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ガムテープは捜査員を無様に包み込む

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「ん、んぅ……?」

耳障りな音が断続的に聞こえてくる。その音によって眠りから引きずり出された捜査員である男は意識を取り戻し。
身動きを完全に封じられた絶望的な状況に追いやられている事実を知った。
目と口はきつく塞がれており、開くことも出来ない。手足は気を付けの姿勢から離れられないよう絞め付けられてしまっており、力を入れても全く動かせない。塞がれておらず絞め付けられてもいない場所は鼻の穴と、男根だけで。恥部を露出させた状態であらゆる自由を取り上げられた捜査員は鼻の穴から息をプスプスと漏らしつつ、思い通りに動かせない身体をじたばたと暴れさせ始めた。

「むぅっ! んー、んむぅぅぅっ!!」

焦りのこもった唸りを発し、陸に打ち上げられた魚のように床の上でのたうち回る捜査員。そんな捜査員を作り出した男達は情けなく身悶えるその様子に目を細めつつ、捜査員の身体を包み込んで拘束するのに使った銀のガムテープを再度引き出しながら暴れる捜査員をうつ伏せにしてもがきを抑え込んでいく。

「思ったより早いお目覚めだね、捜査員さん。でも、もう手遅れだよ」
「さぁ、これから最後の仕上げに掛かるからね。ちょっと大人しくしてようね、捜査員さん」
「んーっ! むぐぅぅぅぅーっ!!」

うつ伏せにさせられた身体を必死に動かしても、男達の手は振り解けない。手足の動きを大きく制限されてしまった身体は肩と背中と腰を押さえ付けられるだけでもがくことすら叶わなくなり、限界まで持ち上げさせられた足首と頭部は二人がかりで振り回すことさえも出来ないようがっちりと掴まれてしまった。
もう、捜査員は自分を捕らえ自由と抵抗を奪った男達の良いように扱われるしかない。捜査員は為す術無く、男の一人が口にした最後の仕上げを受け入れるしかない。

足を覆うテープに追加で貼り付けられたテープ達を少しずつ少しずつ紐状に伸ばされ、足と頭部をテープを形成して作った紐で遊び無く結合されても、抗えない捜査員はどうすることも出来ず男達の思い通りに肉体を苦しい海老反りの体勢へと追いやられるしかなかった。

「ふぅ、ふっぐっ、んむ、むぅぅ」
「これでもう、捜査員さんは暴れることも出来ないね。可哀想に」
「手も足も出せなくされた上に海老反りにさせられて、チ○コを丸出しにしてるその姿。捜査員さんによく似合ってるよ」
「うーっ! むぐぅぅぅっ!!」

屈辱を煽る言葉を男達に浴びせられても、捜査員は怒りを乗せた叫びを返す程度しか出来ない。足と頭部が繋がれている以上下手に暴れたら首に痛みを与えてしまうのに加えて、丸出しの男根を隠そうにも手足は男根に近付くことも不可能だ。
男の指摘通り手も足も出せず、見ることもしゃべることも禁じられ、なりふり構わずに身悶えることも許されない惨めな捜査員。そんな捜査員を囲んで見下ろし、敵対する捜査員を手中に収めた事実を目と耳でじっくりと堪能した男達は、床の上で身をよじっている捜査員に向かって無慈悲な言葉を口々にぶつけた。

「どんなに頑張っても無駄だよ。捜査員さんは今日から、俺達の玩具としてここで飼われるんだから逃がしなんてしないよ」
「とりあえず今日は媚薬を嗅がせてその格好のままほったらかしにしてあげるよ。鼻の所に媚薬を染み込ませた布を固定して、一晩置き去りにしてたっぷり苦しめてあげる」
「どうしてもそれが嫌なら十分だけあげるから、十分以内にテープから抜け出してみてごらん。もし抜け出せなかったら媚薬だからね」
「むぅぅっ!? んぐっ、ぶむぅぅぅっ!!」

残酷な苦悶を与えると宣言し、その苦悶から逃れる手段を提示した男達は怯えた声で唸りながら身悶え始めた捜査員を笑って観察しつつ、正確な時間を計ることさえせずに捜査員の鼻にあてがうための媚薬を染み込ませた布を準備していた。
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