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騎士は呪いに敗れ魔族の手で淫らに飼われる
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王国から奪い去られた秘宝の奪還作戦の指揮を執り、部下達による足止めという協力を得て秘宝を盗んでいった魔族の男と対峙した男は秘宝を取り返す代わりにその身に非道な二種の呪いを受け、騎士団長としての生活を送れない肉体へと作り変えられてしまった。
幼い頃からの憧れであった騎士団長の立場を捨てざるをえない状況を作り出した魔族を、決して許さない。その強い思いを胸に男は自分を笑いながら去って行った魔族を探し、怒りのままに剣を振り下ろして一刀両断し、与えられた呪いを解こうと考えていた。
山を越え、海を越え、時に別の魔族に行き当たり望まぬ死闘を繰り広げながら、男は憎い魔族を求めて各地を歩き回った。そして、男はようやく因縁の相手である魔族を山奥に建てられた屋敷で見付け、自身の呪いの解除を喜びながら魔族へと斬りかかった。
だが、男の復讐は達成されなかった。探し求めていた魔族は男が打ち倒してきた別の魔族達とは段違いの実力を有しており、男は満足に攻撃を加えることさえ叶わずに惨敗を喫し、誇りである剣を折られた上に惨めな逃走さえ不可能な程に体力を消耗させられてしまったのだ。
「っ、ぐ……あぁ、うあぁ」
憎い魔族が所持する屋敷の庭に仰向けで転がり、苦悶に顔を歪めながら男は自分を見下ろす魔族に悔しげな視線を返す。その悔しげな視線を受けながら、魔族は愉快色の声で男に言った。
「ふふっ、呪いを解きたい一心で頑張ってここまで来たのに、残念だったねぇ。僕を倒せてたら、元の身体に戻れてたのに」
「うる、さい……さっさと、殺せ……っ!」
これ以上無い屈辱に震え、自身の無力さに打ちひしがれながら、男は自暴自棄な口調でとどめを刺せと要求する。
けれど、魔族はその要求に応えない。残酷な魔族の男は放たれた男の要求に黒の笑みを更に濃くしつつ、悠然とした態度で提案を口にした。
「おやおや、良いのかい? 僕は一生懸命に僕を探し当てた騎士さんに、ご褒美をあげようと思ってたんだけどなぁ。どっちか片方の呪いを解いてあげるご褒美、欲しくないかい?」
そう告げた魔族は、男は返事を口にするよりも先に男が纏っている鎧と衣服に魔術を掛け、一式を庭の隅に転移させた。
身を守る物が無くなった男の裸体が、草の地面に落下する。手足を大きく動かす余力も無い身体が無防備にさらけ出され、呪いの影響で変化させられた惨めな肉体が、魔族と男自身の目に露わとなる。それは、無理矢理に強烈な発情をもたらす呪いと、射精を迎えられなくさせる呪いによって淫らに育て上げられた淫猥極まりない肉体だ。
魔族を探し求めている間も、魔族と戦っている間も絶えず淫らに掻き立てられ続けていた男の裸体は左右の乳首を固く尖らせ、肌を赤く火照らせている。射精を封じられ、どうやっても発散出来ない欲望に苛まれ続けた男根は呪いの副作用で勃起を強いられ続ける状況に対する痛みさえも感じられぬまま、風に撫でられる刺激に快楽を抱いて憎い魔族の前で情けなく脈打っている。
呪いを施され、その呪いを解くために仕掛けた戦いにも敗れ、あまつさえ無様に発情を強制された裸体を余すところ無く観察されている。その羞恥に襲われた男はとどめを再度求めることも出来ずに口をつぐみ、唇を噛み締めながら逞しく鍛え上げられた筋肉質な裸体を小刻みに震えさせるだけとなった。そんな可愛らしい恥辱の反応を見せる男に、魔族はまた提案を向ける。慈悲に見せかけて、陥落の選択肢を男に提示していく。
「どうする? 発情させる呪いを消して、一生射精出来ないけど元の生活に戻れる身体になりたい? 射精を出来なくさせる呪いを消して、いやらしく発情する身体を好きなだけ絶頂に導けるようにして欲しい? 好きな方を選んで良いよ?」
「あ、はぁっ……!」
さらりと、命を取り上げる選択肢を無くされたことに欲望を刺激された男は気付けない。理性と本能の狭間で煩悶しながら、聞かされた二つの選択肢の意味を戦いの疲労と発情の熱で鈍化した思考で噛み砕いていく。けれど、意地悪な魔族は時間を掛けた理解すら男に許さず、思考がどちらも嫌だという思いへと辿り着く前に追い打ちを仕掛けた。それは、自らが欲する展開へと誘導させる甘く残忍な追い打ちだ。
「ちなみに僕のお勧めは、射精出来る方だよ。試しにちょっと解いてあげてみたら、その理由がよく分かるよね?」
「うぁっ!? はひっ、ひゃ、んぁぁぁっ!?」
突然に、前触れ無く射精を不可能にさせる呪いが消える。塞き止められていた熱い流れが男根を駆け上がり、男は蕩けきった悲鳴を上げながら触られてもいない男根を数年ぶりの射精に跳ね回らせ、白く濁った大量の体液を周囲に撒き散らし始めた。
「あぁっ、でてりゅぅっ! きもひぃ、せーえき、いっぱいれてりゅぅぅっ! うれひぃぃっ!!」
まるで湧水のように精液を溢れ出させる男根に違和感を覚える思考能力さえ失い、悦び一色の声で鳴きながら男は地面の上で裸体をくねらせ射精の悦楽に酔いしれる。滑稽極まりないその痴態をしばらく堪能した魔族の男は、解いた時と同じく前触れ無しに呪いを掛け直し、男に射精を禁じ直した。
「うぁぁっ!? なんれ、なんれぇっ!? もっと、精液、しゃせー! 出したい、出したいのぉぉっ!!」
涙に濡れた瞳で魔族を見つめながら、駄々をこねる幼子のように射精をねだる男。元騎士団長としての矜持を忘れ去り、魔族の男への憎しみを放り投げ、甘い幸福を欲しがって懇願を口にする、誰が見ても明らかな陥落の態度を見せる男。そんな男に、魔族は改めて問いかけた。とっくに答えの分かりきっている問いを向け、淫らな屈服の宣言を男自身に行わせた。
「そんなに出したい?」
「だじだい! せーえき出したいぃっ!」
「じゃあ、射精をさせなくする呪いを解いて欲しいの?」
「解いてっ! おにぇがい、射精させて、させてぇぇっ!!」
「そっちを解いちゃったら、一生ずっと射精のことだけを考える淫乱になっちゃうだろうけど、それでも」
「良いっ! もう、どうでも良いがらぁっ!! 射精させてっ! 射精したいのぉぉぉっ!!」
自身の言葉を遮ってまで射精をねだった男に目を細めた魔族は、無言で微笑みつつ心で念じ、掛け直したばかりの呪いを解除した。そうして男に訪れたのは、待ち望んだ射精地獄で。男は次から次へと襲い来る絶頂に悶絶しながら、幸福の感情に満ちた絶叫を放って心地良さげにのたうち回り出した。
「あぁ、ぎだぁっ! しゃせーきひゃぁぁっ! ぎぼぢぃぃっ! ぎもちぃぃぃっ!!」
「良かったね、騎士さん。もう二度と人間の輪には戻れないだろうけど、幸せだから問題無いよね? 僕だけの物としてここで飼って毎日毎日射精しまくらせてあげるから、人間じゃなくなっても別に気にならないよね? 僕の思い通りに射精に負けた淫乱騎士さん」
「あひっ、ひゃひぃっ! でぅ、でりゅぅっ! とまんにゃい、精液とまんにゃい! 幸せなのとまらにゃいのぉぉっ!!」
数年を掛けて呪いで自分を追い詰め、邪魔の入らない場所で飼い慣らそうという目的を達成した魔族の言葉も認識出来なくなった男は今までの自分の何もかもを上書きする至高の快楽に溺れ仰向けに転がった自らの裸体を真っ白に汚しながら、己の飼い主となった魔族に観察されつつ失神するまで、数年溜め込んだ射精の悦びを味わい続けていた。
幼い頃からの憧れであった騎士団長の立場を捨てざるをえない状況を作り出した魔族を、決して許さない。その強い思いを胸に男は自分を笑いながら去って行った魔族を探し、怒りのままに剣を振り下ろして一刀両断し、与えられた呪いを解こうと考えていた。
山を越え、海を越え、時に別の魔族に行き当たり望まぬ死闘を繰り広げながら、男は憎い魔族を求めて各地を歩き回った。そして、男はようやく因縁の相手である魔族を山奥に建てられた屋敷で見付け、自身の呪いの解除を喜びながら魔族へと斬りかかった。
だが、男の復讐は達成されなかった。探し求めていた魔族は男が打ち倒してきた別の魔族達とは段違いの実力を有しており、男は満足に攻撃を加えることさえ叶わずに惨敗を喫し、誇りである剣を折られた上に惨めな逃走さえ不可能な程に体力を消耗させられてしまったのだ。
「っ、ぐ……あぁ、うあぁ」
憎い魔族が所持する屋敷の庭に仰向けで転がり、苦悶に顔を歪めながら男は自分を見下ろす魔族に悔しげな視線を返す。その悔しげな視線を受けながら、魔族は愉快色の声で男に言った。
「ふふっ、呪いを解きたい一心で頑張ってここまで来たのに、残念だったねぇ。僕を倒せてたら、元の身体に戻れてたのに」
「うる、さい……さっさと、殺せ……っ!」
これ以上無い屈辱に震え、自身の無力さに打ちひしがれながら、男は自暴自棄な口調でとどめを刺せと要求する。
けれど、魔族はその要求に応えない。残酷な魔族の男は放たれた男の要求に黒の笑みを更に濃くしつつ、悠然とした態度で提案を口にした。
「おやおや、良いのかい? 僕は一生懸命に僕を探し当てた騎士さんに、ご褒美をあげようと思ってたんだけどなぁ。どっちか片方の呪いを解いてあげるご褒美、欲しくないかい?」
そう告げた魔族は、男は返事を口にするよりも先に男が纏っている鎧と衣服に魔術を掛け、一式を庭の隅に転移させた。
身を守る物が無くなった男の裸体が、草の地面に落下する。手足を大きく動かす余力も無い身体が無防備にさらけ出され、呪いの影響で変化させられた惨めな肉体が、魔族と男自身の目に露わとなる。それは、無理矢理に強烈な発情をもたらす呪いと、射精を迎えられなくさせる呪いによって淫らに育て上げられた淫猥極まりない肉体だ。
魔族を探し求めている間も、魔族と戦っている間も絶えず淫らに掻き立てられ続けていた男の裸体は左右の乳首を固く尖らせ、肌を赤く火照らせている。射精を封じられ、どうやっても発散出来ない欲望に苛まれ続けた男根は呪いの副作用で勃起を強いられ続ける状況に対する痛みさえも感じられぬまま、風に撫でられる刺激に快楽を抱いて憎い魔族の前で情けなく脈打っている。
呪いを施され、その呪いを解くために仕掛けた戦いにも敗れ、あまつさえ無様に発情を強制された裸体を余すところ無く観察されている。その羞恥に襲われた男はとどめを再度求めることも出来ずに口をつぐみ、唇を噛み締めながら逞しく鍛え上げられた筋肉質な裸体を小刻みに震えさせるだけとなった。そんな可愛らしい恥辱の反応を見せる男に、魔族はまた提案を向ける。慈悲に見せかけて、陥落の選択肢を男に提示していく。
「どうする? 発情させる呪いを消して、一生射精出来ないけど元の生活に戻れる身体になりたい? 射精を出来なくさせる呪いを消して、いやらしく発情する身体を好きなだけ絶頂に導けるようにして欲しい? 好きな方を選んで良いよ?」
「あ、はぁっ……!」
さらりと、命を取り上げる選択肢を無くされたことに欲望を刺激された男は気付けない。理性と本能の狭間で煩悶しながら、聞かされた二つの選択肢の意味を戦いの疲労と発情の熱で鈍化した思考で噛み砕いていく。けれど、意地悪な魔族は時間を掛けた理解すら男に許さず、思考がどちらも嫌だという思いへと辿り着く前に追い打ちを仕掛けた。それは、自らが欲する展開へと誘導させる甘く残忍な追い打ちだ。
「ちなみに僕のお勧めは、射精出来る方だよ。試しにちょっと解いてあげてみたら、その理由がよく分かるよね?」
「うぁっ!? はひっ、ひゃ、んぁぁぁっ!?」
突然に、前触れ無く射精を不可能にさせる呪いが消える。塞き止められていた熱い流れが男根を駆け上がり、男は蕩けきった悲鳴を上げながら触られてもいない男根を数年ぶりの射精に跳ね回らせ、白く濁った大量の体液を周囲に撒き散らし始めた。
「あぁっ、でてりゅぅっ! きもひぃ、せーえき、いっぱいれてりゅぅぅっ! うれひぃぃっ!!」
まるで湧水のように精液を溢れ出させる男根に違和感を覚える思考能力さえ失い、悦び一色の声で鳴きながら男は地面の上で裸体をくねらせ射精の悦楽に酔いしれる。滑稽極まりないその痴態をしばらく堪能した魔族の男は、解いた時と同じく前触れ無しに呪いを掛け直し、男に射精を禁じ直した。
「うぁぁっ!? なんれ、なんれぇっ!? もっと、精液、しゃせー! 出したい、出したいのぉぉっ!!」
涙に濡れた瞳で魔族を見つめながら、駄々をこねる幼子のように射精をねだる男。元騎士団長としての矜持を忘れ去り、魔族の男への憎しみを放り投げ、甘い幸福を欲しがって懇願を口にする、誰が見ても明らかな陥落の態度を見せる男。そんな男に、魔族は改めて問いかけた。とっくに答えの分かりきっている問いを向け、淫らな屈服の宣言を男自身に行わせた。
「そんなに出したい?」
「だじだい! せーえき出したいぃっ!」
「じゃあ、射精をさせなくする呪いを解いて欲しいの?」
「解いてっ! おにぇがい、射精させて、させてぇぇっ!!」
「そっちを解いちゃったら、一生ずっと射精のことだけを考える淫乱になっちゃうだろうけど、それでも」
「良いっ! もう、どうでも良いがらぁっ!! 射精させてっ! 射精したいのぉぉぉっ!!」
自身の言葉を遮ってまで射精をねだった男に目を細めた魔族は、無言で微笑みつつ心で念じ、掛け直したばかりの呪いを解除した。そうして男に訪れたのは、待ち望んだ射精地獄で。男は次から次へと襲い来る絶頂に悶絶しながら、幸福の感情に満ちた絶叫を放って心地良さげにのたうち回り出した。
「あぁ、ぎだぁっ! しゃせーきひゃぁぁっ! ぎぼぢぃぃっ! ぎもちぃぃぃっ!!」
「良かったね、騎士さん。もう二度と人間の輪には戻れないだろうけど、幸せだから問題無いよね? 僕だけの物としてここで飼って毎日毎日射精しまくらせてあげるから、人間じゃなくなっても別に気にならないよね? 僕の思い通りに射精に負けた淫乱騎士さん」
「あひっ、ひゃひぃっ! でぅ、でりゅぅっ! とまんにゃい、精液とまんにゃい! 幸せなのとまらにゃいのぉぉっ!!」
数年を掛けて呪いで自分を追い詰め、邪魔の入らない場所で飼い慣らそうという目的を達成した魔族の言葉も認識出来なくなった男は今までの自分の何もかもを上書きする至高の快楽に溺れ仰向けに転がった自らの裸体を真っ白に汚しながら、己の飼い主となった魔族に観察されつつ失神するまで、数年溜め込んだ射精の悦びを味わい続けていた。
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