虎は失神を迎えるまで射精と歩行を行わされる

五月雨時雨

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虎は失神を迎えるまで射精と歩行を行わされる

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背中で伸ばさせた腕を二の腕まですっぽりと包み込んで緩み無く絞め付け、指だけでなく爪までもを使えなくさせている頑丈な黒革のアームバインダー。靴のように包み込んで足の爪を使うことを禁じ、左右の足を鎖で短く繋いでいる黒革の足枷。そして、舌を噛むことと意味のある言葉を発することを封じている金属の棒の口枷と、隷属の立場を常に思い知らせる黒革の首輪。
様々な拘束具を取り付けられ、自由を完全に奪われた虎獣人の男は、無様に裸体を晒し続ける屈辱の状況へと追いやられている。
だが、虎を捕まえて拘束具を取り付けた男は、そこに更なる屈辱を加えた。無慈悲な狼獣人の男は、虎の尻穴に甘い苦悶を注ぐ淫具を固定し、首輪に結んだ鎖を引いて無抵抗の虎を強制的に歩かせていた。

「ほら、もっとしっかり歩けよ。これじゃ、いつまで経っても終わらないぜ?」

残酷に口角を吊り上げながら、狼は白銀の体毛に覆われた右手で鎖を強く引き、虎を前へと強引に進ませる。

「んぐぅぅっ!?」

突然に鎖を強く引かれた虎の上半身がバランスを崩し、前へと大きく倒れ、棒を噛まされている虎の口から飲み込めない唾液と驚きの声が漏れる。しかし、その驚きの声はすぐに甘い悲鳴へと変わった。上半身が倒れたことにより、尻穴を嬲る淫具を固定している器具がその本性を現したからだ。
尻穴に深く嵌まり込んだ極太のアナルバイブの底に繋がれた一本の縄。その縄の両端には細い革ベルトが取り付けられ、それぞれ縞柄の尻尾の根元と、睾丸をくびり出す形で巻き付けられている。それらの縄には全く遊びが無い。故に、虎が上半身を前に出して意図せず尻尾が動くと連動して縄が引かれ、くびり出された睾丸が容赦無く引っ張られることとなってしまうのだ。

「むぐぁぁぁっ!? あぶっ、あばぁぁ……っ!」

過敏な場所である睾丸を襲った激しい絞め付けに、虎は目を大きく見開いてくぐもった絶叫を上げ、慌てて上半身を起こした。
尻穴への責めで硬く張り詰めてしまっている丸出しの男根をぶるぶると振り乱し、身動きを封じられた裸体を立ったままくねくねと悶えさせる。そんな虎の苦悶の様子を見て、狼は笑みの黒さをより濃く深くし、無意識に舌なめずりを行いながら言った。

「何だ、まだまだ元気じゃねーかよ。その元気で部屋を後二十周だ。終わるまで休ませねーし、ケツのバイブもとめてやらねーからな。早く終わりにして欲しかったら精液びゅるびゅる撒き散らしながら一生懸命歩くんだぞ。良いな?」
「ふぐ、あむぉぉっ……はぁ、はふっ……むぁぁぁぁんっ!」

哀願も口に出来ず、体勢を崩すことも叶わぬまま強いられる絶頂を繰り返しながらの歩行。拷問と呼んでも差し支えない程の苦悶に嬲られる虎を堪能する残忍な狼はいつしか部屋を何周させたかを数えることをやめ、虎が失神を迎えるまで射精と歩行を行わせていた。
後二十周。その約束が守られることは無いと知る由も無い虎は、甘い苦痛からの早い解放を求めて、自身の体液で汚れた部屋の床を震える足で歩き続けていた。
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