弁えぬ便器達は淫らな自覚を叩き込まれる

五月雨時雨

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弁えぬ便器達は淫らな自覚を叩き込まれる

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『ぜ、ぜっだいに、ゆりゅ、じゃにゃいぃ……かなりゃず、後悔、さっ、せてぇ……!』
『こんにゃ、くつ、じょぐぅ……っ! じぇっだいに、ごろっ、じでぇ……っ!』

内容とは裏腹に情けなく蕩けきった声を紡ぎながら、青年達は衣服と自由を奪われた裸体をじたばたともがかせ状況の打破を追い求めている。
壁の内側に作られた四角い空間に頭部を隔離され、胴体と共に左右の膝から先を壁の中に取り込まれ、壁の外側に恥部を無防備にさらけ出させられた仰向けの裸体をなりふり構わずによじらせながら、二人の青年は自分をこの姿に追いやった憎き男達へと怒りの言葉を放ち続けている。
頭部が閉じ込められている空間に絶え間無く流し込まれている強力な媚薬入りの空気を吸入させられている事実が無くとも生身では到底醜悪な拘束から逃れられはしないというのに、媚薬を呼吸の度に体内へと運ばされ気が狂うような発情を強いられた身体をひたすらに暴れさせようともそれはみっともなく丸出しにさせられた男根と尻穴を惨めに振り乱すだけだというのに、幾ら怒気を込めた思いを叫んでもその意思表示は頭部が封印された空間に仕込まれた隠しカメラの映像を中継している恥部の真上に設置されたモニターを眺める非道な男達の目と耳を悦ばせるだけの効果しか生めはしないのに、諦め悪く抗い脱出を試みる青年達。
そんな滑稽な青年達を作り出し、組織内の人間ならば誰でも使える公衆便所として解放した冷酷な男達は、今日も立場を弁えない敵意を舌足らずに剥き出しにしている二人を満足げに嘲笑うと、自分達の接近に気付く由も無い哀れで愉快な便器達の尻穴に自身の張り詰めた男根をあてがい、恐怖の反応を露わにする暇さえ認めずに男根を受け入れることが責務となった箇所を、湧き上がる悪意と欲望のままに蹂躙し始めた。

『あがっ!? はっ、はぎっ、はひぃぃっ!?』
『おごっ、ほぎぃぃっ!? やっ、やめ、んぎぃぃぃっ!!』

連日の調教で腸壁を掻き毟られる快楽無しでは生きられなくされた淫らな穴を男根に征服され出した青年達が、すでに歪んでいた表情を間抜けさを際だてる形で歪ませつつ、無理矢理に注ぎ込まれたはずの肛虐にあっさりと屈して甘く染まった獣のような絶叫を発し始める。

『りゃ、りゃめ! 変に、なっ、ひっ! ひぎぃぃぃっ!!』
『おぢり、おぢりやらぁぁっ! ぬいへ、ぬっ、ぬいっ……でぇぇぇぇっ!!』

媚薬の火照りと、腸壁への摩擦が無い時間を苦痛と感じるように仕立てられた尻穴の疼きの相乗効果が発生させる暴力的なまでの快感の波に翻弄させられながら、青年達はついさっきまで自分が口にしていた言葉を忘れきった哀願を紡ぎつつ、腸壁を掘削する男根をとめてくれと頼み込む。
無論、男達は男根の前後運動を停止させない。尻穴を満たされれば他愛も無く敗北に到達するというのにまだ陥落は認められずにいる青年達をいたぶる至福に浸っている男達は、都合の良い便器に堕ちた二人の穴を男根で扱き使いつつ、本心を表わすかの如く心地良さげにビクビクと跳ねている二本の男根に、左右の手を用いた追い打ちの淫獄を嬉々として加えていく。

『あっ、あがぁぁ!? しょれ、りゃめ! イぎゅ! イっ、きゅぅぅぅっ!!』
『はっ、ひぁぁ!? もぉイっだ! イっだの、イっでるのぉぉぉっ!!』

尻穴を男根にほじくられ、自身の男根を好き勝手に弄ばれながら我慢さえ出来ぬまま精液を迸らせる青年達。呼吸を乱せば発情が増幅する速度が上がりより一層絶頂を堪えられなくなってしまうことも忘れて荒い息を喘ぎ混じりの悲鳴を交えつつ吐き、自らを更なる快楽の地獄へと突き落していく青年達。
毎日毎日人間とは思えない崩れきった痴態を披露させられていながら、翌朝になれば元の状態に立ち直り強気な態度を構築する。その実にいたぶり甲斐のある青年便器達が理性を削ぎ落とされつつ断続的にイき狂わされる光景を堪能しながら、残酷な男達は後始末の素振りすら見せずに自身の体液を二つの穴に注入し、物覚えが悪い二人に便器としての自覚を抱かせていくのだった。
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