反抗的な少年怪盗は檻の中でお仕置きされる

五月雨時雨

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反抗的な少年怪盗は檻の中でお仕置きされる

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「んー……! む、ぐっ……ふぅ、ふぐうぅ……!」

少年怪盗が富豪の男の罠に嵌まって捕らえられ、男が所有する豪邸の地下室に運び込まれてから一日が過ぎた。少年怪盗は相変わらず裸体に施された黒いテープの拘束を振り解けず、狭い檻から抜け出すことも出来ていない。
背中で伸ばしたままの状態から離れられないよう指先から二の腕までをテープに包み込まれた腕は指一本すら思い通りに動かせず、檻の扉を施錠している南京錠に触れることさえままならない。無理矢理に折り畳まされテープできつく括られた足は伸ばすことを禁じられており、少年怪盗は痛みを承知で檻の扉を内側から蹴り付ける動きも取れない。鼻の下を覆い尽くす形で執拗に貼り付けられた口のテープは幾ら口を動かしても剥がれる気配すら見せず、少年は言葉を取り上げられた上に舌と歯を使って手足に与えられたテープを剥がそうと試みることも不可能だ。

「むぅーっ……! んぅ、んぐぅぅっ」

どうやったらこの危機から脱出出来るだろう。檻の中から見える光景を観察し、自由に使える思考と聴覚を研ぎ澄ませ、衣服を剥ぎ取られて丸出しにさせられている幼い男根と乳首をぷるぷると跳ねさせながら少年怪盗はテープとの格闘を繰り返す。しかし、幾ら必死になっても檻から逃げ出す方法は見つからない。手足と口のテープを毟り取る術は思い付かない。それでも何かあるはずだと少年怪盗は諦め悪く思考を巡らせていたが、結局実を結ぶことは無く少年怪盗が閉じ込められている檻が置かれた地下室には無情にも扉の開く音が響いてしまった。
扉を開けたのは、少年怪盗を捕らえて地下室へと運び、檻に入れた張本人である富豪の男。無様な少年怪盗を見下ろして笑い、嘲りを込めた言葉を嬉々としてぶつけてくる少年怪盗の支配者となった男だ。

「手も足も出せないように縛り上げられて、しゃべることも出来なくされたってのに随分と強気な表情だねぇ。捕まってから一日経ったのに、反省の色も無いとは驚きだよ」
「むぅ! んむむぅっ!」

一方的な言葉にプライドを刺激された少年怪盗は、檻の格子の向こうに見える男の笑みに向かって鋭い視線を返し、塞がれた口からくぐもった声で反抗の唸りを発した。
その唸りを聞いた男は笑みを一層濃くすると、わざとらしくため息をついてしゃがみ込みながら残念そうな口調を作って少年怪盗に語りかける。

「少しでも良い子になってたら優しくしてあげようかと思ったんだけど、そんな態度じゃあ非道くせざるを得ないねぇ。ま、こんな状況に追いやられても反省出来ない君が悪いんだから、非道くされても文句は言えないよね?」
「うぅぅっ!? んーっ、んぐぅっ!」

男の手が格子の間を通って、檻に入れられた少年怪盗の裸体に迫る。自分に近付く手を見て少年怪盗は表情を強ばらせ、拒絶の唸りを上げながら身悶えたが狭い檻の中では心の底から拒んでも逃げ場は無く、少年怪盗はあっさりと男の手の接触を許し、男根への細工をも許してしまう。
必死で折り畳まされた足を振り背中で縛られた腕を動かしても、それは男の手をわずかに煩わせるだけで。男の手は少年怪盗の必死の抵抗を簡単に制しながら、幼い男根の根元と亀頭のすぐ下に二本の黒く細い革ベルトを巻き付けてしまった。

「これでよし。それじゃ、お仕置きの開始だよ。たっぷり苦しめてあげるから、しっかりと反省するんだよ、良いね?」

ベルトを巻き終えた男は檻から手を引き抜きながらお仕置きを始めると宣言し、少年怪盗が嫌がる反応を見せるよりも先に引き抜いた右手でズボンのポケットに入れていたリモコンを操作し、少年怪盗の男根に残酷なお仕置きを加え出した。巻き付けたばかりの革ベルトに内蔵された機械を駆動させ、少年怪盗の男根に振動を、決して絶頂にはたどり着けずもどかしさだけが何処までも溜まっていく弱い振動による緩い快楽を注ぎ出したのだ。

「んっ、んむ、むふっ、ぐむぅんっ……!」
「少年怪盗君、私はまた上に戻るからね。一人きりで気持ち良くなりながらどうしてお仕置きをされているのか、自分のどんな態度が悪かったのかを考えておくんだよ。分かったね?」
「むぶぅっ!? んー! んふっ、むふぅぅっ……!!」

こんな状況でほったらかしにされる。その絶望の事実に恐怖し、気丈な態度を歪ませて少年怪盗は地下室の入り口に向かって歩いている男に哀願を放つが、もう遅い。男はもう、少年怪盗を生殺しの快楽の中に置き去りにすることしか考えていない。

「反省した君の姿を愉しみにしているよ。それじゃあね、怪盗君」
「むぅぅぅぅーっ! んー! んぎゅぅぅぅぅっ!!」

悲痛極まりない心の底からの懇願を込めた絶叫を途中で遮った扉は男の手でしっかりと外側から鍵を掛けられ、イきたくてもイけない地獄に嬲られ射精欲に頭を埋め尽くされた少年怪盗の悲鳴が地下室中に満ちた数時間後に男がまた戻ってくるまで、内側の哀しい鳴き声を一切漏らすこと無く閉ざされ続けていた。
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