淫らな少年は偽りの観客に向けて痴態を披露する

五月雨時雨

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淫らな少年は偽りの観客に向けて痴態を披露する

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左右の手首を短い鎖で結合する黒革製の枷を与えられた少年の腕は、背中側で自由を大きく奪い取られてしまっている。この腕では、視界を閉ざす目的で装着された黒革製の目隠しを外せない。足首同士を腕の物よりも長い鎖で繋ぐ黒革の枷を振り払うことも叶わない。
手足の動きを大きく制限され、見ることを禁じられた。そんな状況に追いやられた少年は、衣服を剥ぎ取られた裸体を覆い隠すことすらも出来ない。屈辱と恥辱を絶えず感じる格好から離れることも許されない。
そのあまりにも惨めな現実を噛み締め、窮地に陥っている者とは到底思えない笑みを零している口から漏れる吐息を荒く乱している少年は、丸出しとなった乳首と男根の硬度を引き上げ体積を膨らませつつ縛められた足を用いて腰を浮かせると、一人きりの部屋であらかじめ定めておいた台詞を口にしながら、動きを制限された手に握った異物を自らの解れきった尻穴へとねじ込み始めた。

「いっ……今から、ご主人様の命令で、お尻オナニーをします……。生放送をご覧の皆様、惨めな淫乱奴隷の僕が一生懸命にお尻をほじるところを見ながら、思う存分シコシコして下さい……!」

恐怖ではなく興奮に震えている少年の手が、太く長く醜悪な男根を模したバイブで自身の尻穴を埋め尽くしていく。
自分を飼い慣らす主の指示で、全世界に向けて己の尻穴を淫猥に掻き毟る様を中継させられている。そんな設定を自らに言い聞かせ偽りの被虐を全身で堪能しながら、少年は慣れた手付きでバイブのスイッチを入れ歪んだ自慰の熱を更に加速させていく。

「ふぁっ、んぁぁぁんっ! おぢりっ、きもぢいぃっ! 僕のおぢりがじゅぼじゅぼされてるところっ、自分でおぢりじゅぼじゅぼしてるところぉっ! ちゃんと見えてますかぁ……愉しんでもらえていますかぁっ!?」

誰一人としていない観客に向けて問いかけながら、少年が無我夢中で己の尻穴を蹂躙する。尻穴で快楽を得るという行為その物に恐れを抱いていた頃の面影を跡形も無く失った淫乱の態度を自分だけの部屋に敷いた布団の上で披露しながら、少年が荒々しく首を振るバイブの攻撃と自らの手が生み出す掘削で腸壁を追い詰めつつ、一切触れられていない男根を絶頂へと上り詰めさせていく。

「あっ、んぁっ、くぁぁぁぁんっ!! イぐっ、イぎまじゅぅっ! おぢりイぐっ、皆さんの前でぇ……ひぎゅぅぅぅっ!!」

はしたない痴態が、世界中に公開されている。ご主人様の物でありながら、情けない絶頂姿を顔も名前も知らない誰か達の自慰を手伝う燃料として使われてしまっている。
そんな妄想を改めて自身に示しながら、少年はバイブを最奥まで押し込み足と肩で支えて高く掲げた腰をヘコヘコとみっともなく上下に往復させつつ、その往復に合わせて踊り狂っている男根から精液を勢い良く迸らせた。

「あぅっ、んぁっ、はひっ、ふひぃぃっ……みなしゃん、お愉しみ頂けましたかぁ……? しょれでは、ご主人ひゃまが僕に皆しゃんの前でのおにゃにーを命令ひたら……まひゃ、おあいひまひょぉ……っ!」

存在しないネット中継を締める言葉を紡ぎながら意識を遠のかせる少年は、目隠しの上まで飛んだ自身の精液が漂わせる雄の淫臭を愉しみ、脱力した胴体と布団の間に挟まれた腕に掛かる圧迫を堪能し、手の支えを失ったバイブをずるりと吐き出した閉じきれずにいる尻穴が幸せそうに収縮している事実に至福を募らせつつ、その気になればすぐに自力で外せる設計となっている手枷の感触を愉しみながらの眠りへと、心地良さと共に落ちていくのだった。
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