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男は愉快な格好で甘く弄ばれる
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「くっ、くそぉっ! やめろ、離せぇぇっ!!」
焦りと怒りが混じった声で叫びながら、男が手足に力を込めて暴れている。
だが、男の左右の手首と足首を強く掴んでいる四人の男の手は振り解けない。暴れる男の手足を掴み、ベッドの上にうつ伏せで寝かせた男達はお互いに目で合図を送り合いながら男の抵抗を数人がかりで抑え、自身が担当する箇所にベッドの脚と鎖で繋がっている黒革の枷を装着していく。
徐々に自由を奪われていく。その事実に危機を感じて男は一層激しく暴れるが、その足掻きは枷を装着している最中でない三人の男が手首と足首を強く押さえ付けながら反対の手で肩と尻に体重を掛けただけで無力化されてしまう。
このままでは、四人の男が離れても逃げられなくされてしまう。頭ではそう分かっているのにそれに対処する術は一つも無く、男は必死の抵抗も虚しく両手両足を枷と鎖で拘束され、うつ伏せの肉体をベッドの上でX字に引き延ばされた状態から抜け出せなくされてしまった。
「外せ……外せぇっ……!」
手足の枷をガチャガチャと鳴らし、拘束を解けと叫びながら、男はベッドから起き上がることも不可能にされた肉体をもがかせる。
無様な格好で反抗的な言葉を放っても、それは愉快な見世物でしかない。そんな愉快な見世物を作り出した男達は、無意味なもがきを繰り返す男から手を離すとベッドの脇に置いた棚の引き出しを開け、用意しておいた道具を取り出した。
それは、愉快な見世物と化した男を、更に愉快な格好に変えるための道具。男が身に着けている衣服を無慈悲に切り裂いて裸体に変える、ハサミだ。
「っ!? 何をする! やめ、やめろ……!」
首筋や腰に触れた金属の冷たさに怯えを抱いた男は、震える声で制止を行う。
もちろん、その制止を耳にしても男達はとまらない。ハサミを動かす男達の手は、男の上半身を守っていた白のシャツを切り裂き、ベルトを外して引き抜いたジーンズを強引に分解し、刃物を近くで扱われているせいで暴れることも出来ない男の衣服をただの布へと変えていく。
男がさっきまで身に着けていたシャツと、ジーンズと、パンツはもうどこにもない。ベッドの上で裸体を晒し、屈辱と羞恥で小刻みに身を震わせる惨めな男を醜悪な笑みで見つめる男達は、ベッドの上に散らばった布を拾い集めながら言った。
「良い格好だね。捕らわれの刑事さんにぴったりだよ」
「尻穴とチ○コを丸出しにした姿がこんなに似合うなんてねぇ」
「拘束された手足も良い味出してるよ。実に無様って感じだ」
「とても、刑事だとは思えないくらいの情けなさだよ。幾ら見ててもこれは飽きが来なさそうだ」
好き勝手にぶつけられる恥辱を煽る言葉に刑事は何かを言い返そうとしたが、何も言えなかった。
どんな言葉を発してもそれは男達を愉しませるだけに終わってしまうと気付いたからだ。
行き場の無い悔しさに震えながら唇を噛み、刑事は自分を拘束して裸体にした悪人の男達への怒りを募らせる。
「あれー? どうしたんだい、刑事さん。せっかく褒めてあげてるのに」
「褒められたら、ありがとうございますでしょ? ほら、ありがとうございますは?」
悔しさと怒りで気が狂いそうになっている無言の刑事を見つめる悪人達は黒い笑みをより濃くしながら、刑事の心を痛め付ける残酷な言葉を浴びせながら、刑事の無防備な裸体をくすぐるように撫で回し、刑事に更なる屈辱を味わわせるための緩い快楽を注ぎ込んでいた。
焦りと怒りが混じった声で叫びながら、男が手足に力を込めて暴れている。
だが、男の左右の手首と足首を強く掴んでいる四人の男の手は振り解けない。暴れる男の手足を掴み、ベッドの上にうつ伏せで寝かせた男達はお互いに目で合図を送り合いながら男の抵抗を数人がかりで抑え、自身が担当する箇所にベッドの脚と鎖で繋がっている黒革の枷を装着していく。
徐々に自由を奪われていく。その事実に危機を感じて男は一層激しく暴れるが、その足掻きは枷を装着している最中でない三人の男が手首と足首を強く押さえ付けながら反対の手で肩と尻に体重を掛けただけで無力化されてしまう。
このままでは、四人の男が離れても逃げられなくされてしまう。頭ではそう分かっているのにそれに対処する術は一つも無く、男は必死の抵抗も虚しく両手両足を枷と鎖で拘束され、うつ伏せの肉体をベッドの上でX字に引き延ばされた状態から抜け出せなくされてしまった。
「外せ……外せぇっ……!」
手足の枷をガチャガチャと鳴らし、拘束を解けと叫びながら、男はベッドから起き上がることも不可能にされた肉体をもがかせる。
無様な格好で反抗的な言葉を放っても、それは愉快な見世物でしかない。そんな愉快な見世物を作り出した男達は、無意味なもがきを繰り返す男から手を離すとベッドの脇に置いた棚の引き出しを開け、用意しておいた道具を取り出した。
それは、愉快な見世物と化した男を、更に愉快な格好に変えるための道具。男が身に着けている衣服を無慈悲に切り裂いて裸体に変える、ハサミだ。
「っ!? 何をする! やめ、やめろ……!」
首筋や腰に触れた金属の冷たさに怯えを抱いた男は、震える声で制止を行う。
もちろん、その制止を耳にしても男達はとまらない。ハサミを動かす男達の手は、男の上半身を守っていた白のシャツを切り裂き、ベルトを外して引き抜いたジーンズを強引に分解し、刃物を近くで扱われているせいで暴れることも出来ない男の衣服をただの布へと変えていく。
男がさっきまで身に着けていたシャツと、ジーンズと、パンツはもうどこにもない。ベッドの上で裸体を晒し、屈辱と羞恥で小刻みに身を震わせる惨めな男を醜悪な笑みで見つめる男達は、ベッドの上に散らばった布を拾い集めながら言った。
「良い格好だね。捕らわれの刑事さんにぴったりだよ」
「尻穴とチ○コを丸出しにした姿がこんなに似合うなんてねぇ」
「拘束された手足も良い味出してるよ。実に無様って感じだ」
「とても、刑事だとは思えないくらいの情けなさだよ。幾ら見ててもこれは飽きが来なさそうだ」
好き勝手にぶつけられる恥辱を煽る言葉に刑事は何かを言い返そうとしたが、何も言えなかった。
どんな言葉を発してもそれは男達を愉しませるだけに終わってしまうと気付いたからだ。
行き場の無い悔しさに震えながら唇を噛み、刑事は自分を拘束して裸体にした悪人の男達への怒りを募らせる。
「あれー? どうしたんだい、刑事さん。せっかく褒めてあげてるのに」
「褒められたら、ありがとうございますでしょ? ほら、ありがとうございますは?」
悔しさと怒りで気が狂いそうになっている無言の刑事を見つめる悪人達は黒い笑みをより濃くしながら、刑事の心を痛め付ける残酷な言葉を浴びせながら、刑事の無防備な裸体をくすぐるように撫で回し、刑事に更なる屈辱を味わわせるための緩い快楽を注ぎ込んでいた。
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