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捜査員は絶望へと続くスロープを移動させられる

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開かれた扉から、暗闇に向かって光が鋭く差し込んでくる。その光を直接顔に浴びた男は眩しさに目を細めながら、トラックの荷台で身体を起こし開かれた扉の方に視線を向ける。
もしかしたら救いが来たのかも知れない。そんな淡い期待を胸に抱きながら男はじょじょに慣れゆく瞳で光の方を見つめ続ける。
だが、男の期待が届くことは無かった。光に慣れた男の視界に映ったのは、救いとは真逆の展開がやって来たことを嫌でも認識させる、自分を捕らえトラックを用いて本部へと連行した犯罪組織に属する悪人達の残忍な微笑みだったのだ。

「捜査員さん、お待たせ。そんじゃ、愉しい愉しい調教の始まりだよ」
「さぁ、早く立ってこっちに来なさい。変に抵抗したら、きっついお仕置きだよー?」
「んぅ、んぐっ……むぶうぅっ……!」

拒絶の選択肢など最初から無い。それを分かりきった上で一方的な調教を宣言しつつ荷台に乗り込んだ悪達が、床に転がっている捜査員の縄に塗れた裸体を無理矢理に立ち上がらせていく。
抵抗なんて、したくても出来ない。その事実をはっきりと理解した上で悪達は黒色の粘着テープに口を塞がれた捜査員の惨めな唸りを堪能しつつ、二の腕と胴体を遊び無く結合する縄に背中で交差させる形となるよう捻り上げさせられた手首を縫い付けられ、左右の足首同士と太もも同士を縄で一括りにされ、手も足も出せぬばかりか腰回りに這わされた縄で尻穴に固定されたアナルバイブを引き抜くことも不可能にされた滑稽な捜査員の裸体をあらゆる角度から押し不自由な自らの足で荷台から下ろさせていく。
この荷台から出たら淫獄が待ち受けている。それを理性と本能の両方で思い知らされていても、捜査員は悪に思惑に逆らえない。逞しく鍛え上げられた筋肉質な肉体を持ってしても振り払えぬ厳重な縄拘束を着せられ、一人きりで荷台に放置されている間ずっと尻穴を休み無く駆動するバイブに蹂躙されていた捜査員は縛めと憔悴が織りなす二重の制限のせいで、裸体をなりふり構わずに暴れさせることさえ叶わない。
憎んでいた悪に嘲笑われながら、一まとめにされた足でよちよちと荷台に接続されたスロープを移動させられる屈辱。尻穴への刺激に屈して体積を増してしまった男根がみっともなく跳ねる様子を指差されながら、自分をいたぶることしか考えていない悪達の意図に沿って裸体を扱われる恥辱。そんな辱めに苛まれても満足な反抗さえ示せない捜査員はもう、自身を取り囲む悪意のままに支配下に置かれた肉体を責め嬲られるしか無い。愉悦に満ちた宣言と共に尻穴で荒々しく蠢いていたバイブの駆動を引き上げられた捜査員はもはや、涙に潤んだ目を見開き、塞がれた口から喘ぎ混じりのくぐもった絶叫を放ち、全身の縄を軋ませつつ悪が作り出した輪の中心に置かれた裸体をよじらせながら、悪が強いる計画通りに己の存在を淫猥に改造されるしか無いのだ。

「上手に荷台から下りられたねー。こんな良い子の捜査員さんには、ご褒美としてお尻の玩具をもっと強くしてあげよう」
「ふぶっ、んむうぅ!?」
「うんうん、嬉しいな。弱い駆動でじっくり解したケツ穴をめちゃくちゃにほじくり回されるの、気持ち良くて嬉しいよなぁ?」
「今日はこのまま、ケツだけでイけるようになるまで気持ち良く苛めてやろうな。まだケツだけじゃイけないパンパンに膨れ上がった捜査員さんのチ○ポが触られてもないのに精液を撒き散らせるようになるまで、絶対に休ませず、座ることもさせずによがり狂わせてやるぜ。とっても幸せなご褒美だろ、俺達にとっ捕まった間抜けな捜査員さん?」
「んぎゅぅぅ! んもっ、むぅ! ふびゅぅぅぅっ!!」

冷酷な言葉通りにわずかな休憩すらも認めず、疲労が限界に達した裸体が無意識に脱力しようとする動きも肩や腕を掴むことで禁じる非道な悪達に痴態を余すところ無く味わわれる捜査員の男は、幾ら鳴き喚いても決してもたらされない慈悲を虚しく追い求めながら尻穴を延々と掻き毟るバイブによって腸壁を変質させられ、絶えず感じていながらも近寄ることの無かった射精感との距離を強制的に狭められていく絶望の感覚に打ちひしがれつつ、苦悶から逃れようと踊り狂い痙攣する裸体で悪達の歪んだ至福をより濃い物へと深めさせていくのだった。
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