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保健医は不良生徒を攫う

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一体誰が、その行動を想像出来るのだろうか。物腰柔らかな態度で生徒達から慕われ、不良生徒の授業のサボりを助長していると教師から理不尽なまでの勢いで文句を言われても穏やかな対応を行っていた保健医が不良生徒に睡眠薬を盛り、自身のカバンに詰めた上で車に乗せて自宅に連れ去ったと誰が想像するのだろう。
他の生徒も、教師も、不良生徒の親でさえも不良生徒が攫われたなど欠片も考えず、ただただ学校にも行かずに遊び歩いていると考えていた。保健医の自宅に連れ去らわれた不良生徒は騒いでも助けの来ない地下室に閉じ込められ、拘束を与えられた裸体をもがかせながら苦しみ悶えているというのに、だ。

「うー…! ふぐっ、むぅ、むふぅぅっ……!」

赤いギャグボールを噛まされた口から荒い息と呻き声を漏らし、不良生徒は必死になって拘束に力を込める。
しかし、拘束は解けない。生身でもがいたところで、手首と足首に巻き付けられた頑丈な黒革製の枷と枷に繋がれた太く短い鎖はビクともしない。故に不良は両手両足をX字に引き伸ばしてベッドの柵に繋がれた状態からどうやっても抜け出せず、仰向けに寝転がった裸体をベッドから下ろす事はもちろん、保健医が固定していった無慈悲な淫具達を毟り取る事も叶わない。

胸元に黒いテープで貼り付けられたローターに左右の乳首を激しく震わされ、保健医の手で拡張調教を施された尻穴に挿入されたバイブに淫らに育った腸内をめちゃくちゃに掻き回され、射精を行えないよう根元をベルトにきつく縛められた男根を亀頭のすぐ下に緩く巻かれたローター付きのベルトで容赦無く振動させられ、もう射精無しの絶頂を迎えたくないと不良が心の底から思っても、自由を奪われた状態では休み無く快楽を注いでくる淫具達を取り去る事は出来ないのだ。

「んー! むぅ、ふっ、ふぐぅぅぅぅ!!」

また射精を伴わない絶頂を迎え、不良がくぐもった悲鳴を上げて汗と淫液に濡れた裸体を仰け反らせながら潤んだ目を見開く。
終わりの見えない不完全な絶頂地獄に長時間苛まれた不良は、限界をとっくに超えている。頭は、もはや射精の事しか考えられない。

射精の事しか考えられなくなった不良の頭は、数時間ぶりに地下室に戻って来た保健医の姿を見ても怒りの感情を抱けず、口を塞いでいたギャグボールをあごの下にずらされた途端、蕩け切った声ではしたないおねだりの言葉を発していた。

「ぷぁっ…お願い、しまひゅぅぅっ! イかひぇてくらしゃい! しゃせー、させてくらひゃいぃぃぃぃっ!!」

地下室に響くなりふり構わない淫猥なおねだりを聞いた保健医は穏やかな表情に獣欲を滲ませ、堪え切れずに手元に置いた愛しい不良生徒のより可愛く淫らな姿を引き出す為、射精を禁じているベルトに右手を伸ばしていた。
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