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真の淫獄は精根尽き果てた裸体へと無慈悲にもたらされる

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地下牢の中心に置かれた黒いマットの上で、薄緑色のゴム手袋を嵌めた男達の手が絶え間無く動き続けている。
手を覆う薄いゴムを濡らす粘ついた液体をぬちゃぬちゃと鳴らし、その音と共に鳴り響く滑稽な絶叫を堪能しながら、非道な男達は捕らえた男を無慈悲に嬲り弄んでいる。
そんな男達から逃れたいと思っても、今の男は逃れられない。気力と体力を大きく削ぎ落とされた哀れな男は、自分を責め立てる男達に反抗の意思を示すことも、左右の手首と足首を掴んでいる手による拘束を振り払おうと試みることも出来ない。
強力な催淫効果と発情効果を有する残忍な液体媚薬を全裸に剥かれた身体へと丹念に塗り込まれてしまった男はもはや、憎んでいたはずの男達に心からの許しを請いながら絶頂を繰り返すだけの存在だ。自分を狂わせている物と同じ液体媚薬を用いて捕らえた人々を淫らに狂わせ肉奴隷として売り飛ばしている非道な組織への怒りも、その組織を壊滅へと導く為に調査を行っていた捜査員としての誇りも思い出せぬままイきまくらされるしか無い。そんな状況へと、男は無様に追いやられてしまっていた。

「あぁっ! いやらぁぁぁっ! ひぎゅ、イぎゅぅぅ! もぉらめ、りゃめっ! やめへぇぇっ! んひぁぁぁぁぁっ!!」

大粒の涙を零しながら舌の回らなくなった口で惨めに制止を叫んでも、男達の手はとまらない。感度が高まりきった肌とマットが擦れることで生まれる悦楽を味わわせながら時折男の裸体を回転させる手首と足首を掴む手も、仰向けとうつ伏せが切り替わる度に代わる代わるに露わとなる過敏な弱点目掛けて媚薬に塗れた手を巧みに這わせ甘い刺激を注いでくる手も、捜査員の自覚を忘れた情けない哀願を愉しむ犯罪組織の男の愉悦を表わすかのように動き逃れられぬ男に淫猥な地獄を叩き込み続ける。

「やっ、やりゃぁぁっ! やべでっ! やめぇっ!! んぎっ、ひぐぅぅぅ! あぉぉぉぉぉんっ!!」

痛痒さを覚える程に硬く尖らされた乳首が、指で弾かれる。吐き出す精液を失った男根が、萎える暇さえ認められぬまま扱かれる。異物を拒む術を強制的に忘れさせられた尻穴が、奥深くまで指でほじくられる。男自身が流した汗が伝う刺激すら快感と受け取るくらいに過敏にさせられた肌がくすぐるように撫でられ、救いを望む悲痛な鳴き声が口内の肉を振動させる。
媚薬を塗り込まれた箇所を襲うそれら全ての刺激が、気持ち良い。今どこが気持ち良いのかすら分からない程に、気持ち良い。
正義の誇りが崩れ、理性と正気がじわじわと溶かされていく。そんな暴力的な悦楽に苛まれながら、捜査員の男はただただイかされ続けた。快楽によって壊されることへの恐怖を抱きつつも、捜査員はどうすることも出来ずにイき狂わされ続けた。
その甘く淫らな拷問が何時間加えられたのだろう。捜査員の喉が涸れ、無意味な懇願の声も発せなくなった頃、男達は抗えぬ裸体をいたぶっていた悦楽の責め苦を不意に切り上げ、捜査員の周囲に万一に備えての見張りを数人残しつつ地下牢の鉄格子付近で準備に取り掛かった。

「はい、まずは第一段階の仕込み終了だよ。捜査員さん」
「次は、このあっさりイっちゃうようにされちゃった可哀想な身体を、素敵な玩具でもっと可哀想にしてあげるからね」
「うぁ、あうぅ……」

精根尽き果てた捜査員は、見張りとして残った男達の言葉に絶望する思考能力も無い。
ここまでの責めはまだ地獄の入り口に過ぎなかった。残酷な事実を嬉々として告げる男達の声を認識する力すらも失った捜査員は、あらゆる液体に汚れた裸体をマットの上で痙攣させながら、虚ろに開いた目から涙を、口から唾液と呻きを零している。
そうして限界を超えた愉快な捜査員の痴態を見張り達が観察し始めてから、数分。牢獄の鉄格子で作業していた男達は冷酷な準備の終了を示す合図を見張り達に向けた。
それを受け、見張りの男達は憔悴し脱力しきった捜査員の裸体を再び手首を掴んで立たせ、仲間がいる場所へと歩かせていく。
自身に存在する丸い金具と牢獄の鉄格子下部を鎖と南京錠で結合された、上部に男根型の醜悪な器具が取り付けられている箱型の機械の場所へと、長い鎖が引っ掛けられた鉄格子の部分で南京錠を構えている仲間達の元へと、立っていることすらままならない捜査員をふらふらと歩かせていく。

「今からあの素敵な玩具で、捜査員さんのいやらしく解れきったお尻を下から気持ち良く貫いてあげるよ」
「そしたら、捜査員さんの腕と足をあの鎖と南京錠で鉄格子に縛り付けて、玩具のスイッチをオンにしてあげる」
「もちろん、気持ち良いことに集中出来るようにちゃんと目隠しを付けてあげる。間違って舌を噛まないように、口枷も付けてあげる。見ることも、しゃべることも、鉄格子に縛られた手足を暴れさせることもお薬を塗り込まれた疼く場所を慰めることも出来ない格好で、一晩中お尻だけで絶頂させて……完全に叩きのめしてあげるからね、捜査員さん」
「うぁ、は……あぅ……?」

真の地獄の到来に打ちひしがれることも叶わない捜査員の反応を鑑賞し歪んだ充足を掻き立てながら、媚薬でたっぷりと躾けられた尻穴を襲う淫蕩な殴り付けの快楽とそれ以外の場所を襲うもどかしい疼きに完璧な崩壊を強いられる捜査員への期待を寄せながら、男達は張型の真上に捜査員を立たせ位置を調整しつつ腰を下ろさせ、緩みに緩んだはしたない穴を偽の男根で隙間無く埋め尽くしていくのだった。
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