懸命な誘惑は押し込めていた獣欲を露わにする

五月雨時雨

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懸命な誘惑は押し込めていた獣欲を露わにする

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自らの膝を左右の腕で抱え込み限界まで胴体へと引き寄せている少年が、ベッドの上に右半身を下にして寝転がっている。
一糸まとわぬ姿でその格好を取っている為に、少年は幼い男根はおろか可愛らしく窄まった尻穴すらもはっきりと見える状態だ。普通の思考であれば耐えきれぬ程の羞恥を募らせ、膝を抱える腕を解いて恥部を覆い隠す行動に及んでいることだろう。
だが、この少年はそんな素振りは欠片も見せない。羞恥ではなく興奮で顔を赤らめ、幼い男根をはしたなく膨らませながら呼吸を熱く乱している少年は腕の力を一切緩めはしないどころか、膝を抱え続けることを強いる黒革ベルトの拘束が腕に施され始めても抵抗とは真逆の協力を示している。
ぴったりと密着している左右の手首から肘までの部分をきつく縛るベルト達を、少年は拒まない。足と腕の隙間にベルトを押し込まれても、少年は可能な限りに手足を動かしその箇所にベルトを通りやすくする為の空間を作り出していく。
淫猥な興奮を湧き上がらせつつ、拘束を心から受け入れる少年。腕の自由を完全に封じる数本のベルトを装着されても、恐怖や危機とは無縁の至福を感じている少年。その淫乱な少年の様子を微笑みながら愉しみ、余った一本のベルトで左右の足首を縛めて少年に更なる拘束と興奮をもたらした男は、念の為にという思いを抱きつつ優しい声音で少年に尋ねた。

「○○、ベルトは苦しくないかい? このまま、いつも以上に気持ち良く苛めても大丈夫そうかい、○○?」

身動きを封じられた自分に苦痛が訪れていないかを確認する愛しい男の声に、少年は心と身体をきゅんきゅんと疼かせ男根の硬度と尻穴のヒクつきを引き上げさせながら蕩けた声で応える。自分が望んだ拘束を用意し、願った通りに抵抗を奪い取ってくれた大好きな相手に、少年は苛めてと同じ意味を持つ淫らな大丈夫を返した。

「うん、大丈夫だよ、パパ。今日は、パパの好きなだけ……僕を苛めて? パパに本気で愛されたいの。何もかもを……めちゃくちゃにされたいのぉっ」

自分を気遣う父の優しさを嬉しいと思いながらも、優しい父が自分の恋心を受けとめてくれているだけではないのかという不安に駆られた少年は、己の望みを乗せたおねだりという名の挑発を発し父の獣欲を一生懸命に刺激する。不自由に縛められた裸体をベッドの上で動かし尻肉を高く掲げた誘惑の体勢を取りながら、少年は父の本気を引き出したい一心で丸出しの尻穴をわざと収縮させつつ尻肉を左右に振って男根を揺らし、無我夢中で快楽を欲しがった。
その必死な悦楽の懇願に、愛しい相手に全力で自分を求められた事実に滾らない男はいないだろう。親子だからと無意識にブレーキを掛け、愛しい息子を壊してしまわないだろうかと少年とは違う不安に怯えていた男は、眼前で揺れ動く恥部と尻肉に理性を砕かれながら紡がれたおねだりに従って本能を剥き出しにした。

「じゃあ、お望み通り……今日はたっぷりと○○を苛めてあげよう。途中で許してってお願いしてもやめてあげない。本気で○○を愛して……○○をめちゃくちゃになるまで気持ち良く狂わせてあげるからね」
「あんっ、んあぁんっ! お尻ぃ……おチ○チンっ! 両方、きもひぃ……パパっ、好きぃっ……!!」

左の尻肉を左手で鷲掴みにしつつ尻穴をねぶり始めた父の舌と、男根を巧みに愛撫し始めた父の右手の指が生み出す快楽に甘く鳴き逆らえなくなった肉体を心地良さげに跳ねさせる少年は、父が制していた意地悪な本性によって後悔を抱く程に鳴き喘がされ父への淫らな服従を改めて二度と消えぬくらいに深く深く刻み込まれる苦しく幸せな未来も知らぬまま、父との本気の行為が始まった事実をただただ嬉しがっていた。
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