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鳴けぬ猫は全身で願いを表現する

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表面に怪我を防止する為の白くふわふわな毛に覆われたカバーをあしらわれている金属製の枷。それを両手首と足首に嵌められた上で枷とベッドの上下に位置する柵を鎖と南京錠を用いて結合された少年の裸体は、×字に引き延ばされた仰向けの姿からどう足掻いても逃れられない状態へと追いやられてしまった。
頑丈な拘束は、幼き身体を幾ら暴れさせてもビクともしない。丸出しにさせられた小ぶりな男根を間抜けに踊らせながら試行錯誤を積み重ねても、少年は手足の拘束以前に目を覆う黒革の目隠しと口に施された複数の穴が空いている黒色のギャグボールを毟り取ることも叶わず、頭部に装着された白い猫の耳飾りと尻穴に差し込まれた太く長い張型と繋がっている白猫の尻尾飾りを振り払うことも許されない。
ありとあらゆる行動を制限され、ベッドの上に縫い付けられた少年。言葉を封じられた口でなりふり構わずに騒いでも助けが決して訪れない地下室に置かれたベッドの上で、くねくねと情けなく身をよじらせることしか出来ない少年。そんな少年を作り出し置き去りにした男達は、地下を離れる前と全く同じ見た目で自分達を出迎えた少年に欲情を露わにした笑みを浮かべながらベッドを取り囲むと、目隠しの向こうにある気配に気付きつつも何一つとして抵抗を行えない今の己の状況に分かりやすく興奮を示している淫乱少年を更なる悦びへと導くことを目的とした言葉を浴びせ始めた。

「ネコちゃん、ただいま。無様な格好のままほったらかしにされるのは、愉しかったかい?」
「愉しかったに決まってるよなぁ? ちっせぇチ○コとガキとは思えないエロ乳首がビンビンに膨らんでるし、ケツに刺した尻尾は嬉しそうにふるふる揺れてんだからな」
「まぁまぁ、こっちで勝手に決めずにネコちゃんの返事を見てみましょうよ。どうだい、愉しかったかい? 正直に答えたら僕達全員でご褒美をあげるよ……ネコちゃん、愉しかったかい?」

今日初めてネットを通して出会ったとは思えないくらいに自分の被虐を刺激してくれる男達の声が、少年の全身を甘い電流として駆け巡る。閉ざされた視界の代わりと言わんばかりに鋭敏になった聴覚が様々な方向から飛んでくる男達の言葉を惨めさを加速させてくれる至福と認識しながら、男達が帰ってくる前から抑えきれぬ欲望に合わせて張り詰めていた男根の脈動と尻尾付きの張型をくわえ込んだ尻穴の蠕動を激しくさせていく。
それらの衝動は、少年に素直な返事を放たせるには十分すぎる大きな波を有していて、自らの欲に忠実となった少年はそれぞれ斜め上と斜め下に伸ばさせられた手足を支えにしつつ腰を上下に振りながら、自分を淫らに苛めてくれる男達に向かって本能を剥き出しにしたおねだりを紡ぎ始めた。

「あむっ、むぁ、はみゅぅぅんっ!」

気持ち良くして下さい。正確な発言になっていなくとも分かるおねだりの意思表示を少年が一生懸命に披露する。
しかし、意地悪な男達はそれにすぐ応えはしない。意地悪ながらも優しい男達は、地下室に戻る前に話し合った通りのおねだりに対する返事を、蔑ろにされて嬉しがる少年を一層の幸福に追いやる返事をからかうように発し始めた。

「こらこら、ネコちゃんなんだからちゃんとそれらしくお返事をしなさい。でないと、ずーっとそのままだよ?」
「この触って欲しがってるおチ○チンを苛めて欲しいでしょ? なら、ネコらしくにゃーってお願いしなさい」
「ほら、本当にして欲しいなら出来るだろ? にゃーだよ、甘えるように、快感で嬲って欲しいって気持ちを込めながら、にゃー、だよ」
「まぁ、んむっ、ふむぁ、ま、あぁ……!」

ギャグボールを噛まされた口では、男達が要求する鳴き声など出せない。ギャグボールの穴から唾液を溢れさせつつ努力しても、出てくるのはにゃーからは程遠い呻き声だけ。その無慈悲に焦らされている事実さえも興奮の材料に変えながら、少年は男達の前で何も知らない者が見たら救いを請うているかのようにしか見えない動きで裸体を悶えさせ、全身を使ってもっと弄んで下さいの願いを表現していくのだった。
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