少年達は自らを父好みに調教する

五月雨時雨

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少年達は自らを父好みに調教する

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ノートパソコンのキーボードを忙しなく叩きながら、男が仕事の書類作成に勤しんでいる。その音を聞き、仕事に耽る男の背中を無言で見つめながら、二人の少年はその身をくねくねともどかしげに躍らせていた。裸体を背にした丸い柱へと縛り付ける縄を軋ませ、黒色の粘着テープに塞がれた口から時折抑えきれぬ唸りを小さく漏らし、少年達は幼い男根に固定された淫具がもたらす決して絶頂には至れない緩い刺激に為す術無く炙られながら、男の機嫌を損ねないようじっと大人しく生殺しの苦悶を耐え忍び続けていた。

「ふぅ、んふ、むぅ……」
「んっ……っふ、ふむっ……」

左右の手首同士と二の腕同士を繋がれ、足首同士と太もも同士をきつく一つにまとめられ、それぞれ別の柱へと立ったまま遊び無く縛り付けられてから何時間が経過したのだろう。許しを請う言葉を紡げないよう口をテープに閉ざされ、哀願の唸りも放たないよう男に言い付けられ、射精には辿り着けない弱い振動を繰り返すベルト型のローターを根本と亀頭の下に巻き付けられた男根を嬲る生殺しの悦楽に苛まれ始めてから、一体どれくらいの時間が経ったのだろう。
少年達はぼんやりと考えながら、パソコンを操作している男の背中と、弄りたくても弄れない太もも付近の縄に挟み込まれた男根のベルトを操作する為のリモコンと、すぐ隣の柱に拘束されたもう一人を潤んだ瞳で順番に見つめる。イきたくてもイけない。射精したくても射精させてもらえない苦しみを誤魔化すかのように目に映る情報を頻繁に変えながら、溜まる一方の欲望に責め立てられた少年達は無意識に腰を前後に揺らし、精液を吐き出したいという思いを縄に縛められた裸体全体で主張する。
そんな淫猥な自己主張が行われ出してからしばらくして、作業を終えた男が電源を落としたノートパソコンを鞄へとしまいつつ椅子から立ち上がった。そして、男は自分の背後で惨めに腰を振る二人の少年を目にして意地悪く微笑むと、一生懸命に射精をおねだりする二人に歩み寄って汗ばんだ頭を優しく撫でた後に、言葉を封じていたテープをゆっくりと剥がし、穏やかな声音で問いかけた。

「二人共、ちゃんと反省したか? もう二度と、パパの許可無しで勝手に射精もオナニーもしないって約束出来るか?」

少年達を意のままに弄ぶ鬼畜な男の仮面はそのままに、男は父の仮面を被って約束を破った息子達に問いを向けた。
その問いを耳にした少年達は、解放された口から溜まった唾液をだらしなく垂れ流しつつ切羽詰まった肯定の言葉を返す。愛しい父からの仕置きで射精欲を限界以上に膨らまされた幼い男根を無我夢中で突き出しながら、少年達は淫猥な約束を肯定するおねだりの叫びを仲良くなりふり構わずに放った。

「ひゃいっ、約束しましゅぅっ。もぉ、パパとのやくしょくをやぶりまひぇん、しゃせーも、おなにーも、勝手にしまひぇんっ!」
「なんれも、やくしょく守りまひゅ、からぁっ! イかせてっ、しゃせーさせてっ、パパぁぁんっ!!」

射精をねだる可愛い息子達。苦しげに脈打つ男根を焦らすベルト型のローターの駆動を強めて欲しいという願いを乗せて、一生懸命に柱に縛り付けられた裸体をよじらせる淫らに追い詰められた最愛の息子達。そんな二人が心の底から射精を欲する様子を眺め、興奮を加速させながら黒く微笑んだ父は、予定を変更して息子達の願いを意地悪く却下した。
必要に迫られ予想外の帰宅から作製した書類にまつわる仕事は移動時間を含めても一時間弱で完了する物であり、それが終われば今日は家に戻れること。加えて、淫乱に育ちすぎた息子達が最近約束を守らずに自慰を行う頻度が上がってきており、ここで一度きつい灸を据えて命令への服従を再度教え込む必要があることに気付いた男は、射精させてもらえることへの期待で胸を躍らせている息子達の淫らな悦びを否定し、約二時間の生殺しを味わわせて父への屈服を改めて決定付けるために二人のおねだりを却下した。

「駄目だ。前にもそう言って約束を破っただろう? 今日は許さないよ。パパとの約束を破ったらどうなるか、きちんと身体に覚えさせてあげような……」
「ひっ!? やぁ、やんっ、んっ、むぶぁぁっ!」
「ごめんな、しゃぃっ! パパ、ゆるひへ、たすっ……んまぁぁんっ!」

父の手が、脱がせた時近くのベッドにまとめて置かれていた衣服から取り出した少年自身のブリーフで容赦無く口を満たす。口内を埋め尽くす自身のブリーフを拒みたくても、手足を縄に拘束された二人は拒めない。ブリーフを吐き出せないように新たに引き出した粘着テープで再び口に栓を施されても、少年達は父の思い通りに口をまた塞がれるしか無い。
男根をもどかしくいたぶるローターの駆動を強めること無く帰宅時に脱いだ仕事用の衣服を身に纏い、反省を促す言葉を浴びせつつ父が部屋を去ろうとしても、少年達は絶望に打ちひしがれながらその姿を見送ることしか出来はしないのだ。

「それじゃあ二人共、自分がどう悪かったのかをしっかり考えながら苦しんでるんだぞ? パパが帰ってくるまで射精のことしか考えられないお馬鹿になりながら、良い子になれるようちゃんと反省をするんだぞ? 良いな?」
「んーっ! んむっ、むぅ、ぐふぅぅぅんっ!!」
「むーっ……むっ、うぅ! ぶふぅぅぅっ!!」

哀願の絶叫を虚しく聞き流され、扉の閉まる音と同時に射精への渇望が膨らみ続ける状況へと置き去りにされた哀れな少年達は、無慈悲な父の仕打ちに傷つきながらも全てを支配され抗えない快楽で翻弄されている事実に淫らに躾けられた心をはしたなくときめかせ、同じ立場に追いやられた双子の兄弟と共に心と身体を出口の無い悦楽に狂わされつつ、大好きな父の命令に従い何もかもを淫らに管理される従順な息子にして肉奴隷となれるよう、一分一秒ごとに反省を深め自らを父好みに調教し直していくのだった。
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