雄々しき牛は仲間からの羨望を浴びつつ舌奉仕に耽る

五月雨時雨

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雄々しき牛は仲間からの羨望を浴びつつ舌奉仕に耽る

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何か、大事なことを忘れている気がする。頭部に生えた二本の角と腰から垂れ下がっている細長い尾を歩行の度に揺らめかせながら、牛獣人の男は自身が暮らす小さな集落へと続く山道を歩きつつ正体不明な違和感の原因を掴もうと思案を巡らせる。
だが、幾ら脳を回転させても牛の男は違和感の理由に気付けない。自分達に起きた決定的な変化の存在を思い出せはしない。
何も分からぬまま集落へと辿り着いた男は、ついさっきまでどうにかして突きとめようとしていた疑念をどうでも良いことへと無自覚に置き換えられ、麓の街から買ってきた食料入りの袋を広場に置きつつ自分と集落の仲間達の常識を非道な魔術で上書きした人間族の男に羞恥を欠片程も感じさせない無様で淫猥な隷属の態度を示し始めてしまった。

「ご主人様、ただいま戻りました。ご主人様の大好きな木の実を、たくさん買ってきました。だから……ご褒美下さいっ。良い子の俺に、ご主人様のおチ○ポ様をお恵み下さいっ」

男に支配される前はただ筋肉質なだけだった逞しい肉体を、男の手で仲間と共に無慈悲な調教を加えられ雄々しき筋肉に覆われた皮膚全てを主と認めた人間の手に触れられて嬉しがる器官へと貶められた肉体を迷い無く青空の下で晒しながら、牛の男は自分の帰りを仲間との交尾に耽りつつ待っていた主に男根を用いた征服をねだる。
引き裂かんばかりの勢いで衣服を煩わしげに脱ぎ捨てた牛は、雄の物とは思えないくらいに乳輪ごと肥大化した乳首とパンパンに張り詰め透明な蜜をだらしなく分泌させている男根を惨めに振り乱すおねだりのダンスを頭部の後ろで手を組み足をがに股に開いた体勢で披露しながら、期待に震えヒクヒクと収縮している尻穴への責めを荒く乱れた呼吸混じりに紡ぐ。
そうして一生懸命に交尾を欲しがる滑稽な牛を眺めながら腰を振り、今犯している牛の男に尻穴のみでの絶頂を強いりつつ腸内での射精へと至った人間族の男は、獣人限定でありながらも驚異的な洗脳効果を有する己が編み出した魔術の威力に充足を覚えながら精液を吐き出し終えた男根を引き抜き、絶頂の恍惚と尻穴から男根が去った衝撃に脱力して地面に崩れ落ちる牛には目もくれずに自分の男根を上手に懇願した牛の男に、かつてこの小さな集落で屈強な牛獣人達をまとめていた長である牛の男に、問いという形を取った命令を尊大な態度で下した。

「入れて欲しいなら、分かるよな?」

問われた牛の答えは無い。牛の男は言葉での返事を行わず、至福に目を潤ませつつ主が求めている奉仕を即座に理解してその通りに肉体を動かし始める。

「はむ、むふ、ぶぁ、んっ、んちゅ」

仲間達を魔術によって支配され孤立無援の立場に追いやられながらも最後まで魔術への屈服を気力のみで拒んでいた牛が、自ら憎いはずの自分の前で膝をつき、男根に分厚い舌を夢中で這わせている。頭部の後ろに回した手をそのままにして、牛は舌と唇のみを使った男根への奉仕を乳首と自身の男根の硬度を更に高めつつ施していく。

「ふふっ、良い子だ。綺麗になったら早速入れてやるよ。今日は他の奴らが嫉妬するくらいにケツ穴を俺のチ○コでほじりまくって、失神するまでエロく育った乳首とチ○コから間抜けにミルクを噴き出させてやるからな?」
「むっ、んむっ、はむぉぉ……っ!」

奉仕の合間に漏れる吐息に思わず愉悦の感情を滲ませながら、自力では時折かすかな違和感を覚えることが精一杯な魔術の牢獄に心と身体を囚われた牛の男は、他の牛達が羨ましげに舌奉仕の様を観察している様子に優越感を募らせつつ、早く尻穴を掻き回して欲しいという欲望を叶えたい一心で舌を更に激しく動かし、仲間の腸液に塗れた愛しい主の男根を清めさせていくのだった。
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