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エッチなわんこは甘いいたずらをおねだりする

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小さな町のため、少年と青年が幼い頃からの付き合いであることは誰もが知っている。小さな町のため、少年の両親が仕事の都合で遠方に一週間ほど行かなければならなくなったことも、ほぼ全員が把握している。
故に、町の広場で行われたハロウィンのイベントに、青年が少年の保護者として現れたことを疑問に思う者は誰一人としていなかった。頭部に茶色い犬の耳の飾りを付け首から下に茶色い犬の着ぐるみを身に着けた少年と、吸血鬼を意識してコウモリのアクセサリーと漆黒のマントを身にまとった青年。二人は、周りから見てごくごく普通にイベントを楽しみ、屋台の出し物で遊び、一緒に帰っていった。
二人が淫らな遊戯に耽っている事実に気付く町の者は、誰一人としていなかった。

「ふふ、楽しかったかい、○○」

帰宅直後。玄関で靴を脱いですぐに、青年は少年の名前を呼びながら少年の右肩に右手を置いた。
すると、少年は着ぐるみに包まれた肉体を小さくピクンと跳ねさせながら、背後の青年に顔を向けて答える。

「うん、お兄ちゃん、楽し、かった……っ」

右後ろに向けられた少年の顔。あどけなさの残るその顔は、真っ赤に火照っている。
その火照りの理由を知っている青年は、少年の表情を見つめながらにっこりと微笑み、荒い息を漏らしている少年の唇に噛みつくようなキスを与えた。

「んっ? む、ふぁ、んむぅぅ……」

突然のキス、それも幼なじみの同性からのキス。それは驚きと拒否反応を示しても不思議ではない状況だが、少年はむしろキスをされた瞬間に瞳をうっとりと蕩けさせ、自分からも唇を寄せてキスを深くした。

「むふっ、んん、むっ、ぷぁ……」

息を切らしながらも、少年はもっともっととせがむように唇を青年に寄せていく。そんな少年に青年は目を細めながらお望み通りにキスを深くし、肩に置いていた右手を少年の着ぐるみの背中に滑らせて、チャックをゆっくりと下ろしだした。

「んっ、んぅ、むふっ、ふむぁぁ」

口内をいじり回す青年の舌に翻弄されながら、少年はその青年の舌に自分の舌を絡めていく。
着ぐるみを脱がそうとする青年の手に一切の抵抗を行わず、夢中でキスをする少年。そんな少年がキスで完全に脱力し、玄関前の廊下に四つん這いで崩れ落ちるのと、着ぐるみのチャックが全て下ろされるのはほぼ同時だった。

「あっ……んぁ、はっ、ひ、はっ……」

乱れた呼吸と共に甘い声を漏らしながら、四つん這いの肉体を小刻みに震わせる少年。着ぐるみを半分脱がされたことであらわになった裸体をくねらせ、硬く張り詰めた男根と尻穴に埋まったアナルパールと繋がっている茶色い犬の尻尾をゆらゆらと左右に揺らす淫らな少年。
そんな少年の正面に移動し床に片膝を着いた青年は、右手で優しく少年の顎を持ち上げながら言った。

「エッチなワンちゃん、お菓子をちょうだい? くれないと、君よりエッチな吸血鬼が一晩中ワンちゃんにいたずらしちゃうよ?」

先程楽しんできたイベントと、自分達の今の格好に合わせた青年の戯れの言葉に少年は笑い、青年と自分が望んでいる答えを返した。

「お菓子、持ってないから……いたずらしてぇ。一晩中、エッチなわんこの俺にいたずらして、いっぱいっぱい、可愛がってぇ……」

犬の仮装をした淫らな犬の少年が放つおねだりに背筋をゾクゾクと震わせる青年は溢れ出る愛しさと欲情に突き動かされ、本物の吸血鬼が血をすするように少年の唇へと噛みつき、舌を熱烈に絡ませながらの濃厚なキスを与え、犬の少年は瞳を更に蕩けさせながらさっきよりも激しいキスを悦び、一生懸命に流し込まれる唾液をこくこくと飲み干していた。
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