敵だらけの迷宮で無様な娯楽達は癒やしを与える

五月雨時雨

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敵だらけの迷宮で無様な娯楽達は癒やしを与える

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両腕と両足、そして頭部を石壁の中へと取り込む魔術製の罠によって雄々しき戦士の男達は二人仲良くその身を拘束されてしまった。
何処にも逃げられない。自分達よりも後に迷宮へと挑んだ者達の手で無様な姿を嘲笑われながら装備を奪われても、どうすることも出来ずに裸体へと追いやられるしか無い。抗議の言葉さえ放てない状態へと変えられた惨めな戦士達は、剥ぎ取れる装備品すらも無くなった無防備な肉体に不満を抱きつつ不必要な道具の整理を兼ねた恥辱を注いでくる迷宮への挑戦者達に心と身体を好き勝手に嬲られても、意に染まぬ甘い至福を携えた攻撃に翻弄させられながら情けない痴態を次から次へと引きずり出されるしか無いのだ。

「詳しい奴がいれば回復薬に加工出来るけど、俺達じゃどうしようも無いからお前らにくれてやるよ。ぼろ布に染み込ませて、塗れるところ全部にたっぷりと塗ってやろうな」
「おー、すっげぇ。そういう効果を持ってるってのは知ってたけど、実際に塗るとこんだけ強烈なんだな。乳首もチ○コもあっという間にビンビンじゃんこいつら」

迷宮内で念の為にと採取したが使える場面が訪れるよりも先に所持品の限界を迎え放棄が決定された植物由来の薬液が、抗えぬ二つの裸体に嬉々として塗布されていく。それが触れた箇所に異常なまでの疼きと火照りを生み出し感度と治癒力を大きく増幅させる薬液が、回復薬として用いる為に必要な効果を大きく和らげる過程を経ていない薬液が、一瞬にして硬度を限界まで高めた乳首と男根を嘲笑う者達によって二人の裸体へと無慈悲に仕込まれていく。
まるで磔にされているかのような体勢で動きを封じられた腕と足を幾ら跳ねさせても、その非道は拒めない。仰け反るような形で壁に飲み込まれた頭部を痙攣させつつくぐもった声で許しを欲しても、その意思表示は迷宮内で見付けた不用心な先駆者という娯楽を愉しむ者達に一切届きはしない。
人権を剥奪された滑稽な遊び道具へと貶められた男達は、戦士だった頃の面影を欠片も感じさせない裸体を間抜けに晒す迷宮の壁に飾られた男達はもはや、薬液を全身隈無く塗り込んだ古布を男根に巻き付ける仕上げを行って休息を開始した者達の前で狂った快楽に苛まれながら、悲鳴すら上げられずに絶頂を迎え続ける様を危険に満ちた迷宮を彩る癒やしとして提供させられるだけの存在でしか無いのだ。

「おーおー、イってるイってる。流石にチ○コに巻いたのはやり過ぎだったかな? もう布から精液が溢れてきてるぜ」
「ま、大丈夫だろ。つかこいつらもこんな状態じゃ退屈だろうし、刺激は強ければ強い程悦んでもらえんじゃね?」
「別に難しいことなんて考えなくても良いだろ。頭も身体もゆっくり休ませようぜ。今疲れるのは何もされてないのにずっと気持ち良い状態が続いてる、チ○コの布を引き離そうと一生懸命に腰をよじって余計にイってるこいつらだけで十分だよ」

魔物だけでなく同族であるはずの人間すらも敵と化した迷宮の中でとめどない射精を強いられながら、戦士であった男達は自らの汗が肌を伝う刺激にすら堪らない悦楽を覚えている肉体に恐怖を膨らませつつそれを越える快感を休み無く男根にもたらす布を振り払おうと腰をなりふり構わずに踊り狂わせ、捨てられるはずだった薬液を有効活用した達成感と共に歪んだ充足を滾らせている者達の目を愉しませ、戦いに疲弊した心と身体に癒やしを与えていくのだった。
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