらした男と別の男の右手によって拾い上げられ、拾い上げられた箱は顔を強ばらせるバニーガールの眼前に運ばれた。
意地の悪さが存分に詰まった、愉しげな言葉と共に、だ。
「お、ホントにすげーな。胸元からICレコーダーが出てきやがったぜ?」
「これがあれば、俺達の会話を証拠として残すのも簡単じゃん。なぁ? 捜査員バニーちゃん?」
「っ!」
正体を暴かれた捜査員は焦りの息を漏らしながら立ち上がり、その場から逃げ出そうとする。
だが、いつの間にか男達に退路を塞がれていた捜査員は抵抗虚しく男達に捕まり、先程まで自分が腰掛けていた赤いソファーの背もたれに顎を乗せた状態で手足をがっちりと掴まれ、逃げられなくされてしまった。
「くっ! うぅ、ぐうぅ!!」
背中で伸ばしたまま二人の男に肘と手首を手で掴まれた腕を必死でもがかせながら、大きく開かされた状態で足首と膝を掴まれた足に力を込めて捜査員は逃走を図るが、数人がかりで抵抗を抑え込まれた肉体は男達の手を振り切る事すら叶わず、残っていたバニーガールの衣装を無残に引き裂かれても捜査員は聞き入れられないやめろを叫ぶしか無い。
「あーぁ、衣装ボロボロにされて、大事なところが丸出しになって。バニーちゃんがホントは男だって事が嫌でも分かるようになっちゃったね」
「ピンク色の綺麗なケツ穴と、ちっちゃくて可愛いチンコを俺達に見られた気分はどう? 嬉しいかい?」
「だ…まれ! 嬉しい訳、無いに決まって……!!」
屈辱に苛まれた捜査員は、男達の言葉に怒りを返しながら、丸出しの恥部を揺らして身体をじたばたと暴れさせる。
そうして必死に暴れる捜査員の顔の前に移動した一人の男は、身体を落として捜査員と目線を合わせながら咎める口調で言った。
「言葉遣いが悪いよ。しばらくこれを口に入れて反省してなさい」
「んむっ!? むぅ、あぅ……うぐぅぅぅっ!!」
男が咎める口調で言いながら捜査員の口に、ついさっきまでテーブルの上に乗っていた白布のおしぼりを詰め込んで言葉を封じる。
無理矢理に押し込まれる布を舌で押し返そうとする捜査員の無駄な足掻きを舌よりも遥かに強い指の力で叩きのめしながら、布を押し込む男は近くの男に言った。
「マスターに用意頼んでた物貰ってきてくれよ。捜査員さんの口に貼り付けるガムテープも、手足に取り付ける拘束具も、捜査員さんのケツ穴とチンコを苛める道具も全部あるはずだろ?」
「むぅ……あ! んむ、むぐぅぅ……!!」
湿った布で塞がれた口から意味を持たない唸りを漏らし、頭部に取り付けたウサギの耳と引き裂かれた衣装に付いていたウサギの尻尾を跳ねさせながら、捜査員は何もかもを見抜かれていた事実とこれから加えられる恥辱に絶望を抱き、その絶望から逃れるために身をよじらせてより激しく耳と尻尾を跳ねさせるのだった。
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